【昔のお菓子】
AOWAOW Essay.


 

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【セブ島の子供達を学校へ】
NGOプルメリア



  • File No.79【昔のお菓子】(更新日記より)

    最近、子供のオヤツに妻が「麩菓子」なんてものを買ってくるので、つい懐かしくなってみんな食べてしまう。源氏パイとか前田のクラッカーなんてのも懐かしいな。黙ってつまみ食いなんかすると、当然の様に妻と子供の両方に叱られるので買いに行ったりするのだが、今どきのコンビニでは、子供の頃には確か量り売りで買った記憶があるカレー味のスナックなどが、「なつかしカレー」なんて名で再登場しているので、つい嬉しくなって買ってしまう。昔は量り売りだったので5円くらいから買えたのだが、今は袋入り100円。それでもやっぱり安いかな。いや、子供の頃の100円は大金である。それに駄菓子屋のおばちゃんはオマケしてくれたけど、今は袋入り100円、消費税5%だ。

    駄菓子屋といえば 、紐の先にイチゴやバナナやメロンなどの飴がぶら下がって、紐を引いてクジみたいに選ぶアメが好きだった。当然イチゴが一番小さくて数も多かったので、バナナ狙いをするのだが、駄菓子屋のおばちゃんもしっかりしていて、大きなバナナを狙っているのを知って、バナナのついた紐を短くカットして紐の束の間に隠していた事もあった。ハッカ紙というのもあって、2円くらいで一枚引けたと思う。そして学校の帰りにクチャクチャとハッカ紙を噛みながら帰るのだ、今で言えばガムみたいなものかな?。キナコ飴もあったけど、キナコといえば鐘を鳴らして売り歩く「きなこ餅」のオジサンがいつもウロウロしていたので、飴の方はあまり買わなかった。小学生高学年になる頃にはテレビとタイアップしたお菓子が多くなっていた。今も根強い人気のカードものである。あの頃はやはり袋に入ったクジ形式のカードが人気だった、野球好きの友達は王貞治や長嶋の写真カードが出るまで、ムキになってクジを引いていた。私はウルトラマンカードの方が好きだったが、何故かガラモンばかり引いてしまうのであった。今思えばガラモンは「ウルトラQ」だったよな。

    鐘を鳴らして売り歩く で思い出したが、紙芝居屋さんも居た。鐘を鳴らしながら子供達を公園に誘い込み、キナコ飴や煎餅に得体の知れない液体をつけたものを売り、紙芝居をやるのだ。またこれがいいところで終わってしまうので、次の日も必ず行ってしまうという、今考えると子供の心理を逆手に取った悪徳商売であった。しかし紙芝居屋の口上は格好良く話を聞いていて、いつもワクワクしてしまった。じっさい大人になったら「物売り」になろうかと思ったくらいである。「物売り」という題名のカセットテープまで買った覚えがある。ゲンコツ飴屋の口上は今でも憶えている「来たわいなぁ〜来たわいなぁ〜、ゲンコツ飴屋が、また来たよ。爺さん婆さん孫連れてぇ、早く来ないとなくなるよぉ〜」今なら不審な者が子供を狙っているのではと間違えそうである。

    竿竹売りも リアカーに竹竿を積んで頑張っていた。「竹やぁ〜、竿竹〜」、う〜ん、いい感じだ、お聞かせできないのが誠に残念である。もうとっくに無くなってしまったが「物売りカセット」には祭りになると出没する「ガマの油売り」の口上などもあり、現場で収録したとみえてガヤガヤと臨場感いっぱいだった。「これが別名四六のガマ!、四六・五六は、どこで見分けるかというと前足が四本後足が六本、これを四方八方カガミの箱に入れると己の姿に恐れおののいて脂汗がタラァ〜リ、タラリ!・・・」う〜ん、忘れてしまった。こんな事ばかり書いていると歳を誤魔化していると思われるといけない、年代は忘れてしまったけど新しいものも結構流行っていた。「仮面ライダー・カード」なんてのも集めていたのだ(ん?どこが新しいんだ)。仮面ライダースナック菓子を買うとカードが貰えた。カード欲しさに菓子を買うので、部屋には食べていない菓子がいっぱい。それがバレて、しばらく小遣いを貰えなくなってしまった事もある。ちなみにラッキーカードを引くとアルバムが貰えるのだが、そんなものは一度も引いたことはなかった。そうかぁ、その頃からクジ運が無かったのかぁ〜、くそぉ〜。

     


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