【マッチ】
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【セブ島の子供達を学校へ】
NGOプルメリア



  • File No.80【マッチ】(更新日記より)

    最近近くの喫茶店に置いてあるマッチが、ほとんどど「紙マッチ」になってしまった。紙マッチという言い方が正しいかどうかは定かではないけど、やっぱりマッチは木のマッチが良い。古い話しかもしれないけど、西部劇なんかでガンマンがブーツの裏でバシュ!っとマッチに火をつけていたのが格好良くて、何回も練習したのを思い出す。ついでに、そんな事をしても火が着かなくて悔しい思いをしたのを思い出した。

    そう、あれはロウマッチとかいって、マッチの頭にリンだか何かがついているので着火するカラクリなのを後で知ったのだが、当時は独自にいろいろ考えた。マッチ箱の横の着火させる茶色い部分を、唾で溶かしてマッチ棒の頭に塗り、乾かしてからロウマッチの様に格好良く着火させるワザを身につけたりした。オキテ破りの方法は、茶色の着火紙をクツの裏に貼っておく事だった・・・。ちなみに、なんの徳にもならなかった。

    たしか小学生の時 だったか、マッチを利用する手品なんかも流行った。マッチを着火させるあのコゲ茶の紙を剥がして、ガラス製の灰皿やガラスの上で燃やす。するとコゲ茶の紙が燃えた後のガラスに黄色い液体が付着するので、それを人差し指に取り、火のついていないタバコを口にくわえて親指と人差し指を擦る。するとどうでしょう!あ〜ら不思議、指から煙が〜モクモクモク〜。ちょっと指が臭くなるが、これはけっこう、やった方も多いと思ふ。しかしタバコに火をつけていないから喫煙じゃないのに、オヤジにゲンコツ貰った。

    その他、マッチ棒を並べて牛の形にして「さあ、二本だけ動かしてこの牛を後ろに向かせてください」なんていうクイズも流行った。他にもいろいろなタイプのマッチクイズや手品もどきが流行ったが、タネさえ判れば一回限りのくだらないものだったので、マッチの火が消えるように消えていった。すまん、ロウソクの炎が消えるようにだな、ちと強引過ぎたか・・・。

    タバコを吸いだすと 、マッチのつけ方に凝り。マッチ箱とマッチを片手で持ってバシュッ!と火をつけたり、指を鳴らす様にピッ!っと火を消したりしたものだ。そのうちにジッポーなどのライターへランクアップして、数々の着火ワザにトライしたものである。そうそう、いろいろなマッチ箱なども集めたりしていた。しかし、かさばるばかりで、なんの徳にもならなかった。でも、最近木のマッチを見ることが少なくなって来たので、ちょっと哀しい。

     


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