雑学コラム

【風邪について2】

インフルエンザは豚から人間に感染して流行するワケなんですが、ワクチンを作るにはインフルエンザウイルスを馬に注射してその血液から血清を取り出すということです。毎年、型が変わるのでイタチゴッコみたいですが、元々動物や自然の中に生息していたウイルスが、種の保存の為か、いろいろ形を変えて人間に襲いかかるというのは、ウイルスの住む自然環境を人間が変えてしまうという事に対してのリベンジ(復讐)なのかもしれません。

また、中国南部で水鳥のインフルエンザウイルスがブタに感染してブタのウイルスと融合し、新種となったウイルスが人間に感染して香港から世界中に広まるのですが、中国の水鳥の多くはシベリアから渡って来ており、「ウイルスの故郷はシベリアの湖」という説が有力だということです。

風邪と言われる症候群の原因であるウイルスはインフルエンザウイルス(A型B型C型)の他に、ライノウイルス(鼻風邪程度)や、アデノウイルス(喉にくる)などがあるそうですが、このインフルエンザウイルスのA型と呼ばれる種類が毎年、形を変えて感染するというタチの悪い種類なのだそうです。

いったい何の形が変わるのかというと、A型インフルエンザウイルスの外側に付いていて鼻や喉に取り付くヘマグルチニン(HA)と、ウイルスのコピーを作る時に使われるノイラミニダーゼ(NA)という突起が変化するのだそうです。

このヘマグルチニンには15の種類があり、ブタと人間にはH1〜H3が感染するそうですが、水鳥はH1〜H15全部に感染するそうです。過去にH5N1型という、ブタを経由せずに鳥から直接人間に感染したと思われるインフルエンザウイルスが発見され、香港中の鶏が処分された事もあったそうです。

ちなみにインフルエンザという名前の由来は、15世紀のヨーロッパで。夜空の星の位置が変わると人々に咳きと高熱をもたらすと言われ「天からの影響」という意味で"Influence(影響)"という言葉からだそうです。

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