【少女人形】
ある会社員の男性に、妻と5歳になる娘がいました。
ところが、遺産相続の件で妻と義理の弟がもめて、怒った義弟が娘を誘拐して殺したあと、自ら命を絶ってしまいました。
その1ヶ月後。夫婦は真夜中に、「パパ、中に入れて」という娘の声で飛び起きました。妻がベランダのカーテンを開けると、娘がいつも抱いていた少女人形がそこに立っていたのです。
誰かの悪戯だと思った夫は「誰だ!」と怒鳴りつけました。すると、少女人形の形相が急に変わり、「おい、中に入れろ」と男の声ですごんだのです。
それ は、まぎれもなく義弟の声でした。