マルチOSのススメ2

Windows Vista時代のマルチOSについてまとめてみました。
Xpの代わりにWindows Server 2003、Vistaの代わりにWindows Server 2008でも同じと思う。
Windows XP → Windows Vista の順にインストールする1
OS標準の機能を使う方法。 (1)Windows XP を普通にインストールする (2)Windows Vista を普通にインストールする これだけ。 ただし XP起動した場合にシステムはC: Vista起動した場合にD: などドライブを固定できないはず。
Windows XP → Windows Vista の順にインストールする2
基本はMBMを使って、OSインストール時にパーティションを隠す方法。オススメ (1)Windows XP を普通にインストールする (2)MBMをインストールする (3)MBMでパーティションテーブルのIDを 07(NTFS) から 17(NTFS) に変更する (4)MBMでXPのパーティションをdeactiveにする(Aキーとスペースキーで) (5)VistaをインストールするパーティションをMBMまたはWindows XP上で確保しておく (6)Windows Vista を普通にインストールする(パーティション選択で、WindowsXP部分が C: に見えてないはず) (7)MBMをインストールする(必要なかったかもしれないけど念のため) (8)MBMでパーティションテーブルのIDを 17(NTFS) から 07(NTFS) に戻す (9)起動したときメニューが出るので[F2] キーで名称変更しておくとわかりやすい 確かこんな感じ。 この場合、どっちで起動してもシステムはC:に統一される。 (5)をやらずにVistaのインストール中にパーティションを作ると、MBMで管理できない境界で区切られてしまうので注意。 インストール後、MBMの自動マスク機能で各システムのパーティションを分離しておくと、使用時に互いにシステムドライブを隠せて便利。
Windows Vista → WindowsXP の順にインストールする1
OS標準の機能を使う方法。 (1)Windows Vista を普通にインストールする (2)Windows XP を普通にインストールする (3)Windows XP を起動して、Vista DVD を入れて、DOS窓からBootsect.exe を実行する (VistaDVD):>\boot\Bootsect.exe /NT60 All (4)XPからVista HDDが見えているはずなので、以下のコマンドを実行する   (VistaHDD):>\Windows\system32\Bcdedit /create {ntldr} /d "Microsoft Windows XP"   (VistaHDD):>\Windows\system32\Bcdedit /set {ntldr} device partition=c:   (VistaHDD):>\Windows\system32\Bcdedit /set {ntldr} path \ntldr   (VistaHDD):>\Windows\system32\Bcdedit /displayorder {ntldr} /addlast これでいいはず。ブートの仕組みがntldrからBCDに変更になったので、ちょっとややこしい。 (参考) http://support.microsoft.com/kb/919529/ja
Windows Vista → WindowsXP の順にインストールする2
基本はMBMを使って、OSインストール時にパーティションを隠す方法。オススメ (1)VistaをインストールするパーティションをMBMまたはWindows XPのインストーラの途中のパーティション作成で確保しておく。 (2)Windows Vista を普通にインストールする (3)MBMをインストールする (4)MBMでパーティションテーブルのIDを 07(NTFS) から 17(NTFS) に変更する (5)MBMでVistaのパーティションをdeactiveにする(Aキーとスペースキーで) (6)Windows XP を普通にインストールする(パーティション選択で、Vista部分が C: に見えてないはず) (7)MBMをインストールする(必要なかったかもしれないけど念のため) (8)MBMでパーティションテーブルのIDを 17(NTFS) から 07(NTFS) に戻す (9)起動したときメニューが出るので[F2] キーで名称変更しておくとわかりやすい 確かこんな感じ。 この場合、どっちで起動してもシステムはC:に統一される。 (1)をやらずにVistaのインストール中にパーティションを作ると、MBMで管理できない境界で区切られてしまうので注意。 インストール後、MBMの自動マスク機能で各システムのパーティションを分離しておくと、使用時に互いにシステムドライブを隠せて便利。


MBM - マルチブートマネージャ -
Windows Vistaの時代になっても、やっぱりマルチブートをするのに最適なソフトは MBM と思います。 MS-DOS起動のフロッピーディスクに入れてインストールします。 A:\>mbm install とにかくここからスタートです。 OSインストール後にまたやる必要が出てくることもあります。 A:\>mbm edit これも基本です。OSインストール前やインストール後に使うことがよくあります。 FDDが無いならBootable CDに焼いておきましょう。
Microsoft Shared Computer Toolkit for Windows XP
ネットカフェのような共有コンピュータ向けのツールです。 この中に「Windows ディスク保護」という機能があります。 ディスクの更新を別パーティションに行うように設定できて、再起動時に破棄したりできます。 仮想PCではおなじみですが、それが実機でできるのでいろいろ試すのに便利です。 インストールにはディスクに空き区画が必要です。 インストール後に面倒そうな手順の画面が表示されますが、基本的に共有コンピュータ向けの設定手順なので無視 「Windows ディスク保護」だけを使う場合は、手順7だけで問題無しです。 ・再起動のたびに変更をクリア (これにしておくと、何をやっても最初の状態に戻ります。) ・次の再起動時に変更を保存 (これを選ぶと、再起動したときに変更を確定させます。ディスクを更新するのでそれ以前には戻せなくなります。) ・再起動1回まで変更を保持 (これを選ぶと、変更は確定しませんが、再起動しても消えません。再起動後は変更をクリアの設定に戻ります。) ・変更を無期限に保持 (これを選ぶと、変更は確定しませんが、再起動しても消えません。しばらく試したい場合はこれが便利です。) そういえば戻されるのはシステムドライブのみです。D:やE:など別ドライブは戻りません。 この辺を逆に活用すれば便利かもしれません。 OSが持ってる復元ディスクと組み合わせるといろいろ戻せるパタンが増えることでしょう。 (参考)http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/12/21/sharedtoolkit.html
Microsoft Windows SteadyState
「Shared Computer Toolkit」の後継版。 (参考)http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/06/20/steadystate.html
Microsoft Virtual PC 2007
仮想PCソフトです。 いまさら説明の必要は無いでしょう。 無料です。 NTとかを試す場合は、VirtualPC 2004 を落としてきて、Virtual Machine Additions を拾ってくると幸せになるかも。
Microsoft Virtual Server
仮想PCソフトです。 いまさら説明の必要は無いでしょう。 無料です。
VMware Player
仮想PCソフトです。 いまさら説明の必要は無いでしょう。 無料です。
VMware Server
仮想PCソフトです。 いまさら説明の必要は無いでしょう。 無料です。
NHC - ハードディスクイメージ変換(convert)ツール -
仮想ディスクの変換ツールです。 VMware Playerの場合、このツールでディスクを作るといいでしょう。
NHM - VMware Player用簡易スナップショット管理 -
VMware Playerを使って、スナップショットを実現できます。
MSDN Operating System Subscription
MicrosoftのOSを開発目的専用で手ごろな値段で契約できます。 ちょっと前までは Windows98やWindows2000なども手に入りましたが、Java関連訴訟の問題から、現在では落とせるOSが減りました。 それでも、MS-DOSや、Windows3.1 といったものや、WindowsXP, Windows Vista, Windows Server 2003 など新しいOSが手に入ります。 契約期間中に取得したライセンスは契約期限切れ後も使用可能と明記されています。 ただし開発目的に限ります。 「Windows MSDN Deluxe Edition 優待パッケージ」でJavaも優待対象だったので実質新規の半額の5万円程度で契約可能。 ただし2008年版では、新規とMSDN更新パッケージのみで優待は無しなので10万近くかかるかも。
Microsoft TechNet Subscription
MicrosoftのOSやOfficeなどのアプリケーションを技術評価目的で手ごろな値段で契約できます。 最新OSやアプリケーション、β版が主ですが、Windows Vista、Office2007 だけでなく WindowsXP、Office2003なども手に入ります。 契約期間中に取得したライセンスは契約期限切れ後に使用可能かどうかは不明です。 利用は技術評価に限ります。 メディア不要のダウンロードのみの契約 TechNet Plus Direct であると39000円。 キャンペーンで割引されることもある。(例)2008/06/31期限で23000円で契約可能。



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