HHONORS会員になる利点

 ヒルトンホテルを利用するにあたっては、HHONORS会員になってお くと何かと有利です。以下に、その理由について列挙します。

(1) 配偶者無料特典が使える

 この特典はHHONORSの一大特長でもあるのですが、会員であれば奥さん/旦那さんが一緒に泊まる場合に限って、その分を宿泊人数から除くことができ ます。つまり、

[自分と奥さんと2人で一部屋を使う場合]
 1人分として予約できます。
[夫婦と小学生以上の子供1人で一部屋使う場合]
 2人分として予約できます。

 webで予約した場合は、後にホテルに電話かe-mailで配偶者無料特典を使う旨、事前に知らせておく方が良いかと思います。

 外国の多くのホテルでは1人の予約でも2人使用の予約でも、部屋料金は同じであることが多いのですが、日本のヒルトンホテルではほとんどが2人予約の方 が数千円程度、高額に設定されています。日本国内でヒルトン系列ホテルを利用する場合には、会員になっておく方が絶対に有利です。

 朝食/夕食付きレートなどの場合は、海外のホテルでも利用人数によって部屋料金は違ってきます。この場合、規則上はパッケージ料金ということで特典対象 外になりそうなのですが、実際には多くのホテルで1人料金で2人分の食事が頂けているようです。

(2) 会員オンリーの特別レートがある

 時折、ラックレートと同じ値段で様々な特典を附加されたレートが出ることがありますが、こういったものの中にはHHONORS会員であることが適用条件 になっているものがあります。

(3) ゴールドVIPになると、多くのホテルで朝食が無料になる

 会員レベルがゴールドに至ると、ほぼ全てのホテルで無料の朝食が頂けます。これについては、次のページで詳述します。

(4) ポイントによる無料宿泊にはあまり期待しない

 航空会社のマイルですと、うまく使えば「1〜2度の旅行で貯めたマイルで特典チケットが入手できる」なんてこともありますが、では、 HHONORSはどうでしょうか。HHONORS会員がヒルトン系列ホテルのサービスを利用すると相応分のポイントが附与されるのですが、HHONORS ポイントは 正直のところ、そんなに使えるものではありません。日本国内ではヒルトン成田がもっともreward levelが低い(カテゴリー2)のですが、それでも無償宿泊で1泊するに20000ポイント必要で、それには2000ドル分を有償宿泊などで利用しなく て はならないのです。つまり24万円ほど使ってようやく1万円程度のバックが得られるわけで、還元率は高くありません。それに、一年間ポイントの増減が無い と、ポイントは失効してしまいます。よほど利用する人か、HHONORS提携のクレジットカードを持っている人でもない限り、ポイントそのものにはあまり 期待は寄せられないでしょう。た まに利用する程度の人にもっともご利益があるのは、やはり(1)か或いは(3)ということになります。

・HHONORSポイントの価値
 航空会社のマイルと同様、こういったものに現金価値を見出すのはあまり意味がないかも知れませんが、私は1ポイントあたり0.5円程度の価値と見ていま す。特典宿泊を利用しようという際、1ポイント=1円以上の価値で使えるのであれば、お得なのではないかと思います。

・ポイントストレッチャー特典
 特定のホテルが特定の時期に設定する宿泊特典で、普段の4割引のポイントで泊まることができます。行き先と時期が合えば非常にお得ですが、この特典を設 定しているホテルはそう多くはありません。設定ホテルや時期については、HHONORS のこのページで調べることができます。目的のホテルを表示させた後、moreボタンを押してください。私のお薦めとしては、
Conrad Centennial Singapore 21000ポイント
Hilton Hanoi Opera 15000ポイント
Grand Hilton Seoul 18000ポイント
あたりが、日本人には使いやすいかと思います。

・部屋のアップグレードにポイントが使えるか?
 ということに関しては、HHONORSの場合、残念ながら不可です。スターウッドのSPGポイントですと、ホテルにてポイントを用いたルームカテゴリー アップが可能なのですが・・・。無料宿泊にまで至れるポイントはそうそう貯まりませんから、5000〜10000ポイント程度で部屋のアップグレードや食 事のサービスでも受けられれば有り難いのですけど、現状、ありません。


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