ヒルトン系列のホテル紹介

 ヒルトン系列ホテルのブランドには、次のようなものがあります。これら は全てHHONORSに参加していて、会員としてのベネフィットを受けることができます。



 グループの名前にもなっているブランドで、基幹的な存在のホテルです。北米のHiltonのほとんどはHilton Hotel Corporationによる運営で、それ以外は元別会社であったHilton Internationalによる運営であったため、同じ名前を冠していても両者の雰囲気はかなり異なっており、北米のHiltonの方が北米以外の Hiltonよりずっとカジュアルです。2006年にHilton Hotel CorporationがHilton International社を買収した後も傾向は基本的に変わっておらず、ホテルの雰囲気や価格形態、コンピュータ上の処理は北米と北米以外とで違いが あります。

 

 Hilton Hotel CorporationとHilton International社が共同で立ち上げたホテルブランドで、一時はHiltonグループの最高峰のブランドでした。世界各地に存在し、宿泊者に無 料で提供されるぬいぐるみが好評です。



 Hilton Hotel Corporationによる運営で、主に北米に存在します。高級モーテルからホテルまであります。



 Hilton Hotel Corporationによる運営で、主に北米に存在しますが、最近はヨーロッパにも進出しています。5階程度の低層の建物であることが多く、エグゼク ティブフロアを持ちません。ゴールド会員には1階にあるショップで使える5ドルのクーポンがもらえていましたが、2007年にはその特典はなくなりまし た。



 Hilton Garden Innより更にカジュアルなInnで、全ての宿泊客にホットミールを含む朝食が提供されるのが特長です。低価格のためか、固定マイルを選択していると 100マイルしかエアラインマイルを加算してもらえません。



 私には宿泊経験がないので、よく分かりませんが、全ての部屋が寝室と居間が分かれたいわゆるスイートの造りになっていて、朝食や夕食、カクテルタイムが 全宿泊客に対して提供されるとのことです。



 こちらも残念ながら、私には宿泊経験がありません。サービス内容としては、Embassy Suitesに準じているようです。



 タイムシェア型のリゾートであるHGVCですが、空室を一般向けにも出しています。寝室を1〜2つ備えたスイートタイプのコンドミニアムです。



 Hilton Internationalによる運営で、主に北欧にあります。私には宿泊経験がありません。



 最近になって登場した、Hilton系列の中での最高級ブランドです。レートは軒並み500ドル以上で、特典宿泊も最低70000ポイントは必要です。


[ホ テルの序列]

 北米の中で比較した場合の、ヒルトングループ内の各ブランド比較で言いますと、序列は概ね次のようになります。

・一般ホテル
 The Waldorf=Astoria Collection > Conrad > Hilton > Doubletree > Hilton Garden Inn > Hampton Inn
・家族滞在向け
 Hilton Grand Vacations > Embassy Suites > Homewood Suites

 もちろん、場所や時期によって、価格や設備が逆転しているケースもあります。


[Hilton Hotel CorporationとHilton International]

 この両企業の歴史については、こ のページに日本語で詳細な説明があります。実際にはこの後、2006年に米Hilton Hotel Corporationが英Hilton Internationalを買収し、さらに2007年には全てのHiltonが投資会社に買収されました。


[各 ホテルの経営]

 Hiltonブランドはコンビニエンスストアと同じく、フランチャイズでもあります。Hilton直営のホテルも数多くありますが、アメリカ以外のヒル トンホテルの多くは、実際には地元企業が経営しています。ホテルが時折ホテルブランドを替える(リーガロイヤル成田→ヒルトン成田)ことがあるのは、その ためです。
 このような事情から、多くのホテル(Hilton直営でないホテル)にとって、本当のお得意様はHHONORS上級会員でなく、そのホテルにたくさんの お金を落としてくれた客ということになります。HHONORSゴールド会員に対して部屋のアップグレードが渋いホテルでも、宿泊実績を重ねるうちに扱いが 良くなっていく可能性は充分にあります。


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