MicrosoftのBASICでは単純変数の名前と配列の名前に同じ綴りを用いても左括弧の有無で識別されますが,Full BASICでは,単純変数と配列に同じ綴りの名前を用いることはできません。たとえば,
10 DIM A(10) 20 LET A=24 30 LET A(2)=10 30 PRINT A+A(2) 40 END
は,文法上の誤りになります。
Full BASICの組込関数のうち括弧を伴うものは予約語ではないので,それと同じ名前の単純変数を用いることができますが,その場合,上と同様の理由で,組込関数は使えなくなります。たとえば,
10 LET EXP=10 20 PRINT EXP(2) 30 END
は文法上の誤りです。