CD-ROMドライブ、フロッピードライブ無しでの Windows95の再インストールについて

リブレット用のフロッピードライブ、CD-ROMドライブが無くても、もう一台 パソコンがあればWindowsの再インストールは可能です。

ここで紹介しているのは新しいHDをフォーマットしWindowsを再インストール する方法です。別に新しいHDでなくてもかまいません。

数人の方から質問があったので、参考までにかいておきます。 ただし書き方は不親切です。

RS232Cクロスケーブルと str.com(クロスケーブルを使ってファイル転送するフリーウェア)があるとすごく便利だ。str.comはベクターデザインか同社出版のCD-ROMにある。これをFDに入れて用意しておくと救われるかも


フロッピードライブ、CD-ROMドライブがついているデスクトップ機又は ノートパソコンを使います。これを母艦と称す事 にします。リブレットには 入力ドライブが無い(FD持ってる人はこのページ読む必要ありません)ので、 買ってきた新しいハードディスク(新HD)を母艦に接続して、 Windowsのインストールに必要なファイルをコピーしてしまう方法を紹介します。 Windowsのインストール自体はリブレットで行います。

注意しなければならない点は、リブレットはハイバネーション用にHDに 専用空間を必要とする事です。そのため、新HDのFDISK作業は リブレット上で行わなければなりません。(母艦上でFDISKを行うと、 ハイバネーション用のスペースを取ることができません。)

そのため、何とかしてリブレットを起動させ、新しいHDをFDISKさせな きゃだめです。リブレット用のフロッピードライブがあれば簡単なのですが、 それが無いなら面倒でも以下のような手順で実行できます。


ステップ0:準備

  • フロッピードライブ、CD-ROMドライブがついているデスクトップ機または ノートパソコンを使う。これを母艦と称す。
  • 何が起こるかわからないので母艦のバックアップを取る。
  • 「アプリケーションの追加と削除」から起動用FDを制作する。

    ステップ1:新HDに最低限のDOS環境を作る

  • 母艦のC:ドライブを外して、新HDを接続する。(注意:スレーブとして 追加ではだめです。追加HDでは起動環境を作れません)
  • 母艦のBIOSで認識させる。 このとき必ずLBAではなくNormalにする。
  • 新HDは未フォーマットなので母艦を起動FDで起動する。
  • FDISKで全領域を確保(FAT32は使わない方がいいと思う)。
  • 母艦をFDで再起動
  • 新HDをフォーマット(FORMAT C:)、システム転送(SYS C:)、その他ファイルをコピー(COPY A:*.* C:)
  • リセットして新HDから起動できることを確認する
    もしこの時、新HDから起動できなかったら、FDで起動してから FDISK /MBR を 実行すると起動できるかもしれない。

    ステップ2:ハイバネーション用の空間を作る

    せっかく起動HDを作ったのだが、このままではリブレットでのハイバネーション用 のスペースが無い。リブレット上でFDISKを行うと、リブレットのBIOSが自動的に 作ってくれるので、リブレットでもう一度FDISKを行う。
  • 新HDをリブにつないで新HDからリブ起動
  • リブでFDISKを行う(全領域確保が無難だが、分けてもよい。分けるなら アクティブ化を忘れずに)。これでハイバネーション空間が用意された。
    (この状態のHDは、パーテーションを切ってあるけど中身が空なので 立ち上がらない。)
  • 新HDを母艦に戻し、母艦をFDで起動
  • さっきと同様に新HDを、FORMAT C:、SYS C:、COPY A:*.* C:
  • リセットして新HDから起動できることを確認
    ちなみに、この時FDISKで新HDのマップを見てみると99%程度に なっていることが確認できるはず。これはハイバネの空間が確保されているから。 100%で無ければ良い。

    ステップ3:Windows95のインストール

    新HD(C:\)にWindows95CD-ROMの \WIN95 フォルダをすべてコピーすれば リブレットでWindowsのインストールができる。

  • 新HDを母艦につなぎ、CD-ROMドライバ付きのFDで起動
  • Windows95CDROMの\setup フォルダをすべてコピー。念のため書いておくと
    C:\>MD WIN95
    C:\>CD WIN95
    C:\WIN95>COPY D:\WIN95\*.*
    D:\setup.exe など、\WIN95 以外のフォルダ・ファイルはとりあえず全て不要です。 もし、DOS用のCD-ROMドライバが無くて、 FDで起動しただけではCDROMが読めないなら、 上記した RS232Cクロスケーブルとstr.comの組み合わせが役に立ちます。
  • 新HDにstr.comを入れてリブレットを立ち上げる(DOSが起動するはず)
  • 母艦を元のHDに戻してこっちにもstr.comを用意する
  • 母艦のWindowsを立ち上げればCD-ROMが読めるはず
  • str.comでWindows95CDROMの\WIN95 フォルダのファイルの転送を行う。 リブレットにC:\WIN95 フォルダがコピーされたらあとは通常どおりWindowsの 再インストールを行ってください。
    C:\>CD WIN95
    C:\WIN95>setup


    Windows95のライセンスについて

    ここでは Windows95 を CD-ROM からインストールする方法について書いてあります。

    難しいことは分かりませんが、リブレットはWindowsプリインストールなので、 リブレットを購入した代金にWindows95の1セット分の料金が含まれてるのではないでしょうか。 もし気になるならリブレット上で作成したバックアップFD群から 再インストールしてください。基本的にやり方は同じです。 全てのFDのキャビネットファイル(*.cab)をC:\WIN95にコピーすればよいはずです。


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