★1997年篇★
『映画秘宝』編集部も注目(^-^;;してるらしいまるたつの超お手軽映画感想文です
原則として映画館で見たものを対象とします。記憶違い、勘違いもあるのであまり参考にはなりません。

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白蛇伝1997/12/29(丸の内シャンゼリゼ)
1958年、東映作品。
本編上映前に当時の大川博社長が延々東映の動画の自慢をする予告編が愉快。
たしかこの人その昔、東映フライヤーズ(懐かしいね〜)が優勝した時に背番号100のユニフォームを着て胴上げされたんでしたね。
さて、白蛇伝だ。
声は森繁久弥と宮城まり子の二人だけで登場人物から動物、ナレーションまでやってしまうのが凄い!
一時間半、白蛇の精と青年の恋をめぐって美しい画面が動きます。さすが大川社長が自慢するだけのことはある。
ところで館内の観客は子供より大人の方が多かったみたい。
今の子供達が見ても面白い作品だと思うんだけど。
昨今のいわゆるアニメ絵とはちがい品があるよね。
とはいっても品性のないのも、アニメや漫画の魅力ではあるのだけどね。

モスラ2海底の大決戦1997/11/16(上野東宝)
子供向けの早朝(9時開映)試写会だったのだが開映前からポップコーンを通路にまきちらすわ、喧嘩はするわで大騒ぎ。
それでも上映開始となると静かになるから面白い。
同伴のお父さんは休日も早起きして疲れたか居眠りする人も。
それを見た子供が「パパ、見ないの?」と起こすのが微笑ましい。
1時間を過ぎ子供たちも飽きてきてざわつきはじめたころ、モスラが海中での戦い用に水中モードモスラに変身すると場内がどよめいた。
私の目には羽の生えたカジキマグロに見えたんだけどね。
ベルベラ役の羽野晶紀ちゃんが妙にはまってて面白い。
彼女は第二の曽我町子になるかも知れない!(よくわからないたとえだけど)
そうそう、PowerMac7300か7600と思える機種が登場するよ。MacOSの起動画面もはっきり出ました。

家族の気分1997/10/17(シャンテ・シネ2)
『百貨店大百科』『猫が行方不明』のセドリック・クラピッシュ監督の最新作。
原題はなんだか知らないがこの監督の作品はいつも邦題がいいよね。
配給会社の担当者のセンスが光ってます。
主な出演者は6人だけで舞台はほとんどカフェの中。
劇的な展開じゃないんだけど家族の気分がよく出ています。
30歳の独身の妹に向かって兄が『酢には蝿が寄ってこないぞ』と言うセリフがあるんだけどこれはフランス語では一般的な表現なのだろうか?
母親役の人が清川虹子に似てました。そうです、あーゆー顔です。

Lie Lie Lie1997/10/9(丸の内シャンゼリゼ)
利江、理絵、里恵じゃないよ。
トヨエツが詐欺師に扮し大暴れ!酒豪編集者の鈴木保奈美ちゃんは劇中PowerBookで原稿を書きます。
原作は中島らも氏。
例によって読んでないけど原作も面白いと思える。
舞台挨拶のあった 初日は徹夜で並んだ人もいたらしいがそれから数日たったこの日は手足の指で数えられるくらいの入りだった。
なかなか面白い映画なんだけど、みんな映画館に行かないでビデオが出るのを待ってんだろうね。

妻の恋人、夫の愛人 1997/9/3(銀座シネパトス)
ジョン・ダイガン監督作品。
陰気な英国人劇作家の夫に情熱を秘めたイタリア人の妻。
夫の愛人は、若くて知的な黒人女性。妻の恋人は、女たらしのアメリカ人映画俳優。
う〜ん、私の好みからいうと愛人より奥さんのほうがいいような気が(^-^;;
ジョン・ボン・ジョヴィが出てるのが話題らしいけど私は映画館に入るまで知らなかった。
はっきりいってあんまり面白くなかった。
映画の日割引で1000円なので、なんでもいいやとふらっと映画館に入った私が悪いんです。

『沖縄怪談逆吊り幽霊・支那怪談死棺破り』(1962),『生首情痴事件』(1967),『怪談バラバラ幽霊』(1968) 1997/8/26(亀有名画座)
どうだ、大蔵映画3本立てだぁ!まいったか!
山田誠二氏の著作『幻の怪談映画を追って』(洋泉社・刊)に詳しく書かれているので詳細はそちらをごらんください。
暖炉の横に仏壇のある洋間で幽霊が恨みをはらします。
逆吊りになる幽霊もいます。
合掌。

ウォレスとグルミット 1997/8/13(シネ・ラ・セット)
1995年、英国。 発明家ウォレスと愛犬グルミットのクレイアニメ。
併映の短編も楽しい。洗濯機のクレジット支払が3日おくれたせいで地獄に行くおばさんがハンドバッグをとりに蘇る物語りは愉快だ。
夏休みとあって小さな子供連れも多く怖いシーンでは泣く子もいた。
しかし一番怖かったのは黒いキャミソールを着て上映開始後すぐに鼾をかいていた白髪混じりのおじさんだ。
あのオッサンはなんだったんだろう?

百貨店大百科 1997/8/11(シャンテ シネ2)
『猫が行方不明』のセドリック・クラピッシュ監督の1992年の仏映画。
またしても題名通りの内容の映画だ。
百貨店にはいろんな物がある。いろんな人がいる。
コンピュータは、うかつにRESETはしないほうがいいってこともわかる映画だ。
おフランスの人もいろいろあって、なんとかなってるわけなんだね。

アスパラガス 1997/8/6(BOX東中野)
1979年スーザン・ピット制作アニメーション。
70年代の香りがします。
いきなりお尻から出るアスパラガスに目を奪われた人はイメージの中で遊べます。
あまり親子そろって見るアニメーションとはいえないかも(^-^)

学校の怪談3 1997/8/1(光が丘テアトル西友)
監督、金子修介。
主演、西田尚美。
顔のない妖怪たちから子供たちを守る八橋先生は顔があるけど胸がない。
雨上がりの泥んこの運動場で行われる運動会から今回の怪談は始まる。
きれいなお母さんに黒木瞳、そうでないお母さんに渡辺真知子が扮します。
親子で楽しめる夏休み映画の一本。

鉄塔武蔵野線 1997/7/2(テアトル新宿)
監督、長尾直樹。
全篇に流れる、おおたか静流の歌声が心地よい。
田口トモロヲはこの映画でも走ります。でも川は飛び越せなかった。
この映画で送電線に男女の区別があるのを知った。どうやって見分けるかは映画を見てのお楽しみ。

八日目 1997/6/13(銀座テアトル西友)
1996年ベルギー・フランス映画。
母の住む家を訪ねるダウン症の青年と、別居した妻子を訪ねるモーレツサラリーマン(死語)の中年男の心暖まるハートウォーミングムービーかと思ったら、いわゆるカルト系ロードムービーでした。
上映途中で急に場内の照明がつきスクリーンの幕が閉まったのには驚いた。
終映後『お見苦しい点がありました。』とお詫びしてたけどほんとに見苦しかったぞ!

アヘン戦争 1997/6/7(文京シビックホール)
1959年、中国映画。
第289回現代中国映画上映会
新中国建国10周年記念制作映画。
アヘンを中国に売りつけ銀を持ち出す英国に立ち向かう欽差大臣・林則徐を趙丹が演じます。
以前の現代中国映画上映会は池袋の豊島公会堂が会場だったが、あそこは上映中に地震が来たら覚悟が必要な建物でとてもスリルがあった。
最近は文京シビックホールで上映されている。
この会場になってから初めて行ったけどバブル期に建てられた典型のような建物だ。こんな立派なものを税金で建てる必要あったのだろうか?
まぁ、たしかに奇麗ではあるが。

HOBOS 1997/5/27(中野武蔵野ホール)
脚本監督、熊沢尚人。
TSUNTAがTSUNTAという役名でストリートミュージシャンを演じます。
プロデューサーあがた森魚が元ヤクザ役で出演して、TSUNTAからショバ代をむしりとる場面で『人の歌を勝手に歌うんじゃあねえよ!』と叫ぶのが可笑しい。
なんとこのシーンの前にTSUNTAは赤色エレジーを路上で歌っていたのだ。
全遍に流れるTSUNTAの歌声がいい。ライブも一度行ってみたいとおもわせる曲ばかりだ。
それにしてもあがた森魚氏の頭頂部が少し薄くなっていたのが年月を語っていたぞ。
第一回目の上映で観客は3人。
やはり映画は平日の昼間に小さなスクリーンを 小人数で見るに限るね。

変面 1997/5/22(丸の内シャンゼリゼ)
中国映画。
大地の子で養父役を演じた朱旭が今回も養父役を演じ、この映画では8歳の女の子を育てます。
変面というのは顔にいろんな表情のマスクをつけて瞬時に変化させる大道芸で、これの後継者にしようと人買いから買った男の子が実は女の子だったのでドラマが生まれるわけだ。
この女の子がうまいんだな、これが。
『イエーッ、イエッ!(おじいちゃんの意)』と叫ぶ声が耳に残って泣かせます。
上の階で『失楽園』を上映してたので間違って地下に来た客もいると思う。
当然の事ながらこの映画に黒木瞳は出ません(^-^)

祝祭 1997/5/7(シネ・ラ・セット)
韓国映画。
テーマは葬式。主人公の年老いた母が死・・・いや、一度は生き返るが結局亡くなってしまうところから物語は展開する。
母の葬儀と、作家である主人公の書いた母を題材にした童話のエピソードが並行して進んでいく。 やがて葬儀も終わり一族は記念写真におさまる時カメラに、全員が一斉に『キムチ〜』と笑顔を向けるのが面白い。
今年から始まった毎月第一水曜日が映画の日サービスで1000円均一。
劇場は張り切って整理券を発行してたけどそんなもの不必要の入りだった。
とは言っても平常よりは多いんだけど(^-^;;
がんばれ!シネ・ラ・セット!

ファンタスティック・プラネット 1997/4/25(シネ・ヴィバン六本木)
1973年制作のフランスのアニメーション。
巨人族(向こうから見ると人類が小人なんだけど)の惑星で暮らす人類の運命を淡々としたタッチで描く1時間12分。
画面は静かで淡いんだけど音楽は70年代らしくギンギンのグヮングヮン、これが妙にマッチして相乗効果をあげて、心地よいんだ。あの『デッドマン』のニールヤングを彷彿とさせる。
帰り際観客の会話で『私の見た夢みたいだった』というのが聞こえてきた。
うん、彼女の感想は当たってる気がする。

太陽の少年 1997/4/23(テアトル新宿)
1995年制作の中国映画。
70年代文革の嵐の中でも少年達は青春してるのだ。
美少女の米蘭に恋する少年の日常が描かれる。日常と言ってもこの少年、学校さぼって他人の家の鍵をあけて楽しんでるんだけど。
そんなある日、米蘭の部屋に入り壁にかかった彼女の写真に一目惚れするわけだ。
しかしこの写真は実在したのか?そう、いまや中年になった主人公はその確信がもてない。
うんうん、筆者もおぢさんだけど、ほんと今となっては10代の自分が実在したのかどうかもあやふやだ。
でもたしかにあの頃はこの映画の主人公のように輝いていたような気がする.........(遠い目)。

熱帯魚 1997/4/18(三百人劇場)
前売り券を有楽町交通会館1Fのチケットショップで買ったんだけど売り場にいた眼鏡の小太りアンちゃんがくれたお釣が5000円少ないでやんの。
文句を言ったら黙って5000円を出して同僚の女のコとおしゃべりの続き。
それでも客商売か〜!v(-''-)v
とは言ってもこの逆にお釣が5000円多かったらその場から全速力で走り去るけどね。
映画は台湾のコメディ。
陳玉勲監督からすべての夢見る人達に捧げられています。
いちおう僕も夢見る人(^-^)なので楽しめました。
橋幸夫の往年のヒット曲『恋をするなら』台湾バージョンが聴けます。
ほんと、恋をしたいよね。
この映画を見ると恋するには相手と口をきく必要はないってことがよくわかるよ。

スリーパーズ 1997/4/17(スカラ座)
ブラッド・ピット主演ってことになってるんです。
でもロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンの両おじさんの印象が強くってねぇ。
時間もちょっと長すぎるかな。
場内で客の携帯電話が何度もなって気になった。
こーゆー劇場の客ってエンディングを見ないで早々と退席する客が多いよね。
椅子も狭いし照明は暗いし空調は悪いし、もうこーゆー映画館は消えるしかないのかも。
僕だってお付き合いじゃなかったらこんな映画館でこんな(^-^)映画見ないよ。

樹の上の草魚 1997/4/9(BOX東中野)
原作は薄井ゆうじ。
小説の雰囲気がよく出てると思う。と言っても例によって未読なのだが(^_^;;
万年落選の政治家に筒井康隆。
ビデオ屋のホモ店長に浜田光夫。
オチンチンを集める医者に鈴木清順。
オチンチンが脱落する男のコに吉本多香美。
その男のコの相手に西川きよしの息子の西川忠志。
こんな人達が出演してます。
静かな、いい映画です。

マーズ・アタック! 1997/4/4(丸の内ピカデリー1)
空飛ぶ円盤(UFOというより、こうよびたい)は空飛ぶ円盤らしく、火星人は火星人らしく、宇宙から見た地球は宇宙から見た地球らしく、期待を裏切らない空想科学映画!
トムジョーンズ役のトムジョーンズは相変わらず腰を振って唄ってます。
一番印象に残ったのは米国大統領役のジャックニコルソン。
メイクしてないのに火星人より怖かったぞ。
そんな映画です。(どんな映画だ?)

ダンテズピーク1997/3/25(丸の内シャンゼリゼ)
休火山のダンテ峰が大爆発!
地質学者の主人公が最後には根性と体力でパニックから脱出します。
絶体絶命の場面でおびえる子供たちに『海で釣をしたことがあるかい?』と聞くと、子供たちは『ない』と答えます。
『私もないんだ。これが終わったら皆で海に釣に行こう。』な〜〜んて現実では言えないと思うけどいい台詞だよね。
全編にわたって学者たちがコンピュータや器材を叩いたり蹴ったりするのが愉快なり。
ラストでも蹴りが決まって助かるんだけど、これ以上は書かないでおこう。
でも最近地震が多いから怖いなぁ...

ジャック1997/3/21(シャンテ・シネ3)
F・コッポラ監督作品。
少年の心を持った大人の男は魅力的だろうか?
外見は40男で中身は10歳の少年が主人公だ。
予告篇を見た時はコメディかと思ったが本篇を見てそれは先入観だったのに気付いた。
泣けますよ、この映画は。
笑わせて、泣かせて、テーマもストレートに観客にぶつけてくる。
なるようになるのだが、それでも泣けてしまう。
場内のあちこちでハンカチで涙をぬぐう人が鼻をグズグズいわせていた。
筆者などはおもわず声を出して泣きそうになってしまいましたよ。
とは言ってもいわゆる難病かわいそモノじゃありません。
あくまでも前向きに人生について考えさせられ、肯定的な感動の涙にむせるっていう仕掛けです。
久々にお金を払っても損をしない映画と人にすすめられる映画です。
筆者も心は少年のつもりですが外見はおじさんです。
それでよけいに感情移入できたのかも知れませんがね(^_^;;

秘密と嘘1997/3/14(シャンテ・シネ2)
家族も人生も秘密と嘘にあふれている。
20数年前、出産して顔も見ないで養子に出した我が子と会う中年女性の心の揺らめきを描いた物語。
しかし当人たちには深刻でも他人から見たら少し滑稽に見えるのもまた真実なのだ。
映画のクライマックス、成長した娘を家族に涙ながらに告白する場面で、笑った観客もいたがここは素直に涙を流すのが観客の王道といえるだろう。
舞台は英国なのだが庭でバーベキューをするシーンで『アメリカ人みたいね』と主人公の中年女性がつぶやくのが印象的。
このおばちゃん、今回涙の対面をする娘を手放した後、これまた未婚で赤ちゃんを産んでるんだね。 そのお相手は米人医学生だったんだって。アメリカかぶれだったんですかね。
この米人医学生にも当然捨てられその後女手ひとつでこの娘を育ててきたわけだ。この娘の21歳の誕生日パーティってのがこのバーベキュー大会で、そんでもって手放した最初の赤ちゃんのことを告白したわけだ。
その赤ちゃんってのはもう大きくなっていて実は友人と称してこのパーティーに連れてきてたんだからたまらない。
そうしたら同席の弟の嫁さんが『私は不妊よ』と告白してまた涙。
家族のさまざまな感情が渦巻く状況になってしまうわけだ。
そんな家族の秘密と嘘の中に、他人がたまたまパーティに呼ばれていたらどうしたらいいんでしょうね。
この物語には、いたんです。
そんなあわれな役回りの人が。
中年女性の弟の経営するカメラスタジオのアシスタントの女のコがその犠牲者。
この人の胸中を察すると、『こんな修羅場によばれてお気の毒さま』としかいいようがないね。
まぁ、いろいろあって午後の陽だまりの中、二人の娘に囲まれてこのおばちゃん『人生っていいわね』とつぶやいて唐突に終わる。
そうそう、弟がスタジオでいろんな人の写真をとるのだが、それぞれにまたドラマがありそうな人々で想像力を駆り立てる。
再会する方の娘の父親に関しては最後までヒ★ミ★ツ★

痩せゆく男1997/2/13(ニュー東宝シネマ1)
男が痩せていく物語です。
打ち切り前日の割りには客の入りはまぁまぁだった。
といっても二桁の人数だけど。
原作スティーヴン・キングの映画は殆どこけるというジンクスがあるそうだけどこれも例外ではなかったみたい。
全体の雰囲気が 1950年代のB級ホラームービーなんだけど、もともと原作者のスティーヴン・キングがそのてが好きなんだから、そういう意味では原作に忠実なんだと思う。
と書いておきながら原作は読んでなかったりするんだから、いいかげんだよね僕も。

弾丸ランナー1997/1/14(テアトル新宿)
休日前夜のレイトショーということもあってかなかなかの客の入り。
少なくとも前日の誘惑のアフロディーテよりは入っていた。
物語は単純明快。
気弱なコックで銀行強盗の準備にコンビニに入って万引きを見つかり走って逃げる男に田口トモロヲ。
それを追っかける本職はミュージシャンで、バイトにコンビニの店員をしている麻薬中毒の男にダイヤモンドユカイ。
さらにそれを追っかけて走るのがユカイに麻薬を売っているヤクザの堤真一。
ラストの出演者一覧にジーコ内山の名前があったが、たぶんスキンヘッドばかりの暴力団の一員だったのだろう。
全体を貫く疾走感は往年の漫画まことちゃんを連想させる。
この映画を見終わった観客はそれぞれ夜の新宿に全力疾走で飛び出して行くのだった。

誘惑のアフロディーテ1997/1/13(松竹セントラル3)
ウッディ・アレンの監督25作目。
例によって都会に生きる人々の人生の機微を面白悲しく、苦味をまじえて描きます。
今回の役はスポーツライターでテーマは養子。
そういえばウッディ・アレンは養子関連の醜聞があったがあの件はどうなったのだろうか。
この映画は正月興行だったのだが果たして新年早々ウッディ・アレンを見たい人がどのくらいいたのか疑問である。
今日の入りは平日昼間というせいもあるのだろうが17人。
しかし観客の少ない映画館に入るとなぜ人数を数えてしまうのか?
一種の連帯感のようなものを求めているのかもしれない(^_^;;

モスラ1997/1/3(日劇東宝)
蘇ったデスギドラと戦うモスラ親子の情愛が涙をさそいます。
主人公の一家の葛藤もあり、今回は家族愛がテーマだったんですね。
終盤高橋ひとみ母さんは夫を乗せた車椅子を押して戦いの場にやってくるのだが、冷静に見るととんでもない距離を押しているのだ。
こりゃあモスラよりパワーがあるかも(^_^)
アップルコンピュータ協力とクレジットにあったけどチラッと画面に出たコンピュータのモニタにはウインドウズらしきものが・・・?
当然のことながら続編もあるそうです。


Copyright (C) 1997 Marutatsu

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