ぼちぼちはうす

 ぼちぼちほうすとは、震災後の仮設住宅における孤独死を契機に、 独居のアルコール依存症者に社会復帰のリハビリテーション事業を行うため1998年に 神戸市須磨区に設置された精神障害者小規模作業所である。
 健康の回復、社会性の獲得、生活能力の向上などを目的として、昼食を取るのに 自ら栄養を考えた献立をつくり、調理し、後片付けをする。毎夕、話し合いを持って 断酒を続ける励みとし、週一回、ワープロ教室を開いている。 また、毎月、自らの 病気であるアルコール依存症の理解をうながすための勉強会を行ない、 レクリエーションも月1回催している。(文責:小松敏郎)