奈良女子大でアルコールパッチテスト
最新更新日 2006年11月07日火曜日
トップページに戻る
2006年11月3日に奈良女子大でアルコールパッチテストを受けました。
トシロウは三重県亀山の「月の庭」での矢野絢子さんのライブを目指して
東に向けて明治天皇のお誕生日に旅立ちましたが、奈良での近鉄から国鉄の
接続が悪く奈良女子大の学園祭にちょっこと寄り道して時間をつぶすつもりが、
奈良から亀山の往復2560円の汽車賃を惜しんで、奈良女子大に
居続けてしまいました。
まず、お腹が減っていたのでバターじゃがを買って食べました。百二十円なり。バックに
素敵な洋館が見えます。(画像をクリックすると拡大表示します(68KB))
奥のD棟に入り、アルコールに関する展示を見て、アルコールパッチテストを受けました。
十五分の待ち時間の間、「飲み放題」に関するアンケート結果の展示を見ていました。
外国人19名に聞きましたというのが興味深い。飲み放題は経済的かもしれないが、
自分は家で飲みたいとか、自分の国では違法だろうとか、日本とのアルコールに対する
文化の違いが現れていました。(画像をクリックすると拡大表示します(68KB))
また、奈良の居酒屋に対するアンケートもあって、お店としても細かい会計が不要に
なるメリットがあるし、普通は飲めない人(日本人の42%はアセドアルデヒト分解酵素
が欠落している)がいるのでお店としても儲かる。しかし、お客にたくさん飲む人が
いると儲けがなくなるし、飲んで騒いで他のお客に迷惑かける人が出るとお店としては
得なことばかりでない。自分が客なら「飲み放題」は元が取れないので利用しないと
いう回答もあった。
妊婦が飲酒すると胎児に悪影響を及ぼすという胎児性アルコール症候群(FAS)の
パンフレットが置いてあったので読みました。妊娠の極初期から影響するので、妊娠に
気付いたときには手遅れの可能性があり、子供が生まれるような行為をする前から
断酒すべきで、アルコール依存症の男性の遺伝子も胎児に悪影響を及ぼすという研究も
あり、孕ます男性の側も生まれてくる子供のことを考えれば、相手の女性とともに
断酒すべきなのです。FASについてこのアルコール摂取量なら大丈夫という
閾値は判明しておらず、全く飲まないという選択肢しか子供に対して責任を果たすこと
になりません。FASの症状として知能が低いとか、視力が乏しいとか、関節の動く
範囲が狭いとか、とても忙しいスピード重視の現代の先進国では生きるのに不利な
条件を親の身勝手で子供に与えることほど酷なことはありません。
お酒に強い国としてドイツ、スウェーデン、エジプト、弱い国として日本、中国、韓国
があげられていました。ビール瓶1本でも飲めば交通事故を2〜7倍起こしやすくなると
いう警告もありました。
腕にパッチを十五分たっても、トシロウの腕は白いまま、判定は
危ない族の体質とでた!
強いあなたは要注意!
若いうちから飲んでいると、
アルコールの病気になる危険がいっぱい。
パッチテストを
受けて緑色の判定書の他に、おまけにチロルチョコをもらいました。
(画像をクリックすると拡大表示します(106KB))
光画家ねこざかな関連リンク
高知の2階 http://homepage2.nifty.com/nekozakana/kouti/index.htm 高知は日本における断酒会発祥の地です
神戸の2階 http://homepage2.nifty.com/nekozakana/kobe/index.htm 神戸には
アルコールや薬物の依存症(アディクション)の怖さを芝居で啓発する劇団ひっぽが
あります。
(c) 2006 Enfant Terrible RENARD Toscirou