「亀の甲羅干し」(Turtle)について
- LinphoneというOpen Sourceを使ったMacOS XのVoIPアプリです
- SourceForgeでソースを公開しています
- 同じコードベースでiPhone版も作っています
- Linphone本家でもiPhone版も作っています
- LinphoneのMacOSネイティブのサウンドサポートは私が作りました
- Linphone自体もいくつかのOpen Sourceを使っています
- LinphoneはGPLかコマーシャルライセンスです
- Linphoneのオリジナルの開発者はフランスにいます
なんでやってるの?
- 20年前からUNIXでサウンドを処理していた技術を活用したい
- サーバ&クライアントの両方に知識がある
- SIP(INTERNET)の可能性を広げたい
「亀の甲羅干し」の目指すところ
- 単純な通話には興味がありません
- 電話は電話で済ましてください
- サーバも含めたサービスとしてのプロジェクトです
- 電話ではできない面白い仕組みを簡単に提供
SIP Proxy(レジスト)サーバ
- とりあえず自宅ではSERを使っています
- なんでもよくてあまり興味はありません
- Asteriskはビルドできませんでした
SEMSについて
- SIPベースのアプリケーションをサポートするOpen Sourceの
フレームワークです
- Threadベースの処理で処理能力は高いです
- メンテナンスはあまりよくないですがGSoCにエントリーしています
- 自動アナウンスや録音などができます
- ミキシングによるカンファレンスも作れます
- DTMFの処理もできます
- PRIなどのデバイス処理もモジュールを作れば出来ます
- モジュールの作り方などのノウハウをページで紹介しています
- 開発者はドイツの研究機関と企業です
Open JTalkとは
- 名工大などの人が作ったOpen Sourceの日本語のText to Speech(TTS)
のエンジン
- 同じくTTSを含むGalateaよりも小規模なプロジェクト
- 2009/12に最初のリリース
- 形態素解析エンジンの MeCabを内蔵
- WAVファイルの出力を生成
- 最近のCPUであれば実時間の何分の一かで生成できます
「亀の甲羅干し」とSEMSとOpen JTalk
- GPS情報をMESSAGEでSEMSに送ってスポット天気予報のTTSして提供
- WEBでカレンダーを登録するとアラームとして呼び出しされTTSで案内
- などなど...
課題
- LinphoneのGPL
公開しない特殊な処理を入れるのであればコマーシャルが必要
- iPhoneの待ち受け対応
iOS4のマルチタスクかApple Notification Service
- SIP ProxyとSEMSの接続
SERとの接続は壊れているので直す必要があります
- HAとスケーラビリティー
- Juliusを使った音声認識もやりたい