5月7日 アナログレコード
今回はなかなか渋いタイトルですねぇ。このコーナーを見ている方が私と年齢が近いのか、もっと年輩の方が懐かしんでか
若者がなんだそれ?って言う理由で投票して頂いたかは不明ですが、とにかくアナログレコードです。
時代はレコードからテープ、CD、MD、MP3と音楽をプライベートで聴く環境はここ10数年で随分と変化しました。
俺のように30を過ぎるとレコードが懐かしく感じる方も多いでしょう。実は先日うちのビリヤード場で若い常連のお客と話しを
していたときに「たいしさんってレコードって聴いたことあります?」な〜んて聞かれました。う〜む、恐ろしいレコードを
知らない世代が成人しているのですぞ諸兄。それはさておき、次の質問は「持ってますか?」でした。どこか押入の奥底に眠って
いるような気はしていたのですが、せがまれやむなく探します。すると案外あっさりと見つかりました。俺の買ったものは
もちろん、弟の買ったもの、なぜか知らないうちに紛れ込んだと思われるものザクザク発掘です。(全然、関係ないですがザクで
思い出しました。Yahooのオークションでガンダムに登場していたザクが売り出されていたようです。以前はタイムマシンなんて
出品もありましたねぇ。)やはり一番多いのは俺が中学時代に良く聴いていたオフコースです。アルバム、シングル合わせて30枚
程度が次々出てきます。懐かしいなぁなどと思いながら、LPを彼らに見せると第一声は「でかいですねぇ」まぁ、そりゃね。
そしてシングルを見せると「小さいですねぇ」LPに比べればね。「で、この小さい方には何曲くらい入っているんですか?」
ノォ〜!知らないのは分かる。だが、その質問は...しかし、気を取り直して答えます。「表と裏で2曲が普通だよ。」俺の予期
した答えは「これでたった2曲ですか?」だったのですが、予想は裏切られます。「えっ?表裏あるんですか?」そう来たか...
そこで俺は「カセットテープは知ってるよね?あれだって表裏あるじゃない。同じようなものだよ。」と解りやすく(?)解説
したつもりなのですが、「そういえば、そうですね。あまりテープ聴かないしオートリバースだから考えなかった。」ふ〜む
これが噂のジェネレーションギャップか...そんな噛み合わない会話をしているうちに「これってまだ聴けるんですかね?」
またも、俺は押入の暗闇の中へと探検に出かけます。ありました。ありました。懐かしのレコードプレーヤーです。しかもなぜか
2台も出てきてレコード針も一応健在のようです。早速、手近な一枚をプレーヤーに乗せてみます。ここでもまた愉快な会話が
出るのですが主なものだけ...「この針って乗せる場所決まってるんですか?」「へぇ、LPとシングルって回転数違うんだぁ。」
「オートリバース出来るプレーヤーってないんですか?」etc...
さて、そんなこんなで約10年振りにプレーヤーに乗ったレコードは独特のかすかな雑音に続いて懐かしの曲が聞こえて来ます。
「なかなか、味のあるものですね。レコードって。」この意見は俺も同感でしたね。
彼らが帰った後に出てきたレコードを改めて見てみると色々と思い出の詰まったものも多く発見出来ました。前述のオフコースを
始めとして尾崎豊、種ともこ、白井貴子、中森明菜、渡部美里、等々が出てきました。そして、ついに早瀬優香子のデビュー
アルバム「躁鬱」を発見します。テレビ神奈川のミュージックトマトジャパンで「サルトルで眠れない」を聴いて以来のファンで
アルバムが発売されたと聞くやすぐに少ない小遣いを握りしめ忠実屋(これまた懐かしい)のレコード店に駆け込んで買った
中学生の頃の記憶が甦ります。震える手でジャケットからレコードを取りだし早速プレーヤーへ...んっ?何かおかしいぞ?どう
聴いても早瀬優香子の声じゃない。歌も違う。プレーヤーを止めレコード盤を覗き込むとそこには「中村あゆみ」の文字が...
ふぎゃぁ〜確かに中村あゆみも好きだし、懐かしいし聴きたいとは思う。でも、でも、早瀬優香子はどこへ〜?「躁鬱」の捜索は
現在も続いていますが、幸いセカンドアルバム「amino co d'd ji(アミノコテジ)」を発見、続いて「POLYESTER」も見つかり
懐かしい音に触れる事が出来ました。ちなみに早瀬優香子は今年復活の予定で現在準備中のはずです。このHPのリンクコーナー
から詳しい情報はジャンプ出来ます。
そして、現在進行中の作業ですが、レコードの音をパソコンに取り込み、さらにCD-Rに焼く計画を進めています。レコードの
情緒が良いなんて言っても車でレコードは聴けないですからね。それに早瀬優香子のCDは入手困難ですから...最近は彼女との
移動に車を使うことが多いですからね。是非実行したいと思ってます。アンプとCD-Rを手に入れなければ...