6月17日 偶然と必然
今回は自分でタイトル設定したにもかかわらずえらい難しい事を主題にしたなぁ...とちょっと後悔気味ですが、まぁ、いつも
書いてる雰囲気で筆を進めているうちになんとかなるでしょう。このコラムを書くときは予めアウトラインが決まっているときも
ありますが、原則として行き当たりばったりだったりするんですけどね。結局、いつも通りじゃん...
さて、本題ですが世の中なにが偶然でなにが必然なのか非常に分からなくなってますよね。もっとも、今に始まったことでなく
以前から偶然と必然の明確な線引きなど出来てはいないですし、出来ないんでしょうけどね。では、今回は言葉の意味から少し
アプローチしてみることにしましょう。偶然とは辞書によりますと「そうなるべき理由がないのに、思いがけなく起こる様子」と
あります。う〜ん、さすが辞書。そうなのか、理由がなく起こることを偶然と言うのか...と言うと必然は当然起こるべくして
起こる原因と結果がはっきりしたものを意味するって事ですね。うむ。勉強になったぞ。でも、ちょっと待てよ...理由がないのに
事象だけが起こるなんて事があり得るんですかね?例えば「偶然町で見かける」なんて言い方がありますが、確かに約束しないで
町で見かければ偶然だと思いますが、果たして「そうなるべき理由がない」と言えるでしょうか?外出したという行為が原因と
すれば、見かける確率がゼロではなくなる訳です。非常に低い確率であったとしても原因がある訳ですね。すると、原因のある
ものを偶然とは呼ばないとなるとおかしな事になりますよね。では、必然か?というとこれも違うような気がしますね。必然とは
必ずそうならなければいけない事ですよね。でも、「町で見かける」と言う行為は必ず見かけると言うことにはならないですね。
うむ。困った。こうなれば適当な定義を考えて無理矢理たいしワールドに引きずり込んでなんとな〜く、そっかも?なんて
思わせる怪しげな理論を創出しなくては...偶然の定義を「理由がない」を「予想していない」に変更しても各所から文句が出て
来るとも思えません。で、「予想していない」事態が起きることを偶然と唱えたとしましょう。すると、将来のことなど誰も
正確に予知することなど出来ません。様々なデータを収集、分析して予想することが可能なものは多くあるにしても、それは
あくまで予想であり、その通りに行くとは限らないですよね。でも、そのデータさえ偶然集まったものと言えるかもしれない訳で
いよいよ話しはややこしくなります。そろそろ読者の皆さんの頭の中をグチャグチャにした頃だと思いますので、さらに加速
させて行こうと思います。(そろそろ実は俺もやばい...)必然とは偶然が集まった結果により導き出される多くの人が信じるべき
理由が明確なものの事を言い、偶然とは必然を構成する一要素であり起こり得る可能性の高低を問わず、全ての事象が偶然と呼ぶ
事が出来る。すなわち偶然と必然はその構成要素が同じであると言うことになり、境界がぼやけるのも仕方がないと...
さて、ちょっと難しい事を言って誤魔化してしまった感がありますが、要は何が言いたいかというと世の中には確かに偶然や、
ラッキー、アンラッキーと言ったものがあると思います。でも、それはやはりその元となるなんらかの原因があると思うのです。
運命だと片付けてしまうのは簡単かもしれないですが、それではいけないことも確かにあるはずです。周りで起きた全てのことを
必然だと受け入れ、それに対して真正面から向かって行く。時々、それを避けたりすることも必要でしょうが、逃げ回っている
ばかりでもいけないと思うんですよね。逃げる事が悪であるなんて言いません。突っ張っているだけでもダメな時もあります。
いっぱい矛盾したことを言ってますが、無理なく現状を受け入れ将来により発展的になるための方策を常に考えていることが
必要なんですよね。偶然も必然も一事象として捕らえるのではなく経験として自分の中に蓄積したいですね。
で、話しは変わり17日ですが「雨男」のタイトルのときに絶対に雨と予告したにも関わらず、梅雨には珍しいほど晴れ上がり
ましたね。自分でもびっくりしたのですが、あまりに緊張していたので晴れたのか、歳を取って神通力が弱くなったのか、やはり
俺の思い込みだったのかは分かりません。そろそろ雨男を返上しようかな?(って勝手に出来るのかなぁ?)