7月30日 結婚観

 今回は久しぶりにぶっちぎりで「結婚観」に決まりました。これについては色々な考え方もあるでしょうし、他人の考え方を羅列

しても面白くないので俺の持論をブチ上げる事になります。(っていつもじゃん...)俺は基本的に間違えた考え方というものは

存在しないと思ってますので、俺の考えと違う人がいてもそれはそれで良いと思っていることを前提に読んでください。

 俺もついにというかようやっとと言うか結婚することになりました。俺は元々早くから結婚願望を強く持っている方でしたが、

紆余曲折の上この歳になってしまいました。なぜ、早く結婚したかったかと言うと自分の家族が欲しかったんですよね。今までも

両親や兄弟と言った家族は居た訳ですが、もっと極論してしまえば自分の子供が欲しかったって言うのが本音ですかね?俺には一つ

夢がありました。まだ、過去形で書く必要はないのかもしれないですが、取りあえずは過去形です。それは自分の子供のヒーローに

なることです。友達に自慢できる親父になりたかったんですよね。もちろんこれ自体はこれからの努力次第で充分可能だと思って

いますが、俺は元々はスポーツマンですから、若い現役に近い状態を子供に見せたかったと言うのがあります。小学校の運動会で

父兄参加種目で他のお父さんをあっと言う間に抜き去る姿を見せるなんてのは、判りやすい図式ですよね。でも、今の年齢から

するとどんなに早くても子供が小学生になるときには俺は40を越えてます。同じ年代では負けないかもしれないですが、さすがに

若くして子供に恵まれた20代のお父さんと張り合うには無理があります。子供とキャッチボールをしたいなんてのも夢のひとつに

ありますが、これとて俺の本気のボールを捕れるようになる年齢まで現在の球速を維持することは出来ません。すでに学生時代の

球速にはまったく及ばなくなってますからね。軽く山なりのキャッチボールでも良いとは思うんですよ。でも、徐々にスピードを

上げてある日本気に投げた球を子供が軽々とキャッチする姿なんては自分の体力の続いている時でしたら良いですが、これから下降

する体力では自分に自信をなくすのではないか?などとも思う訳です。まぁ、それでも維持をすべく少し身体を動かしていないと

いけないでしょうね。諦めるにはまだ早いでしょう。

 初っ端から結婚が遅くなった事を後悔するような書き出しになってしまいましたが、そんな将来の事は別として今結婚することは

良いことだと思っています。いくら俺が結婚願望が早くからあったとは言え、誰とでも良いと思うはずもなくそうこうしている内に

この歳になってしまったんでしょうけどね。偶然に良い出会いがあり、お互いの気持ちがあったからずっと一緒に居たいと思った。

たったそれだけの事でしょうが非常に大事な事ですよね。一時は見合いで結婚しようかとも考えました。実際に数件話しも30を

過ぎてからあったのも事実です。でも、実際に合うところまでは行きませんでした。見合いという方法を否定する気はないですし、

友人でも見合い結婚でうまく行ってる奴も一杯います。でも、俺には合わない方法ですね。大体、見合いも経験で一度くらいして

置こうなんて考えの娘を前に本気なる気もしないですし、若い娘ならまだしも20代後半、30代になってからの見合いじゃ

「今まで何やってたの?」って思いますからね。経験がないのでなんとも言えないですが、きっと俺の事もすっごい良い人で紹介

されるに違いないでしょうし、相手もきっとそうですよね。最初の印象はそれで良いかもしれないですが、最初がピークなんてのは

後は下り坂じゃないですか。俺は嫌ですね。さしずめ俺なら学生時代は野球部で鳴らしたスポーツマンで、大学出身、今では自分で

株式会社の代表に収まり、IT事業隆盛の最中これからの発展企業を支える青年実業家とでも紹介されるんですかね?ははっ!自分で

書いてて大笑いですね。ものは言いようとは正にこのこと。嘘ではないでしょうが、表面的にしか捕らえてませんし、俺の人間性を

的確に表す表現なんて皆無です。相手の紹介で聞かされるのも似たりよったりでしょう。そんなのに本気なって一生一緒にいる

相手を決められるか?と言うと俺はそこまで人間錬れてませんね。ここまで書いて置いて無責任ではありますが、出会いのひとつの

形態として捕らえることも出来る訳ですし、システム自体を否定しようとは思いません。ただ、俺には合わないと思うだけです。

 すると俺には恋愛結婚しか残らない訳ですが、これとて相手の居ること、今まで他人だった人と生涯一緒にいることになる訳です

不安はないか?と言えば、ありますよね。彼女に対してではなく自分に対してですけどね。家族を持つことに対する責任と危険に

身を晒してでも守り抜く力(これは経済力、腕力、知力全てを含んでの話しです。)が果たして自分にはあるのだろうか?という

漠然とした不安です。でも、その不安を解消してくれるのもやはり相手の女性、俺にとっては直子なんですよね。彼女もいよいよ

入籍となると色々な不安があると思います。それを俺の力でどこまで解消してあげられるかは判りません。でも、そのために何を

すれば良いかはいつも考えています。結婚ってただ一緒に居るだけじゃないと思うんですよ。うちは仕事の関係ですれ違いが多く

なるであろう事が予想されますが、お互いに一日一度は必ず一緒に食事をするようにしようと約束してます。たったそれだけの事

かもしれませんが、その一時のために一日を過ごしていると言っても良いかもしれないですね。まだ、本格化した訳ではないですが

現在は実家から離れ自分のアパートで直子とのスタートの準備を進めています。今までは自分の部屋に居ても仕事の事が頭を離れず

休む暇もなかったような気がしますが、アパートの鍵を開ける瞬間、俺はスイッチが切り替わるのを感じてます。本当に小さな

スタートラインですが、俺達は二人で立つことが出来ました。ゴールはど派手な大きなゴールを用意したいですね。まずは、どこに

ゴールがあるか探す所から一緒に考えて行こうと思います。途中、楽しい事も、苦しい事もあるでしょうが一緒に共有できることが

俺にはなにより嬉しいです。2001年8月1日に俺達は入籍します。