3月13日 F1シーズン開幕

お気づきの方も多いと思いますが、今回の投票はちと変なことが起きてました。投票項目にないものが集計されてしまっているという

現象です。これは多分、ブラウザのキャッシュ情報が更新されていないために古い投票の内容が残っていることが原因だと思います。

投票の仕組みはボタンのクリックされている名称を集計している単純なのものですので、キャッシュファイル等で表示されているものも

そのまま集計結果に反映されてしまいます。そこで、恐れ入りますが投票される際には「再読込」または「リロード」ボタンで内容を

最新の状態にしてから投票されるようにお願い致します。過去の内容に投票頂いても集計結果に関わらず最新の情報を元にタイトルを

決めて行く予定です。(でも、なんで今回多かったんだろ?偶然か?それとも新しいブラウザのせい?)

さてさて、そんなお知らせをしてから本題に入る訳ですが、折角投票を頂いたのに全部分散してしまいました。こういう同数の場合は

俺が勝手に選べるというルールを今回も適用し、F1に関して語ってみようと思うわけです。俺はスポーツ観戦が趣味になってますが、

自分がプレーしないで最も関心が高いのがF1かもしれないですね。もっとも自動車レースなんてそう簡単に自分でできるものじゃない

ですけどね。ヨーロッパでは長い歴史を持ち、ステータスを確立されているF1も日本では中嶋悟のシーズンフル参戦をきっかけに一時期

ブームになりました。その後、国内の注目は鈴木亜久里や片山右京と言ったフル参戦ドライバーの活躍などで盛り上がり、レース自体は

セナ、プロストと言った優勝を常に狙えるドライバーとそれに続くマンセルやベルガーといった勢力の台頭等などで話題に事欠きません

でした。しかし、一向に勝てない日本人、日本で絶大な人気を誇ったセナの事故による突然の死亡、日本のエンジンサプライヤーホンダの

撤退など、日本人のF1への関心を削ぐような事態が続出し、人気低迷が続いていました。さらに追い討ちをかけるように日本人ドライバー

がいなくなってしまった事も事態に拍車をかけます。ところがどっこい。今年はちと違います。まずは世界の巨人と呼ばれるトヨタの参戦

イギリスF3チャンピオンの勲章を引っさげ満を持して登場した日本人ルーキードライバー佐藤琢磨の存在など話題に事欠きません。

まず、トヨタの参戦ですが、日本のF1エンジンサプライヤーと言えばホンダのイメージが強いですが、過去には無限ホンダ(まぁホンダと

一緒という意見もありますが...)、富士重工、ヤマハなどもエンジンを供給していました。ホンダ撤退後は昨年復帰するまで無限ホンダが

唯一の日本のエンジンだった訳ですが、今年はホンダとトヨタですからね。期待も高まります。まぁ、その実、エンジンの供給よりもやはり

ドライバーの方が気になる訳で、フル参戦のドライバーは高木虎之介がCARTに鞍替えしたことにより3年間空白でした。そこに現れた

佐藤琢磨は今までのドライバーとちと経歴が違います。今までの日本人ドライバーは日本のレースで実績を積み、そのスポンサーを持ち込み

ドライバー契約をしていた訳ですが、(俺の大ファンである片山右京はヨーロッパレースの経験はありますが、ベースは日本)佐藤琢磨は

日本のローカテゴリーのレースでは全くと言って良いほど実績がありません。なぜならば彼はレーサーの中では遅くにレースに目覚め、

回り道をしない為にもカーレースの本場であるヨーロッパ、しかもイギリスをメインに最初から据えていたからです。この出世コースは

かつてセナやハッキネンなどが歩んだ道と同じです。期待するなって方が無理です。最近は海外で活躍する日本人が増えていますが、

実力を出し切れないひとつの要因に言葉の壁があります。F1のようなスポーツではピットやメカニックとのチームワークもっと言えば

コミュニケーションをいかに円滑にするかが難しいはずです。その壁をも彼はイギリスでレースを行った事でクリアしてしまっています。

ヨーロッパ文化に合わせるのではなく、それに溶け込んでいる彼の存在は非常に大きいと思うんですよね。

で、3/3に開幕戦があった訳ですが、スタート直後のクラッシュで混乱の中サバイバルレースとなり、佐藤琢磨は残念ながらマシン

トラブルでリタイヤしてしまいましたが、そのポテンシャルにはちと俺も惚れましたね。トヨタは参戦緒戦を入賞で飾り、優勝は戦前の予想

通りシューマッハでした。

俺のようなモータースポーツファンは面白くて溜まらないレースも「同じところをグルグル回っているのをみて面白いの?」なんて言う

人も結構いる訳です。俺の趣味を強要する訳ではないですが、例えば前述の佐藤琢磨を応援するだけでも面白いと思いますよ。スポーツ全般

言える事でしょうが、思い入れを持って応援すればより楽しいものです。今年はその思い入れを入れられる環境が整ってます。強い人を応援

するならシューマッハも良いでしょう。自分の車がトヨタやホンダならそれを応援するも良し、単に日本人を応援するなら佐藤琢磨も良し。

今年は例年以上に観戦に燃える予定の俺なのでした。