4月29日 コラムの書き方

 今回の投票は10票でした。コンスタントに最近2桁投票を頂いております。ありがたいことです。これからもこのコラムを読んだ後には

右上にあります「次回予定」から次回タイトルの投票をよろしくお願いします。

 さて、コラムの書き方ですが、別に特別なことはしていません。俺の場合一応メッセージを毎回込めて書くことを心がけていますので、

最初に決めるのはなにを伝えたいかですね。それにはタイトルが重要になる場合が多いですね。タイトルが決まればそのタイトルに沿った形の

フレーズをひとつ決めます。後はそのフレーズを使うべく言葉を連ねて行く訳です。時にはたとえ話も必要でしょうし、専門外の知識を要求

される場合にはネット等を使った調査も必要になることもあります。でも、そういう枝葉の部分は本当はあまり気にしてません。俺の伝えたい

1つのフレーズをいかに効果的に読んでいる人に伝えるかが重要になる訳です。まぁ、そうは言っても人はそれぞれですから俺の思惑と違う

読み取り方をしてしまう人も多くいると思うんですよね。それはそれで構わないとも思ってます。矛盾しているようですが、万人が共通の

理解を示す文章など存在しないのです。話しはちょっと横道にそれますが、学生時代に教科書を読んで「この文章で作者はなにを考えていたの

でしょうか?」なんて問題ありましたよね?解答に「締切」と書いてなぜ間違いなんでしょ?本当はそうだったかもしれないじゃないですか。

俺は人の思考を画一的に管理するのは良くないと思ってます。現在日本の国語教育はその点が不満ですね。教育学者などは言葉の乱れを中心に

国語力の衰退を論じることが多い訳ですが、言葉は時代と共に変化します。平安時代の標準語を今も喋っている人なんています?別に乱れて

いる訳ではないんですよ。変化し進化してるんだと俺は思う訳です。そして今までの既成の概念にはまらないものを大人達は理解出来ないと

して排除しようとする訳です。本を読み読解能力を上げることこそが国語力を上げる最良の方法だと俺は信じてます。五段活用がなんであるか

知ってるより美しい文章を読んで感動出来る心を育てる方がよほど重要だと思うんですが、俺って間違ってますかね?

 と話しがずれてしまいましたが、これも実は俺のコラムの特徴でもあります。前提条件を説明する上で俺の考えや背景を別の形を使って

説明し、読者にインパクトを与えておく訳です。文章がやたらに飛ぶような印象があるかもしれませんが、読者側にイメージの切り替えをして

貰うことによって理解力を上げて貰い想像力を働かせて貰おうとの意図があったりします。ドラマなどでシーンが切り替わることを想像して

頂けると良いでしょう。同じ時刻に別の場所で何が起きているかをシーンの切り替えで演出する訳です。もちろんそのそれぞれのシーンは主題

から外れないように巧みにコントロールされている必要があると思いますけどね。(俺の文章は脈絡がない?まぁ、体調とかもありますし..)

で、実際に自分が文章を書こうと思ったときにどうするかですよね?まずは前述したように主題を決めます。俺の小説「ブランコ」の場合は

主人公の揺れる心をブランコに例える為に最初にタイトルが決まりました。実は未発表ですが、俺が高校の時に同じタイトルで大学受験に

悩む青年の小説を書いてます。このときはシーンの展開に必ず公園を使って主人公の生い立ちを書きました。基本的にこのコラムも同じ手法で

書いていると言えるでしょう。そして、この小説で一番の主題は「ブランコは揺れても支える土台は動いてはいけない」と言うフレーズ

なんですよね。これは新作の恋愛をテーマとした「ブランコ」でも共通です。人間の心はいつも揺れているけれどももっと奥深い部分である

自分の信念まで揺れてしまってはいけないというのが俺のメッセージだった訳です。それが伝わるかどうかは俺の文章力にもよるとは思うの

ですが、その後、地域紙に連載され好評だったとの評価を得てますので、まずまず成功だったのでしょう。同じ主題を取り上げるにも一方では

受験であり、他方では恋愛を扱いましたが、それは枝葉の部分なんですよね。何を伝えたいかを出来るだけ明確にすれば、おのずとそれを

形容するストーリーは湧いて来ます。それには日々小さな事に感動することであり、毎日の平穏な暮らしを大切にすることだろうと思います。

ほんのちょっとで良いと思います。自分の心に引っかかった何かを色々と修飾しながら人に伝えようとしてみてください。結構良い文章が

書けると思いますよ。まぁ、このコラムはどうなんだ?と問われるとまだまだ修行中って感じなんですが...