5月6日 自分のリズム

 今回は「ダイエット」優勢か?と思いつつ、終盤の追い込みで「自分のリズム」になりましたね。最近投票が多くてやる気(書く気?)も

全開です。次回以降もここを読んだら是非右上の「次回の予定」から投票とお願いしますね。

 さて、早速本題ですが誰でも自分のリズムって言うのは持っているものです。時と場合によって自分の中でもリズムが変化したりするもの

でしょうが、自分のリズムを保つ事が色々なことをうまく運ぶコツだったりします。ただ、場合によっては自分のリズムを守るために相手の

リズムを壊してしまい逆にうまく行かなくなることもあるからやっかいですよね。スポーツの場合などではそれを逆手に取って駆け引きに

使ったりすることもあるわけですけどね。

 まずはスポーツについての自分のリズムについて検証してみましょうか?高校時代の友人にウェートリフティングの県記録を持った友人が

いました。彼のインターハイ出場ののときの写真を見せて貰ったのですが、立ち位置に立ったとき、バーベルに手をかけるとき、そして

持ち上げるときと全て後ろにある電光掲示板が一緒の数字を表していました。なにせ古い話しですので正確には覚えていないのですが、彼が

言うには制限時間がありその時間はそれぞれの選手が自由に使って良いそうです。競技場への登場から退場まで一連の動作を正確に刻む事が

重要なことであり、この写真も決して自分で計ってそうなっているのではなく練習の中で身につけたリズムが自然と動作を行う内に一致した

というような事を言っていました。なるほどと思うと同時に彼はきっと一流(まぁ、インターハイに出てるくらいですからねぇ...)なんだと

再認識した記憶があります。俺もスポーツは好きで色々やりましたが本格的にやったのは野球とビリヤードですね。野球ではやはりリズムが

必要になります。俺はピッチャーの経験もありますが、ピッチャーというのはつくづくリズムだなぁ。と思った事があります。大学のときに

唯一公式戦で登板したときに緊張のあまり自分を見失って牽制も投げない、ストライクが入らない焦りから、早投げになりさらに焦りを呼び

結局なにも出来ないまま散々な成績でマウンドを降りた苦い経験があります。練習試合やその後の社会人ではそんなことはなかったのですが

極度の緊張がそうさせたものだと思います。自分のリズムを見失った結果自分の力を出し切ることが出来なかった訳ですね。もっとも俺の

場合野球は好きですが決してうまい訳ではないのであまり参考になりません。ビリヤードに話しを転じましょう。ライブ中継や直接俺の

ビリヤードを観たことのある人でしたら俺が相当早撞きであることにお気づきになると思います。これは敢えてそういう風な撞き方をして

いるんですけどね。理由はいくつかあります。まずは自分の迷いを断ち切り撞きたいと言うこと。でも、それは実は後から付いてきた副産物の

ようなもので、実はビリヤードを普及させるための自分なりの考えでもあったりします。プロの試合などを観ていると気付くかもしれませんが

実に狙いを定めるのに時間をかけます。これは決して悪い事ではありません。プロであり真剣な場にいる以上、慎重に狙いを定めて確実に

ポケットすることは自分の生活の為にも必要です。でも、その駆け引きやなぜそこで時間を掛けているのかは観る方にもある程度の知識を要求

される訳です。そういう場面をテレビなどでは的確に解説して貰えるとビリヤードの見方、考え方が視聴者に伝わると思うのですが、現実には

ビリヤードのテレビ中継は少なく(俺の記憶が正しければ関東の地上波では10数年前に東西対抗が最後)解説者がきちんと解説出来る土壌が

ないのではないのだろうか?と思う訳です。すると簡単な配置の球(本当はそういうポジションに手玉をコントロールするのが難しい)を

プロが当たり前のように沈めて行く様を延々と見せられる訳です。ビリヤードの知識のない人が見ても面白いと思って貰えるか甚だ疑問です。

試合時間短縮のためにプロの試合では1分以内に撞くルールなどが採用されることもあるようですが、そのような改正も観る側の視点に立てば

頷けるものです。将棋にしても持ち時間の長い将棋は1手に数時間かけることもあるようです。でも、やっぱりテレビ向き、一般向きとは

言い難いですよね?だからこそ早差しなんて事が必要になったりする訳です。ちょっと話しがずれました。俺の早撞きに話しを戻しましょう。

以上のような考えから俺は観ている人を飽きさせない為にも早く撞くことを練習しました。プロではありませんがアマチュアトップクラスの

実力を持っていると自負していて、自分でお店を経営している以上、ビリヤードを誰しもが面白そうだと感じる、もしくは凄いことが出来ると

思って貰う為にはより短時間に多くのビリヤードを観てもらう事が良いのではないかと思っている訳です。だからと言ってそれを誰でも真似

して欲しいとは思っていません。最初はじっくり時間を掛けてきちんと正確に狙いを付ける必要があります。また、そういうリズムを崩しては

いけないのです。俺とビリヤードすると早くてリズムが狂う人もいると思います。それだって試合になれば武器です。もちろん狙ってはいる

のですが、一度調子を狂わすと修正が効きにくいのも早く撞く欠点です。そういうものも全て承知の上で俺は早く撞く事を信条にしています。

時には非常にプレーの遅いプレーヤーと試合することもある訳ですが、それでも俺は自分のリズムを狂わすことのないように努めます。世には

リズミカルなる言葉がありますが、これは軽快なテンポを意味することが多いと思います。すなわち早いのです。最近、セブンのライブ中継を

観ている方から時々「随分、早く撞きますねぇ」なんて話しを聞きますが実はこんな訳があったんですよ。これは俺のリズムです。練習を

積んで体得した特技のひとつとも思っています。みなさんも早く自分のリズムを見つけてくださいねぇ〜自分にあったリズムって気持ちよい

ものですからね。音楽でもそうでしょ?

 さて、そろそろまとめに入る訳ですが、そんな偉そうなことを言っても生活のリズムはバラバラです。昼前に起きてスクールの授業をして

終わったらビリヤードの練習、そして家に帰って嫁との会話を楽しんだ後、持ち帰りの仕事をして朝方寝る。こんな毎日にリズムを作るのは

難しいものです。変化に富んだ毎日なんてすぐに飽きます。自分のリズムにあった平穏な毎日は飽きそうで飽きないものです。俺も少し生活に

リズムを持たせたいと思う今日この頃なんですよねぇ...