03月03日 アメリカ嫌い

 今日はきちんと月曜更新。珍しく自宅のアパートで書いてる訳ですが、一日家に居ることなんて滅多にないのに結局仕事してたりします。まぁ

この後、職場に行かないといけないことになっちゃんったんですけどね。

 今回のお題は「アメリカ嫌い」な訳ですが、最近は連絡を取っていませんが、俺にもアメリカ人の友人もいますし、日本とは風土、環境その他

違うことが多いので、文化風習の違いみたいなものがあるのは仕方ないと思ってますし、特定の個人に対して悪い感情を持っている訳では

ありません。逆に昔は好きな国だったんですよねぇ。で、最近急に嫌いになったかと言うとそういう訳でもないんですよ。なんか悪い面がじわじわ

出てきて最近では好きでなくなったって感じですかね?じゃあどんな所から嫌いになったかと言うと、まずは究極の自分勝手ですね。俺は

そういう人とは相容れないケースが多いわけですが、あまりにも自己批判みたいなものが欠如しているように感じてしまうんですよねぇ。なにか

あるとすぐに人の性にしてしまい自ら謝る事は負けであると言う考え方自体が俺には理解できないのですが、全てを勝ち負けで判断し、謙虚

なんて言葉は無いようです。そしてすぐに言うのが「正義」って奴ですね。さらに強い者が正義であるというのも一般によく言われているようです。

前にも書いたことがありますが、自分を悪いなんて思ってる人は少ない訳ですよ。そして正義とはそれぞれの価値観によって決まるもので争い

なんてものは個人同士の喧嘩にしろ、国同士の戦争にしろいつだって「正義」VS「正義」なんですよ。俺には自分が悪くないって主張だけを

していて、相手を気遣う事に欠けているような気がしてならないんですよね。まぁ、正直と言えば正直なのかもしれませんが、彼らはさらりと自分を

アピールします。普通の日本人の感覚であれば気恥ずかしくて言えないような自慢話を平気でします。まぁ、日本人で俺の周りにもいない

訳じゃないですけどね。あまり自分を卑下するのも良くないと思いますが、「俺は正しい、お前は間違ってるだから俺に従え」的な乱暴な主張が

良いとはどうしても思えないんですよね。

 さてさて、具体的な例を挙げてみましょうかね?アメリカ大リーグチャンピオン決定戦をなんと言うでしょう?言わずと知れた「ワールドシリーズ」

ですね。すなわち国内最強が世界最強な訳です。他の競技でもあります。ビリヤードでもアメリカでの選手権の優勝者がワールドチャンピオンと

呼ばれますしね。実際にアメリカが強いんだからいいじゃん。って声もあると思います。確かにそうなのですがでもやってもいないのに世界一を

名乗るのはおこがましいと思うですが、どうなんでしょうね?例えが良いかどうか判りませんが相撲で横綱のことをワールドチャンピオンとは普通

呼ばないですよね?俺の記憶に間違いなければ英語で横綱を紹介するときには「グランドチャンピオン」と呼んでいるはずです。

 そんな身勝手なアメリカがまたもや戦争を始めそうな雰囲気です。冷戦時代が終わり唯一の超大国となったアメリカは自分の考えにそぐわない

ものは全て悪であるとの理論を強行に推し進める国になってしまったような気がします。俺も戦争は反対です。泣くのはいつだってそれを企画

実行に移した軍でも政治家でもなく一般の人々です。ただ、自国の防衛となれば話しは別です。愛する家族を守るためにも立ち上がらなければ

いけないと思います。俺だって「売られた喧嘩は買ってやる」って気質ですが自分から喧嘩を吹っかけようとは思わないし、自分の意に沿わない

からと言って暴力に訴えることはありません。自己防衛のために身体を鍛え、知識で理論武装することは個人だけでなく国家体制においても

必要なものだと思うのです。だからと言ってイラクの肩を持つ訳ではありません。俺には今の図式が子供の喧嘩のような気がしてなりません。

でも、決定的に違うのは規模です。考え方が子供の喧嘩なのに規模は何万人もの犠牲者を出すかもしれない規模な訳です。こんなことはないと

思いますが、もしもアメリカとイラクがいつの日か逆の立場になったらアメリカという国はどうするでしょう。アメリカはやたらに難癖をつけて

戦争をしたがる悪い国だと国連が決め付け世界中の批判を浴びて、アメリカの大統領への辞任を迫り、国内にある大量破壊兵器を全て廃棄するよう

国連が求めた場合です。きっと内政干渉だと息巻き、自国防衛の為に必要だと兵器の破壊を拒否するだろうことは目に見えてます。でも、

ひとつ間違えばそういう自体だって考えられる訳ですよね?そんな時にアメリカが取るであろう行動は検討が付きます。まずは自国を非難する

国連を脱退し、味方になるであろう国と提携しそれを世界の代表機関だと吹聴し、同意しない国は悪であると決め付け戦争をしかけます。まず

間違いないでしょう。それに似た例が過去にあります。そう日本です。国際連盟を脱退し第二次世界大戦という無謀な戦いを始めてしまった

あの時です。日本の軍拡に脅威を感じた西欧諸国中心の国際連盟は日本に様々な干渉をして軍縮を求め結果、戦争という最悪の選択をする

シナリオを書いた訳です。そういう悲惨な過去を持つ日本だからこそアメリカの無謀を諌めることが出来るんだと思うんですけどね。まぁ、今の

日本政府にそれを求めるのは今回の戦争を回避するより難しいでしょうけどね。