08月22日 流れ星

 毎度お馴染みコラム更新遅れの言い訳からスタートです。先週はお盆休みでした!ってPC教室の授業がないってだけで、セブンは営業してますし、

休みでないと出来ない仕事なんてものもある訳で、結局休みらしい休みは直子の実家に遊びに行った日くらいですかね?もっとも日帰りでしたし、

戻ってからはセブンで店番していたので、終日休みって訳ではなかったんですけどね。う〜ん、コラムを書くモチベーションが落ちているのかなぁ?

無理に時間を作って作れないこともないはずなんですが、なんだかんだと言い訳を自分自身にしながら結局はズルズルと更新が遅れています。確かに

忙しいし体力的にも色々しんどいのですが、時間は作る物であるとの自分の考えからすると真逆の生活を送ってます。そろそろ充電が必要か?<俺

 さてさて、そんなこんなで今回のタイトル「流れ星」です。8月は毎年恒例のペルセウス座流星群が見られたりするわけですが、今年は梅雨前線だか

秋雨前線だか微妙に分かり難い低気圧のお陰で流れ星を見ることが出来ませんでした。こういう天気になると中学時代の天体観測を思い出しますね。

中学のときに俺は天文部なる星を観測する部活動をしていた訳ですが、ペルセウス座流星群というのは夏休みにあることもあって格好の観測対象だった

訳です。俺は公立のしがない中学出身ですので、夏の合宿と行っても学校に寝泊まりする訳です。ここでは見事に他の部活の合宿と違う光景が展開

されます。運動部の連中は夏の暑い最中をグラウンドを走ったりそれぞれの種目の練習をしたりと大汗をかいて練習している訳です。ところが我が

天文部はと言えば「暑い〜」と喚きながらも冷房のない教室で布団に入ってます。そして、運動部が練習を終える暗がりが迫る頃、ムクムクと起き出し

夜の観測に備える訳です。そして周りがすっかり寝静まった深夜に本領を発揮です。学校の屋上に望遠鏡など観測機材を運び終えると様々な目的の

観測をおっ始めます。普段は太陽黒点の観測くらいしか出来ない天文部もこのときばかりは満点の星空を堂々と観測出来る訳です。ある者は惑星を

望遠鏡で覗いてスケッチを行い、ある者は月面写真を撮り、あるものは流星の出現状況を観測するなどしてそれを後日まとめて文化祭の時などに発表

する訳です。でも、でもね。今年の甲子園じゃないですが、お天気には勝てない訳です。合宿の間ずっと星が見られないなんてこともある訳ですね。

これは困ります。天文部存続の危機です。えっと、余談ですが、俺は菅田中学天文部の初代部員です。ただ、初代と言っても俺が1年のときに発足した

部活だというだけで、2,3年生も初代として居ました。そういう意味では卒業するときには第3代ということになるのですが、歴史が浅い...ちょっと

問題でも起こそうものなら消し飛んでしまうかもしれない弱小の部活(強いも弱いもないけど...)そこで唯一の見せ場とも言える文化祭の資料となる

夏合宿の観測記録がないのは非常にやばいことになる訳です。でも、世の中頭の良い奴っているんですよねぇ。天体観測の専門書の中に曇りや雨の日

などでも流星を観測する手段を発見しました。「どうやって?」と思うかもしれませんが、流星とはそもそも彗星がまき散らしたゴミが地球の大気圏に

突入する歳に燃えている現象です。大きなものだと希に燃え尽きないで地球に落下したりします。それが隕石って奴ですね。で、FMラジオなるものが

ここで登場します。全国に色々なFMラジオがあるわけですが、当然試聴出来るエリアは決まってます。FM横浜を北海道で聞くにはネットか有線しか

方法がない訳です。ところがこの電波、流れ星に当たって跳ね返ることがあるんですよ。すなわち普段は聞こえないちょっと遠目のFM局に周波数を

合わせて声が聞き取れる回数を記録すれば流星の数の概算になるって寸法です。そこで深夜の視聴覚室に部員が集結して色々なFM局にチューニングし

一晩中「ザーザー」という音の中から声を聞き取ろうとします。もちろん音をたててはいけません。微細な音に集中する訳です。で、その時の結果はと

言うともう20年前の事です。す〜っかり忘れてしまいました。文化祭はどうしたか?えっと俺は天文部の他に生徒会の役員でもあったので実行委員と

して活動していたので良く分かりません。<なんと無責任な...でも、天文部の出し物でひとつだけ印象深く覚えているものがあります。当時はまだ

珍しかったパソコンを使った星図の作成です。(ちゃんと惑星の位置表示も出来るし、当時話題だった惑星直列のシュミレーションもやった)これは

俺が持っていたパソコンと顧問の先生のパソコンでそれぞれプログラムしたのですが、現在のPC教室講師の素地はこのときに作られたものかも

しれないと思ってます。って何が言いたかったかと言うと事前に色々準備したり作戦を練ったりすることは重要です。そしてその結果だって重要です。

でも、それが成功しようが失敗しようが、やったという事実だけはいつまでも残る訳です。当時の俺は天文学者か国会議員になろうなんて思っていたと

記憶していますが、20年経ってみれば同じようにパソコンの前に座って仕事していたりする訳です。なにがどこで幸いするか判りませんよね。って

流れ星から随分話しがそれてしまいましたが、流れ星と聞くとそんな中学時代を思い出してしまう訳です。いつでも空に輝く太陽になるのは難しいかも

しれません。それは月とて同じこと。恒星のようにじっと瞬くのも良いですが、うろうろと惑星の様に彷徨うのも悪くありません。でも、俺はやっぱり

一瞬のきらめきに賭ける流れ星のような自分を演出してみたいですね。(って随分強引なまとめだけど、勘弁してぇ〜)