12月12日 前向きに行こう

 最近、すっかり不定期更新になってしまい「ウィークリー」と名乗っているのがおこがましいこのコラムですが、来年こそはなんとか地道に毎週更新

したいと思っています。(って今年はもう諦めたのか?)

 さてさて、前回は余談で思わず盛り上がり(?)長文になってしまった反省を元に今回はさっそくお題に入って行きましょう。「前向きに行く」良い事

ですよねぇ。やっぱり後ろばかり見ていても発展しないですからね。「昔は良かった」なんて俺の嫌いなフレーズは死ぬ直前にだけ言えば良いんですよ。

大体「昔は...」なんて言ってるのは愚痴っぽい悲観論者の始まりみたいなものですからね。最近、同年代の奴らにこのセリフが増えて来たのはやはり

歳のせいですかね?俺はそんなこと言いません。なぜなら昔には戻れないですが、これから来る未来はいくらでも変更出来ますからね。起きてしまった

過去のことは自分の経験値として溜めておけば良いんですよ。俺も弱い人間ですから10年前に戻れたらこんなことしたいなんて考えることもあります。

でもね。その間の10年分の経験値がないから当時はベストの選択をしたと思って現在に至る訳です。今の経験値を持ったまま10年前、20年前にもし

戻ることができるのであれば相当いろいろな事が出来そうですが、それは10年後の俺が今の俺を振り返ってもきっとそう思うことなんでしょうね。以前も

ここに書いたと思いますが、過去に戻れない。未来は勝手にやってくる。そして、現在と言う一瞬、一瞬の積み重ねが時間という流れの中で自分を成長

させているんだと思う訳です。今をより良く生きる努力こそが未来への投資だと思う訳です。

 よく「明確な目標がない」なんて話しを聞きます。俺にも実はないのかもしれません。でも、自分の中で目標を探す事だけは毎日繰り返しているつもりで

います。目標なんてなくたって良いんですよ。そんなものに縛られたって自分が窮屈になるだけです。今を一生懸命に生きていれば自然と目指すものが

目の前に現れます。それが自分の目標であるのかどうかを見定める眼力を普段から養うように努力していればいつの間にか目標なんて見つかります。最近、

テレビなんかで偉そうに「目標がないからいけない」なんて事を言ってる人を見かけますが、そういう事を言う人に限って数字や外見だけの目標を掲げて

汲々として達成したら、次の目標を掲げてなんて事を言う訳です。俺に言わせりゃ小さい、小さい。一人の人間が一生のうちに出来ることなんて限界が

ありますよ。そんな小さな目標掲げるから目標に到達出来ないとやたらに落ち込んだりする訳です。まぁ、人間落ち込む事が誰しもあるでしょうし、それが

人間らしさでもあるのでしょうが、「○○年までに○○する」という目標を掲げて見事にそれを予定通り実現して来ました。なんてのは結果として良いの

でしょうが、それを人に発表する慣性が俺には理解出来ませんね。目標を人に公表するのは良い事だと思います。それはこれから達成すべき未来だからです

でもね。達成した目標を自慢した時点で格を下げちゃうんですよ。達成した目標なんてのは既に過去な訳です。過去にどんな目標を掲げたなんて意味が

ないと思うんですよね。「目標もなく無為に過ごしている」なんて思っている人が居たら、それは多分違います。目標を探す為に時間が必要なだけです。

他人の目なんて関係ないんですよ。毎日忙しくて目標を持てないってのも違うと思います。目標を探す為に足掻いているんですよ。すぐに見つからなくても

良いじゃないですか。時にはボーっと、時には目の回る忙しさの中で自分の将来の姿をちょっとでも想像出来ればそれは楽しい事ですよ。

 人間には思い込みってのがあります。「悪いことが起きそう」と思うと本当に悪い事が起きたりするものです。後ろばっかり見てても仕方ないじゃない

ですか。徒競走でも後ろ向きに走るより前向きに走った方が安全で速いし気持ち良いでしょ?マラソンでもトップの選手が振り返ったりするのは大抵

自分が疲れて追いかけて来るランナーが気になる時だと思うんですよ。後ろのランナーとの位置を気にするのは駆け引きの上でも必要な事なのでしょうが、

それは人生に於いても一緒かもしれません。後ろを振り向くことなくその距離感も把握しないのは無謀です。でも、後ろばかり見ていてもゴールはなかなか

視界に入りません。目が前に付いているのはきっと前向きに生きるために必要だからなんでしょうね。いつも通りのはちゃめちゃな論理展開でしたが、

前を見て胸を張って生きて行こうじゃないですか。きっと明るい未来がありますよ。悲観論からは悲劇しか生まれないですからね。