4月16日 親になると言うこと

またもや大幅に遅れての更新となりました。ほんとウィークリーと冠しているのが恥ずかしいくらいの貧弱更新ぶりですが、どうか見捨てずに付き合って

あげてください。

 今回は俺が親父になった記念のテーマですかね?匠太は順調に成長しています。新生児から赤ちゃんへと変化していく様は日々と言っていい変化でしたね

1ヶ月ほど直子の実家で過ごして親子3人川の字で寝るようになったのはここ1週間くらいのことですが、既に匠太が家にいることに違和感はありません。

子供の何がすごいって無条件に可愛いことですかね?俺は人に何かすることが決して嫌いな方ではないつもりですが、子供はもう別格ですね。ほんとに

なんでも出来ます。今、匠太は俺と直子に頼り切って生きています。匠太がどう思っているかなど計る手段もありませんが、俺達を全面的に信頼して全て

俺達に任せている訳です。こんな状態は普通はあり得ません。どんなに信頼していても赤ちゃんが親に寄せる信頼ほど純粋で真剣なものはないと思います。

そして、その信頼に答えるべく親は親としての自覚を持って行くのかもしれません。今は仕事も忙しいですが、出来るだけ時間を作って匠太と一緒に過ごす

ようにしています。俺は親が親たるように成長するにはこの時期に出来るだけ関わってあげることが必要ではないかと思っています。基本は母乳ですが、

ミルクをあげるときには俺もあげることが出来ますし、時間さえ許せば風呂に一緒に入るようにしています。食事はまだ無理ですが、将来は出来るだけ

一緒に食事する時間を取りたいと思っています。日本には父親は育児にあまり参加しない風潮が長い間あったようですが、少なくとも俺は積極的に参加

したいと思っています。義務を果たさずして権利は主張出来ません。父親が外で稼ぐという義務は今もあるでしょう。でも、子供と関わり夫婦で子供を

育てるという義務もあるはずです。匠太がこれから成長するにあたって将来はイタズラもするでしょう。喧嘩もするでしょう。男の子なら少々の怪我をして

帰ってくることもあるでしょう。いつも叱りとばして威厳を保とうとするには限界があります。でも、叱らなければいけない場面もきっとあるはずです。

そのさじ加減は俺も匠太と直子と共に勉強でしょう。俺は小さいときに親父に殴られて殴られて育ちました。俺はそれが嫌で嫌で溜まりませんでした。で、

結局俺は殴られない為に良い子を演じる子供になってしまいました。きっとそれは今でもそうです。親父も歳の性かいくぶん丸くなりましたが、俺との

意見は相変わらず合いません。肝心な事を親父に相談する気になど絶対になれません。俺の人生の岐路で親父に相談したいことはいっぱいありました。でも

結局ほとんどそれをすることはありませんでした。だから俺は匠太の相談相手になってやりたいと思っています。一緒に考え、悩み、そして笑いたい。俺の

エゴかもしれませんが、そんなことを本気で考えています。

 最近、匠太は俺の口まねをするようになりました。俺が勝手にそう思っているだけかもしれませんが、確かに同じ口の形をしているように思えます。

(下に写真を入れますね。)この写真を見たときに俺はさらなる責任感を感じました。なぜなら今は口まねだけかもしれませんが、これからはドンドン俺の

真似をしながら育って行くのだと思ったからです。そう。俺も聖人君子じゃありません。間違いもあれば怒ることも泣くこともある普通の人間です。でも、

匠太の前では俺が見本を見せなければいけないのです。昔の人は言いました。「子は親の背中を見て育つ」名言ですな。そして「子育ては親育て」これも

ずしんと実感します。親になること。それはひょっとしたら自分を鍛える究極の試練なのかもしれません。でも、こんな楽しい試練なら俺は負けずに正面

から立ち向かいますよ。