10月7日 旅行
今回は時間が有るので早めの更新です(笑)えっと毎週月曜更新じゃなかったっけ?ってツッコミはご遠慮ください。ほんと最近は定期更新にならないから、昔の「たいしの独り言」に戻りつつありますね。「たいしの独り言」なんてコーナー覚えている人いるのかなぁ?(今から5年くらいまで連載していたウィークリーコラムの前身です)
さて、今回のテーマは旅行です。直子との結婚を決めたときに約束が幾つかあったのですが、この旅行というのもそのひとつです。毎年どこかに家族で旅行に行くというものです。大体秋に箱根や伊豆の温泉といった感じがこのところ定番になってますね。元々外に出るのはあまり好きではないのですが、家族だけで仕事を気にせず一日過ごせるなんてことは滅多にないことなので俺も毎回楽しみにしています。今回の旅行先は伊東でした。まぁ、すでにブログに書いたのでご存知の方も多いでしょうけどね。
全般的には非常に楽しい旅行でした。匠太と直子の笑顔は俺にとっての一番の活力剤ですからね。匠太のはしゃぎ様ったらないですね。やっぱり子供は広い場所で走り回って自然とふれあいながら成長するんでしょうね。
この書き出し、正に嵐の前の静けさですね。このまま楽しい話でめでたしめでたしで終われれば最高なんですが、そうは行かない事情があります。泊まったペンションが最低、最悪でした。匠太を中心に宿を決めたので子供を受け入れてくれる場所ということで探したんですが、なかなか良さそうな場所を見つけました。小さい子供が遊べるように様々な工夫がしてあるとの触れ込み。やっぱり子連れの旅行は周りに気兼ねしますからね。こういう場所でないとと思って予約していた訳です。4時にチェックインして屋外の子供用の遊び場に匠太を放します。親が目を離していても小さいお子さんでも大丈夫。ということだったように思うのですが、とんでも八分。下はアスファルトで一番高い遊具は俺の背丈より高い。匠太の身長を上回る滑り台だけでも3台以上あります。こんなところから落ちたらただの怪我じゃ済みません。でも、遊具を目の前にした匠太が遊びたがります。まぁ、一緒に居れば大丈夫だろうと思って遊ばせていましたが、この時点でうさんくささが出ていた訳です。暗くなったので館内に入りプレイルームで遊ばせます。このときも疑問に思ったのですが、この時点で俺はまだオーナーだけでなくスタッフと誰とも会っていません。チェックインの手続きは直子がして、俺はその間、外で匠太と遊んでいた訳です。外で遊んでいた客が帰ってきた。普通誰か出迎えねぇか?しかも2時間近くプレイルームに居たにも関わらず結局誰も来ません。そう他の泊り客もです。キャンセルがあったとの説明だったらしいですが、21室もあるのに泊まり客は俺たちだけなんですよ。まぁ、貸切だぁ〜なんて当初は喜んでいたんですけどねぇ。さて、プレイルームですがビデオは擦り切れてまともに見られるものは皆無。しかも、喫煙場所がここしかありません。判ります?俺は家ではタバコを吸いません。これは匠太を妊娠したと直子から報告を受けたその日から実践しています。どうしても吸いたい時にはホタル族な訳です。で、このペンションです。子供用のプレイルームにしか喫煙場所がないってのはどういうことですかね?一応申し訳程度の換気は付いてますが、分煙するような高性能なものではないと思われます。実際に直子は俺が吸う前からタバコ臭い部屋だって言ってましたからね。もうひとつのプレイルームには絵本などがあるのですが、旅行雑誌やら資格試験の本、小説からなんやらごった煮状態。新しいのは雑誌ばかりで幼児用の絵本に新しいのは見当たりません。外の遊具もそうなのですがどうも初期投資してそのままのようです。特に外の遊具は雨ざらしですから劣化もひどく乗ると危険と思われるものまでありましたからね。壊れたおもちゃもそのままでしたしねぇ。部屋に入るとちょっとビックリ。ベッド以外はなにもありません。そう足の踏み場さえないんです。1階は遊び場、2階は寝るだけの部屋だからベッドだけで良いだろうと言うことのようです。子供が悪戯しないように上に置かれたテレビを首をさすりながら見ていると館内放送で食事の用意が出来たとのこと。食堂に移動します。俺たち以外に客はいない訳ですから広い食堂もがら〜んとしてます。奥にはここにもプレイルーム。食事が終わった子供はプレイルームで遊ばせて親はゆっくり食事を出来るって趣向らしいです。で、帰ってネットで調べて判ったことですが、他の客がいるときには他の子が遊びたがるので座らせて置けと言われるそうです。要するにオーナーの勝手で親の時間を拘束されます。HPの写真では船盛りだった刺身は普通の皿に盛られてます。まぁ、そのくらいは良くあることでしょうし気にもしなかったんですけどね。ここからオーナーとのバトルが始まります。「お子さんは絶対靴下を履かせないでください」先制パンチを放たれます。俺としては「はいっ?何言ってんだ初対面の客に向って?」ってなもんですが、まぁ、そういう方針もあるでしょうし、家では靴下を履かせることはあまりないので適当に相槌打って置きます。続いて「私は東京の保育園で唯一の裸足保育を保育園に導入したんですよ」と来た。ちなみに調べてみました。裸足保育なんて言われて久しいし東京で唯一ってどこだ?ってな訳です。判りません。なにせ30以上の施設が裸足保育してるんですからね。しかも、一番古いところなんかはどう考えてもこのオーナーの子育て始める前からやってます。続いての発言は「あれっ?僕の出てるテレビ観てませんね?」ほう。テレビに出てるんだ。直子がすかさず「なんて番組ですか?」と聞くと「まぁ、そんな細かいことは言いから」と口を濁します。これも調べてみました。NHKの教育番組ということでしたが、ようやく突き止めた本名でNHKの番組を片っ端から検索しましたが出演記録がありません。まぁ、俺が検索下手なのかもしれないですけどね<嫌味ですよ。俺はPCのプロですからね。ちなみにNHKにメールで問い合わせてみましたがまだ回答は来てません。検索で判ったのは以前にフジテレビで子供を連れて宿泊できるペンションがあるとの情報が放送されたことがあることは見つけました。そこで推論。精々数回出たテレビを今でもレギュラーで出ているように話したのではないかと思われる訳です。ついでに言えばアメリカで幼児教育を学んだとも言ってました。それはさすがに調べる術がありませんが、俺の調べたところでは著作もありません。要するにアメリカだのテレビに出ただのって権威付けをして信用させようという手法です。まぁ、3流詐欺師の手法ですな。で、ここからが佳境です。匠太をプレイルームで遊ばせて置けと言います。そんなの親の俺たちが判断するってのにいちいちうるさいオヤジです。で、迂闊にもこれが彼の作戦だとはその時気付いてませんでした。匠太は1歳7ヶ月。一人遊びが出来ない訳ではありませんが、長時間は無理です。これは生理学的にも証明されています。ちなみに小学校の授業が40分なのは集中力が持つ限界から計算された授業時間です。大学では90分。これが人間の通常集中の限界です。ましてや2歳に満たない子供がもしも親を無視して遊び続けることが出来たとしたらそれは今すぐ病院に行くべきです。当然匠太はグズって泣き出します。パパ、ママ早く一緒に遊ぼうよ。という訳です。直子が抱き上げ一度は泣き止んだところにオーナー登場!「お母さんは抱くのが愛情と勘違いしているすぐに下ろしなさい」はぁ?アメリカで育児学んだんじゃねぇのか?俺に幼児教育の学がないと思ったら大間違いだぞ。3歳までに親とのスキンシップをうまく計れなかった子供はその成長過程で問題行動が増えるというのは幼児統計の常識。それをこの自称教育家は真っ向から否定してみせた。そして「別にお母さんの愛情を求めた訳ではなく、泣いて呼ぶことで命令しているのだ」と来やがった。まぁ、そういう側面もあるだろう。それの何が悪い?匠太は例え一日でも俺たちがいなければ死んでしまうんだよ。それは時と場合に寄るだろう。慣れない環境で知らないオジサンがうろちょろしてるプレイルームで大人しくしてる子供の方が異常だっての。そしておもちゃを使い大声を出して無理やり匠太の気を引きます。びっくりして匠太は一瞬泣き止みます。「ほら、泣き止んだでしょう」バカか?驚いて匠太の思考が停止して泣き止んだだけだっちゅうの。甘やかすから引き篭もりだの甘ったれた子供が出来るとも言ってたなぁ。あのさ。抱くことはスキンシップであり政府広報の「もっと子供を抱きしめてあげてください」ってCM知らないのかよ?常識中の常識だろうよ。匠太はいつもなら抱いてくれるママの膝にすがっていつまでも泣いています。しかも机の下に潜ってです。勝手にあのオヤジが匠太の気持ちを代弁してましたが、俺が代弁してみましょう。「このオジサン怖いよ。ママ助けて。なんで意地悪するの?ママ、僕怖いんだよ」さぁ、ここまで読んだ皆さん。親の俺が見た匠太の気持ちとこの似非教育者が言った「俺が抱けっていうんだから命令聞けよ!」と言っているという意見とどちらを信じます?直子は気付かれないように匠太の頭をそっと撫でてあげます。「大丈夫。ママがいるから」一瞬泣き止んだその瞬間に大声で「それがいけないんですよ」また大泣きです。大声にびっくりしました。要するにこのオーナーの筋書きにはめさせる為に匠太は泣かされたのです。いい加減頭に来てましたがここで感情を爆発させるほど俺も子供じゃありません。それこそこいつの術中にはまる可能性があります。ディベートのテクニックのひとつに相手をわざと怒らせて本音を聞き出しそこを突破口に議論を組み伏せるという手法があります。俺のもっとも嫌いな手法ですが、インタビューアやアメリカの論戦ではよく用いられる手法なので「あぁ、あれか」と思う人もいるでしょう。そう。これは戦術なのです。百戦錬磨とは言いませんが、俺も会社経営10年目。こんなバカな手法を使う営業など何人も組み伏せて来ましたし、勉強もしてます。こういうときには冷静に対処するのがもっとも有効かつ相手に隙を与えない防衛手段となります。そしてメインのステーキが運ばれます。匠太はまだ泣いてます。直子は説教されて困り顔です。俺は年に1度しかない連休を死ぬ思いでスケジュール詰めて作って伊東くんだりまで出掛けてこの有様ですよ。食事というもっとも家族団欒で楽しい時間をぶち壊してしたり顔のバカが居る訳です。「ステーキは170gあるんですよ」別に170gのステーキなんぞ珍しくねぇだろ。ファミレスだってそれくらいあるわい。「ご飯はどれくらい持って来ますか?」はぁ?ステーキは170gなんだろ?それに合わせて持って来いよ。それがプロの仕事だろうよ。まぁ俺も嫌味のひとつも言いたくなったので「いくらでも食べますよ。おいそうですしね」なんて相槌打ちます。「じゃぁ、一升くらい持って来ましょうか?」危うくぶん殴るところでしたよ。常識がないのはこれまでの言動で十分判っていたけど食う訳ねぇ〜だろ。右手の拳を血が出るほど握り締めながら出来るだけ笑顔で「いくらなんでもそれは無理ですから、普通よりちょっと多いくらいでお願いします」すると「そういうのはいくらでもとは言わないんですよ」カッチ〜ン入り口に自慢気に措いてあったどこぞのサイン入りバットでも持って来て頭かち割ってやろうかと思いましたね。てめ〜がバカなこと聞くから合わせてやったんだろうよ!で、出て来たご飯の量は真正のバカ。信じられないくらいの大盛りです。「旦那さんには少ないかもしれませんけど」ここまで来れば相手の作戦なんて読めます。要はこれを俺が食いきれなければ「食える量を聞いたのにちゃんと言わないからだ」とかなんとかヤクザより酷い因縁をつけるに決まってます。ちなみにこれも帰ってからネット検索したのですが、やはりそのようです。「残すとオーナーに叱られます」との記述を数箇所で発見しました。要するにこいつの常套手段な訳です。ひっかからね〜よ。170gという小さなステーキをさらに薄切りにして大量のご飯と共に口に押し込みます。休憩したら満腹中枢が刺激されて負けます。一気に食い切るしかありません。ステーキの味ですか?知りません。一切れに対して10倍以上のご飯を詰め込んだのでご飯の味しかしません。ここで残したら俺の負けです。こう見えても俺も元大学野球の選手。人並み以上に食う事は出来ますが、体調などの管理もあり腹八分目に普段は抑えているのですが、このときばかりはリミッターを外しました。食い切ってしばらくして下げに来たオーナーがちょっとビックリした顔をしたのを俺は見逃しませんでしたけどね。でも、こいつやっぱり懲りないねぇ。「おかわりは?」と来やがった。食えるもんなら素飯で同じ量食ってみろってんだ。自分に出来ねぇこと人に要求するんじゃねぇよ。俺はそれでも努めて冷静に「結構です」と言って置きましたけどね。他に彼がこのときに言った戯言とそれを軽く論破してみましょう。先ずは幼児教育でもっとも大事なのは放って置くことだそうです。泣きたいだけ泣かせて放って置けば諦めて泣き止むそうです。理想は何も考えずに子供を作って家事も育児も何もしない人だそうです。彼は一昔の言葉ですが「汚ギャル」が一番だと言うようなことも言ってましたね。すると2歳にも満たない子がママの袖を引っ張ってこう言うそうです。「ママお腹空いたから何か作って」これで「ほら独立心が芽生えたでしょ」ってな理屈です。この子を正常な感覚の人が見て「わぁ、喋るの早いねぇ。よかったぁ」なんて言うと思います?子供の教育はもっと親が手を抜いて楽にしないといけないという例えだと思います。<精一杯善意に解釈してです。子供が親に頼らず独立することが子供の教育ですかね?親が楽することが子供の教育ですかね?少なくとも俺はそうは思ってません。子供と一緒に悩み、苦しみながらも家族みんなの幸せを考え他人を思いやる心を育てて行くのが教育だと思ってます。それには愛情を持って抱きしめ、時には道を諭すことも必要でしょう。俺の子育てのモットーを書いて置きましょう。「叱る時には冷静に。褒める時には感情的に。」人間どうしても逆になってしまいます。そこをぐっと堪えて冷静に道を諭し、一緒に喜んでやる。これに勝る教育は俺はないと思っています。人見知りをする子供は良くないと思われがちですが、それは勝手な親の都合でしかありません。これは保育園の園長を長年している俺の叔父から聞いた話です。子供が人見知りをして泣くと親がバツが悪くなり早く直そうとします。このバツの悪いのは親なのです。ここが親の我慢です。バツが悪くてもしっかりと抱きしめその人ととの会話を続けます。叔父の解説する子供の心理はこうです。「知らない人が居て怖いよママ」が最初の人見知りで隠れたり泣いたりする段階です。ここでしっかりと抱きしめて楽しそうに会話を続けます。すると子供は「あれ?ママが笑ってる。この人悪い人じゃないんだ。怖くないんだ。」と学習するというのです。母親という安全基地に居て状況を確認し安全であると知れば大丈夫なのです。次第に子供は自分で判断をし人見知りも徐々に解消して行きます。子供同士の場合には本能的に危険ではないと判断しすぐに打ち解けます。要は自分より大きくて力も強い大人に対して子供は恐怖の感情から入るのです。ここからは俺の想像ですが、太古の昔俺たちの祖先は常に危険と隣り合わせでした。特に小さい子供はもっとも危害が加わる可能性があったのだと思います。そこで危機察知能力が働き一番安全と考える母親に縋るのではないかと思うのです。そこは理屈ではなく本能だと思うのです。さて、話を戻します。無責任な放置による「ママお腹空いたから何か作って」という言葉を2歳前に聞くのと、「僕怖いんだ」と思っている子供を察してしっかり抱きしめ安心させ社会に適合できるように導くのとどっちが教育だと思いますか?他にもあるプロスポーツ選手の話もしてました。3歳になるのに言うことを聞かず走り回ってどうしようもない。えっと、その方は非常に有名な方です。私も面識はもちろんありませんが、テレビなどで知ってます。有名税みたいなものでしょうが、仮にも客のプライベートを悪い例として出すオーナーなんて有り得ると思いますか?これも「俺の言った通りにやらないからだ」と言いさらには「俺は知らないよ」とも言ってました。ここでも彼の自己顕示欲が見え隠れします。要するにそういう有名人でさえ俺に相談に来るんだ。という訳です。別にさぁ。有名人って言ったって人でしょ?そういう権威にやられる奴ばかりじゃ世の中ないんよ。このバカバカしい茶番に付き合って後、部屋に戻ります。もちろん二人でしっかり匠太を抱きしめてやりました。直子は「こんな宿選んでごめんね」と泣きながら謝ります。楽しい旅行ぶち壊しです。まぁ、俺も努めて冷静になろうとし「仕方ないよ。こんな奴がやってるなんて知らなかったんだから。来年はもっと調べて旅行しよう」と提案し慰めます。風呂は貸切で用意できてるとのことでしたが、俺たちには落ち着く為に時間が必要でした。俺は例の喫煙所に向かいます。すると階下で若い男の子が二人カウンターの辺りで話をしています。「おや?家族かな?でも娘しかいないって言ってたと思うけどなぁ。バイトかなぁ?」なんて思いながら喫煙所に行きタバコを2本ばかり吸います。ちなみにこの灰皿ですが、決して大きなものではありませんが俺たちがチェックアウトするまで一度も片付けられることはありませんでした。部屋に再び戻り貸切露天風呂に向います。あれっ?鍵がしてあります。客は俺たちしかいないはずです。なのに既に鍵。普通ここで考えるのはひとつです。俺たちが部屋でゆっくりしている間にもう終わったと思って鍵を閉められたと言うことです。これだけでも普通なら大失態のはずですが、あいつならやりかねないな。と思ってました。直子がフロントにまだだから鍵を開けてくれと言いに行こうとしたその瞬間です。中から先ほどの若者二人が挨拶もせず睨むように俺たちの横をとおり過ぎました。従業員が風呂の掃除をしてた?そんな訳ありません。誰だか知らないけど客の風呂に先に入っていた訳です。これがオーナーの家族か従業員か単なる知り合いかなんてのは問題じゃありません。俺の想像の斜め45度を行ってやがる。それがここの常識だとすれば、ここは日本じゃない。って言うか俺の知ってる時空じゃない。ぬるくて本当に温泉か?思える湯から上がり部屋に戻ると直子と匠太のこれからの教育について意見交換をします。直子があんな頭の悪い奴の話に乗るとは思っていませんが、大体似たような感じで捉えていたようで、直子は福祉の専門家の意見として彼の矛盾点を見事に突いて論破してみせました。俺も一安心です。家族の絆はより深まった訳ですが、これを奴の狙いだとしたらすごいですけどね。まぁ、天地がひっくり返ってもそんな訳ないでしょうけどね。かわいそうなのは何も知らずに恐怖体験をした匠太でしたね。罪滅ぼしになるかどうか判りませんが、明日は一日匠太の為だけにパパを専有して良いからね。普段は休みの日でも仕事などで結局一緒に長時間過ごすことが出来ませんからね。えっと他にも突込みどころ満載の宿でした。例えば部屋は全部洋室なんですが何でも子供は頭が重いので上にしかいかないからベッドから落ちることはないそうです。少なくとも俺は家に帰って匠太の寝姿を見て180度反転しているのを目撃してます。大体この時期は寝返りが多くベッドから落ちないなんてことは普通に考えて思い込み以外の何者でもありません。こっちは一晩中ハラハラドキドキですよ。他には入室しても宿帳がありません。もちろん出迎えのお茶もお菓子もありません。持ち込み禁止なのは当然でしょうが冷蔵庫もありません。明日のおやつにと持ってきたバナナが腐りました。チェックインの手続きは直子がしたと書きましたが、俺の住所、氏名、電話番号の記載された申し込み用紙がカウンターに終日そのまま置いてありました。他にも実は法律違反とも思われる事例が幾つかあり、帰ってからネットやその他の情報収集した結果も持っているのですが、それは自己防衛のために伏せて置きます。(もちろんブログにも書いてません)ブログで書いて以来、何人からかペンションの名前を教えて欲しいと言われましたが、あのバカのことだから名誉毀損だとか営業妨害だとか言いはやさないとも限りませんからね。ちなみにこの文章は俺が伊東のとあるペンションで経験した実体験であり、俺が当時思ったことを素直に書き記しただけで非難される筋合いではありませんが、何せほら俺の考えの斜め45度の見えないところに居る奴ですから…翌朝、いつもならこれから寝ると言ってもおかしくない時間に起きます。直子は朝食時にオーナーと顔を合わせるのが嫌だと言います。俺も嫌ですが、「匠太が泣いたらどうしよう」と言ってました。俺は一言「抱いてやれ。二度とここには来ないんだから」と言い食堂に行きました。朝食は奥さんの担当らしくオーナーは居ません。匠太は俺たちと一緒に一度も泣くことなく食事を終えました。そしてチェックアウト。オーナーが顔を出します。「今日はこれからどちらへ?」「シャボテン公園に寄って帰る予定です」「だったら下で車を止めて園内バスを使うと良いですよ。帰りは135号が混むでしょうから伊豆スカイラインを使った方が良いですね」100%彼の親切心から出た言葉だと思います。でもね。信頼のないところにはその言葉さえ空虚なんですよ。俺たちは山頂の駐車場に車を止め、135号を通って帰って来ました。結果として正解でしたね。理由はブログでどうぞ。普通は帰り際に「また来てくださいね」ですよね?聞かれませんでした。聞いたら「ははっ!二度と来ません」って笑顔で返してやろうと思って居たのにね。多分、誰かに先を越されたんでしょうね。
この一件を除いては非常に楽しい旅行でした。来年は今年の分を取り返すべく思い切り楽しんで来れる旅行を計画したいと思います。子持ちの皆さん。伊東に子連れで旅行のときには是非気をつけてくださいね。