01月24日 ふと振り返る
おぉ!ちゃんとコラムが更新されてるぅ〜。奇跡かそれとも俺の気まぐれか?俺が暇だった?いやいやめちゃめちゃ忙しいんですが、そういうときに出来たちょっとした時間って上手く使えないんですよね。新しい仕事に手を付けるには時間がないし、かといってぼ〜っと過ごす訳にもいかない…はっ!コラム書けばいいじゃん!!ってな訳で更新です。実はPC教室の授業が生徒さんの所用でキャンセルになったんでポカンと時間が空いたんですよね。こういうことって結構あるからこれからはこういう時間を上手く利用して更新して行きましょうかね?
で、今回のタイトルは「ふと振り返る」です。投票総数1件。いやぁ〜最近更新してないからシステム知らない人がいるかもしれませんね。一応このコラムは読者の皆さんからタイトルを投票してもらって毎週書くって形になってます。右上の「次回の予定」をクリックするとタイトル候補が表示されるので次にタイトルにして欲しいものを投票してください。原則、トップ投票のものを次回のタイトルとします。是非是非ここを読んだらタイトル投票をお願いしますね。えっと、本題、本題。なんでしたっけ?そうそう、ふと振り返るですか。ふっと振り返っても一昨日の晩飯のメニューも思い出せない1968年製ポンコツ脳みそ搭載の俺には何をどう振り返って良いのか…
ビリヤードについては散々ブログなどでも書いているのでたまには仕事を振り返ってみましょうかね?大学を卒業することになった俺は就職活動って奴をします。正直、働くってイメージが明確になかったし、当時はバブル絶頂時。学生の売り手市場で余程のことがなければ上場企業だろうとなんだろうと入れる今の学生にしてみれば信じられないようなノー天気な時代でした。当時俺が考えていたのは家を出ること。実家の家業を継ぐ気もなかったし、長男だからとそんなことも言われてませんでした。で、出来るだけ家から通えないようなところで就職しようと考え、東京でも千葉よりの会社を中心に動きます。そして無事就職したのが両国にある(その後新橋に移動)中堅ソフトウェア会社でした。当時の社員数500名ほど、21世紀には上場を!を合言葉にこれからがんばりそうな会社ってことで決めました。まぁ、汎用機のプログラム経験は無かったですが、PCのプログラムは中学から作ってましたから興味もありましたしね。そしてなんと言っても所在地が両国。家から通勤したら2時間以上掛かります。これを理由に会社の寮にでも入って独立するぞっと…ってところまでは計画通りだったんですが、内定が出てもう二進も三進もいかなくなった状況で、ある事実が判明します。会社の寮の年齢制限です。その会社は当時大卒をほとんど採用していませんでした。高卒、専門卒が圧倒的に多かったんです。(実際同期入社120名中4大卒は俺だけ)会社はそんな若い子向けに寮を構えていたらしく、俺は1年くらいしか寮に居られない(大学を留年しているので本当は2年居られるのに年齢が…)と言うことが判明。都内にアパートを借りようにもバブル絶頂時では給料の大半が家賃で飛びます。仕方なく実家から2時間半かけて通勤してました。通勤は大変でしたけど、往復の電車の中で本を読んで勉強したり、仕事の方も良い先輩、上司のお陰で楽しく充実した日々を過ごしていました。給料がもうちょっと上がって彼女でも出来たら独立すればいいかなぁ?なんて思っていた矢先に出向命令が下ります。ここでの上司とそりが合わず仕事が嫌になります。それでもこのプロジェクトを終えたら本社に帰れるとの一念でがんばりますが、そのころから自分で仕事をしてみようか?とも思い始めました。そして、仕事を辞めると決心したのはその嫌いな上司に昇進人事が発表されたときです。会社は人を見る目がないと自分なりに判断しました。結局、辞める覚悟で部長に直訴し配置転換してもらいそこで2年ほど過ごします。そこでの上司は寡黙ですが、適切なアドバイスと仕事振りで尊敬できる方でした。このままこの会社に居ようか?それとも独立して自分で仕事を始めようか?悩みに悩んだ時期ですね。
で、結局俺は会社を辞めることにしました。自分で起業してみたいという欲求に勝てなかったのかもしれません。自営業の息子なんてのは嫌でも嫌いでも親父の仕事ぶりを見て育ってますんで、自分で何かをやりたいというのは生来の宿命だったのかもしれません。ただ、起業するといっても会社を興すにはそれなりに金も掛かります。そこで引退を示唆していた親父から会社の株を買い取り、代表に就任するという形で現在の基礎を作りました。ときどきサラリーマン生活を思い出すことがあります。良くしてくれた先輩、上司とも年賀状の付き合いさえ絶えて久しいですが、あの経験が今の俺を作っていると言っても過言ではないでしょうね。まぁ、独立してからのことはそのうちまた書くこともあるでしょう。あまり長くなるのもどうかと思うので今回はこれくらいで…あっ!そうそう、サラリーマン時代の最後の最後、俺の送別会での出来事をちょっとだけ書いて置きましょうかね?送別会も終えて駅まで向う最中、同僚や先輩に囲まれて談笑していると一人の先輩が俺に言い放ちます。「お前なんかいらね〜よ」今でもくっきり鮮明に覚えてます。サラリーマン時代を思い出し、あのまま続けていたら…と想像するときに必ず思い出すようにしてます。俺の選んだ道は間違いじゃない。