”綾波レイ”に包帯を巻かせた男(?)、大槻ケンジが『エヴァ』を語る!!

包帯で真っ白な少女にあえて言いたい
「逃げちゃダメだ」と!!

「眼帯包帯少女系」という言葉を『エヴァ』を知る前に作っていたんですよ。自分の中に閉じ篭って、物事を悪い方にしか考えられない女の子っていうのは、どういうわけか、自分の体に包帯を巻いて病人を気取るんですね。レイのモデルになったと言われる『何処へでも行ける切手』に出てくる「包帯で真っ白な少女」っていうのはまさに「眼帯包帯少女系」のイメージです。

でも今は「それじゃダメだ」と。ホントに「逃げちゃダメだ」ですよね。逃げるとこなんてないんだから。ある時期の「眼帯包帯少女系」の生き方を肯定していた頃の僕だったら、レイちゃんの大ファンになってたと思うんですよ。でも、今の僕はホントに「逃げちゃダメだ」って思ってて。なんか最終回のスタンディングオベーションみたいですけどね。そう思ってからはアスカちゃんみたいな女の子が好きになったんですけどね。でも、そのアスカちゃんにも苦悩があったんですねぇ・・・・・・。

まぁ、みなさんおっしゃると思うんですけど、最後の2話、すごいですよね。

やぁ〜、ロボット物の『マジンガーZ』と成長記の『スタンド・バイ・ミー』、何かわけの分かんないものが襲ってくる『クトゥルー神話』と親父越えの『巨人の星』を今風にまとめているうちに、最後はATG映画になったのかなって(笑)。でなきゃ80年代のぴあのフィルム・フェスですね。

結局、アイデンティティの問題だと思うんですよ。「自分とは何か?」っていう。情報過多になって自分が何だか分かんなくなっちゃって、主人公が自分と対話して、最後に「アイ・スタンド・ヒア」というか「我思う故に我あり」っていうことに気付いて、みんながスタンディングオベーションで迎えるっていう。何だか分かんないけど、開放があって終わるんですよね。最後の2回だけ、下北沢の小劇場ですか、あれは(笑)。「あんたは満足しただろうけど、客は分かんないよ!」っていう(笑)。だけど、好きか嫌いかと言われれば、ホントに好きですねぇ。実験と言えば実験だし、力足らずの帳尻合わせと言えばそうも見える。でも、「嫌いか?」って言われれば、どうしようもなく「好き」なんです、僕。最初は楽しいラブコメだったのに、後半なぜか暗くドロドロした話になって取り留めなく終わった『飛んだカップル』とか、あと平井和正さんの後期の作品なんて、わけ分かんなくて大好きでしたもん。最初の頃も好きだけど、何か、とんでもないことをして終わらせちゃったっていう。「何も解決してないじゃないか!」っていうね(笑)。

僕も今、「投げっぱなしジャーマンスープレックス小説」(笑)というのを書いてるんですよ。『ステーシーの美術』っていう作品なんですけど。帳尻は後で合わせりゃいいやと思って、書きたいことを書いてるんです。これも今中断しちゃってるんですよ。中断した後で「実は、これは第二部だった」ということにして(笑)、今度は第一部を書くつもりです。そういう小説を書いていると、『エヴァ』ってホントに参考になるんですよね。

「人間は血の通う生き物だ!」大槻ケンヂの予想する『エヴァ』の最終回とは・・・・!?

絶対、全員にエッチさせるべきなんですよ。ミサトが悪い! ミサトがシンジに一発やらせてれば・・・・・・。いや、彼は単にホモなのかな(笑)。ホモだったら、責任持って男気のある加持さんが抱いてやるべきですよ。シンジを抱いてやるべきなんです。人間は血の通った生き物だっていうことを、シンジは知らなくちゃいけないんです。

予想しましょう。最終回を。シンジはホモです(笑)。彼は加持さんに抱かれます。そして「人間は血の通う生き物だ」ということに気付き、開放されます。でも、そこから「自分は同性愛者だ」ということで延々と悩むという(笑)。レイはゲンドウに抱かれます。アスカは・・・・・・俺がやってやる(笑)。ホント、アスカちゃんには幸せになって欲しいんですよねぇ、俺は。