佐藤さんという方からWindowsNTでもコンパイラが動作したとの情報をいただきました。 私(FU-TA)自身はWindowsNTが動作する環境を持っていないので確認できませんが 参考ということで公開させていただきます。 なお、ここに書かれていることに関する質問のメール等は一切受け付けません。 ご了承ください。 ---- お世話になっております。 佐藤と申します。 Lsi c試食版をNTで動かそうと試行錯誤したところ なんとか動くようになりました。 同じ様に困っている人もいるかもしれないので、良かったら 知らせてあげて下さい。 NT では 「LSI C-86 超簡単セットアップ」でセットアップしても 95/98 の様にドラッグ&ドロップには対応出来ません。 (中身を変えれば動くのかもしれませんが。。) コンパイルも実行もDOS窓で操作します。  とりあえず、Lsi c試食版が、何とかNTでも動くようになりましたので、 参考にして下さい。 まず、Lsi c試食版をウェブなどからダウンロードして、インストール します。(私は、lsic330c.lzhを使用させてもらいましたが) そうすると、C:\Lsic86というディレクトリが出来るので、 C:\Lsic86\Bin にある _lcc.def (もともと_lccと言うファイル名だったもの)の内容を 以下のように変更します。 (インストールしたディレクトリ名が異なる場合は、その名前に変更します。) # LSI C-86 compiler's configuration file -DLSI_C -XC:\Lsic86\BIN -LC:\Lsic86\LIB -IC:\Lsic86\INCLUDE -T -O -acdos.obj $LSICOPTS &#Command line argument will be inserted here -lknjlib -ldoslib -v  次に、[コントロールパネル]の[システム]アイコンをクリックし、[環境]タ ブをクリックして開くと、「システム環境変数(S)」というボックスの中の 「変数」の並びに、"path" という項目があるので、これを選択(クリック)し て下の「変数(V)」というテキストボックスに移します。するとその下の長い テキストボックスに「値(L)」が表示されます。その中には長々と文字列が書 かれていると思いますが、その文字列の一番右をクリックして、カーソルを表 示させ、[右矢印]を押してカーソルを文字列の最右端に移動します。そしてそ こに以下の文字列を記入してください。  ;C:\Lsic86\BIN 間違いなく記入し終わったら、[設定(E)][OK]をクリックしてダイアログボッ クスを閉じ、[システム]と[コントロールパネル]を閉じてしまいます。ここで 一旦 Windows を再起動してください。  次は、「メモ帳(notepad.exe)」を開いて、  lcc -j %1 と一行書き込み、"LsiC.bat" という名前で C:\ のルートに保存します。 (必ず、拡張子を.batにすること。.txtでは、実行されない。)  これで準備は完了です。これまでの操作が間違いなければ、DOS 窓を開いて、   C:\> LsiC Filename.c と入力してみてください。 ここで、"Filename.c" という部分には、C言語のプログラム(プログラムリスト)が書かれている ソースファイルをフルパスで入力してください。 (プログラムソースファイルが、c:\cの中にあるなら "lcc -j c:\c\%1" 、c:\c\srcの中なら "lcc -j c:\c\src\%1"などと上のバッチファイルの内容を 書き換えるとフルパスで指定する必要は無くなります。 また、C:\>としているのは、LsiC.batがC:\(ルートディレクトリ)に有る為です。 C:\のように"path"を設定した以外のディレクトリからの実行は出来ません。 なお、カレント(現在アクティブの)ディレクトリを変えるには、チェンジディレクトリ 例えば、c:\c\src>cd c:\とするとc:\>に移ります。 逆は、c:\>cd c\srcです。)  "lld @link.i" という表示が出て、コマンドプロンプトに戻ったら、コンパイルは成功です。 "Filename.exe" というファイルが同じディレクトリに出来たはずです。  エラーメッセージが出るようなら、プログラムリストを訂正してやり直して ください。  プログラムの実行は、c:\c\src>Filenameです。 c:\c\src>は、やはり、実行ファイルの置いてあるディレクトリです。 これで、一応動くのが確認出来ました。