真 夏 の 観 覧 車

                                       立花樹々

乱反射する光線が 駐車場に 遠くの海に 光の粒を零してく ガラスにおでこくっつけて はしゃぐ君の 横顔ちらり 盗み見してる僕   ずっと ずっと ずっと   このままふたりでいられたらいいね   上る 上る 上る   真夏の観覧車 太陽に向かって   灼けつくくらいの情熱で   君のこと愛したいよ   一番高い場所に来て 一瞬静止 降りる速度 ちょっぴり速い気がするよ 地上に着いたらなんだか 言えなくなってしまいそうで 焦りはじめる僕   ずっと ずっと ずっと   煌めく水平線見つめていよう   回る 回る 回る   真夏の観覧車 青空をバックに   眩しいくらいに輝いた   君のこと見つめたいよ    ずっと ずっと ずっと    このままふたりでいられたらいいね    巡る 巡る 巡る    真夏の観覧車 季節翔け抜けて    灼けつくくらいの情熱で    君のこと愛したいよ



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