我が家の庭園の奥には洞窟への入口が口を開け..


Entrance洞窟への入口

 少し説明をするとこの洞窟は本当の洞窟ではなくて、人工の洞窟である。欧州の庭園によくあるグロッタと思っていただければ幸いである。グロッタの中には貝殻を塗り込んだ漆喰の壁があったり、噴水があったりするわけだが、涼しげな雰囲気を醸し出すことが重要なファクターである。実際に涼しければそれに越したことはないが、ルネサンス期には有効な冷房設備はなかったので、まず雰囲気からということになる。もちろん噴水は実際に涼しくする効果があったし、さらに現代では検証されているわけだがマイナスイオンを多量に作り出して精神を安定させストレスを除去する効果もあったわけだ。

 グロッタにおいては涼しげであることだけでなくある種の薄気味悪さといかんともしがたい悪趣味さを内包しながら、水と岩との溶け合う世界を創出しているわけだが、実を言えばこのページでは涼しげなものとは何の関係も無く、地下世界的なイメージもおそらくはないであろう。では一体何なのかと問うたとしても私はそれには何も答えずただ薄笑いを浮かべているだけなのである。

 次に呪文を申し受けてその言葉に応じた力を発効させようというわけだが、普通の言葉を入れれば普通のモノが得られ、普通で無い言葉を入れれば普通で無いモノが得られるのは、魔術の世界のセオリーなので、皆様はこれを好むと好まざるとに関わらず従っていただかねばならない。

 さて最後に一言申し上げると、通常こうした冗長な文章というものは何かのミステリアスなキーワードを秘めていてそれを解くことで、大きな手がかりが得られることとなっている(ことが多い)ということを老婆心ながら付け加えさせていただくことにする。

呪文:
何も分からないという人はまず help と打ち込んでみて欲しい
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