前述に従い XE Linuxコンソール版は他のDOS系の版と次のような点で
     相違があります。

  - ファイル名。
    . 内部的に使用するファイル名の "!" を "_" に変更。
    . "*"、"?" を含むファイル名、Dir名は処理できません。
    . DOSコマンドでファイル名が "*" のとき確認を取る。
      ("xprint *" の "*"は現表示ファイルの意味であり混同を配慮)
  - ファイル操作。
    . cd コマンドはオペランド無しの時 ホームDirに設定します。
    . Textモードの時も最後の0x1a(Ctrl+z)を表示する。
      0x1a(Ctrl+z)は 省略値では入力禁止文字としない。
      したがって、INIファイルはDOS系とは共用できない。
      ( 省略値を出力するには "xe -i" で立ち上げ "ini" コマンドを入力)。
    . WorkDir及びDirリストの Undo用の保存ディレクトリーはユーザーID毎に
        作成する。(環境変数 XE は不要)。
    . chmod コマンド追加。
        mkdir コマンドにモードパラメータ(パーミッション指定)追加。
        attr DOSコマンド/行コマンドの属性値もパーミッション値を指定する。
        s ビット(Setuid/Setgid), t ビット(Stickey)も設定可能。
        oooo 或いは oooxx の形式。
        oooo の時 最初の o が setuid(4),setgid(2),sticky(1).
        残りが通常の 8進数のパーミッション。
        oooxx の時 ooo は 8進数のパーミッション、xx にはsSgtを指定。
        ここで、u:setuid, S:setuid+setgid, g:setgid, t:stickey.
        attr コマンドオペランド無しの時ヘルプ表示。
        尚、DOS領域をmountしている場合、DOS領域のファイルの属性変更、
    ファイル名の大文字小文字変更はできません。
    . フロッピードライブのファイルはa:,b:で判断しmtoolsコマンドを
      使用して処理しますがその標準出力、標準エラーをチェックしているので
      mtools のバージョンによってはうまく行かない可能性も有ります。
      ファイル名がa:,b:で始まる場合は "OPT FD OFF" コマンドでFDオプション
   をOFF にしてください。

  - キーボード。
#ifdef XXE
    . Alt キーは左右どちらも使用できます。
#else
    . Alt キーは原則 左 Alt を使用してください。
      文字キーには右 Alt キーとの組み合わせは設定していません。
    . キーヒットで発生する文字列と xe での解釈は xekbchk ツールで
   チェックしてください。
#endif
  - 画面。
#ifdef XXE
#else
    . 8 色 か モノクロモードをサポートします。(色数は0.0の画面に表示)
      前景のみ高輝度(+7色)にできます。
    . 文字入力のInsモード/Repモードのカーソル形状のはブリンク(--b)か
      反転(--r)かをパラメータ指定します(省略値は反転)。
#endif
    . Dirリスト画面にUserid/Groupid或いはUser名/Group名をできます。
      (リモートファイルではIDか名前かは固定で、変えられません)
      ファイルサイズ表示との切り替えは F6/S+F6 を使用する。
      ファイルサイズ表示 ー−−>S+F6ー−−>Userid/Groupid表示
                                                    ^
                                                    |
                                                  S+F6
                                                    |
                                                    v
      ファイルサイズ表示 <−−ー F6 ー−−ーUserid/Groupid表示