DTEasel マニュアル
はじめに
DTEasel(デスクトップイーゼル)は、ディスプレイを2台横に並べて使っている環境で、
指定したウィンドウをディスプレイの境界の真上に持ってくるアプリケーションです。
Acrobat Readerなどのビューアで「見開き表示」(2ページを横に並べて表示する)を使っているときに、
ディスプレイの境界が左右のページにかからないようにする、といった場面で大活躍です!(それ以外の使い道があったら教えてください・・・)
使い方
DTEasel.exeを起動すると、ディスプレイの境界に、DTEaselのウィンドウ(半透明の上向きのやじりのような形の)が現れます。
ディスプレイが1台しかない、あるいは、2台あるが縦に並んでいる、といった状況では、起動しません。
右クリックメニューから「終了」を選ぶと終了します。
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(使い方その1)
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やじりウィンドウからマウスの(左ボタンで)ドラッグを始めて(このとき、マウスカーソルが照準のような形になります)、「ディスプレイの境界の真上に移動させたい」ウィンドウの上でボタンを放すと、そのウィンドウが移動します。
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(使い方その2)
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あらかじめ、境界の真上に移動させたいウィンドウを、おおよそ境界をまたいでいる状態まで移動させておきます。
そのあと、やじりウィンドウ上でダブルクリックすると、それらのウィンドウが移動します。
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(使い方その3)
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やじりウィンドウの右クリックメニューで、「アクティブモード切り替え」を選ぶと、アクティブモードになります
(このとき、やじりウィンドウはゆっくりと明滅します)。
このモードになっている間は、境界をまたいでいるウィンドウを自動的に境界の真上に来るように移動させるようになります。
このモードから抜けるには、もう一度右クリックメニューから「アクティブモード切り替え」を選んでください。
動作環境
Windows XP Professional
(たぶんXP Home、ひょっとすると2000でも動作するかも)
トラブルシューティング & 小技
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・ディスプレイを2台横に並べているのに、DTEasel.exeが起動しない
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ディスプレイドライバによっては、複数のディスプレイをあたかも1つのディスプレイであるかのようにWindowsに認識させることがあり、
DTEaselがディスプレイの境界を検出できなくなります。
そのような場合には、2つのディスプレイが同じ大きさであると仮定して画面の左右中央を境界だと見なすことで、なんとか動作させることができます。
DTEasel.exeのコマンドラインオプション"-s"により、このような動作をさせることができます。具体的には、DTEasel.exeへのショートカットを作成し、右クリックしてプロパティを開き、
「リンク先」の「〜\DTEasel.exe」の直後に、「 -s」をつけてください(参考)。
このショートカットを使ってDTEasel.exeを起動すると、ディスプレイの境界であるはずの位置にウィンドウが表示されます。
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・最初からアクティブモードで起動したい
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コマンドラインオプション"-a"を使ってください。具体的な方法は、すぐ上のコマンドラインオプション"-s"を参考にしてください。
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・やじりウィンドウが背景の画像に紛れて見えにくい
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背景の画像によっては、やじりウィンドウと同系色の色を使っているために見えにくい場合もあると思います。
コマンドラインオプション"-c"で、やじりウィンドウの色を変えることができます。-cの後にコンマで区切ってr, g, bの割合(0.0 〜 1.0)を指定します。たとえば、「-c 0,1.0,0」で緑色のウィンドウになります。
具体的な方法は、コマンドラインオプション"-s"を参考にしてください。
既知の不具合
・ディスプレイが3台以上ある場合には未対応。
・解像度の変更に追随しない。
・アイコンがいいかげん。
著作・免責・連絡
神谷 年洋
kamiya@mbj.nifty.com
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更新履歴
2006/05/15 1.0.0
初リリース。