インストール方法
目次
TeX インストール方法
【パッケージの展開】
[共通設定]
TeX based on kpathsea 3.2 をインストールするディレクトリを
作成してください。このドキュメントでは c:\tex にインストールする
場合を示します。
まず、カレントディレクトリを c:\ にして、tex というディレクトリを
作成してください。その後、同じディレクトリ texkp32b.zip を
展開してください。
% cd c:\tex
% unzip -s texkp32b.ziptexkp32b.zip を展開すると以下のようなディレクトリが出来ます。
- bin: バイナリファイル
- doc: ソースに付属のドキュメント
- info: オリジナルに付属のマニュアル
- man: オリジナルに付属のマニュアル
- share: タイプセットに必要なファイルを入れるディレクトリ
次に、カレントディレクトリを share 以下にして texmflib-7.3.tar.gz を 展開してください。展開方法は tar for
WIN32 などを用いた場合、% cd share
% tar32 xf texmflib-7.3.tar.gzのようになります。その後、LaTeX の base file を base-9806.tar.gz
を 用いて新しいものに入れ替えます。初めに、カレントディレクトリを share/texmf/tex/latex にします。そしてその下にある
base ディレクトリを 削除します。% cd texmf/tex/latex
% rm -rf baseその後、base-9806.tar.gz を展開します。% tar32 xf base-9806.tar.gzこの作業により必要なスタイルファイル等が
share 以下に展開されます。
[オリジナル TeX を使用する場合]
上で作成したディレクトリ (c:\tex) の下で tex3b.zip を展開してください。
[JTeX 1.8 を使用する場合]
オリジナル TeX のファイルを展開した後、同じディレクトリ (c:\tex) で
jtex18b.zip を展開してください。その後、Windows95 などのロングファイル
ネームをサポートしている OS では jtex18lw.zip を、それ以外の場合には
jtex18ld.zip を c:\tex\share ディレクトリ以下で展開してください。
[MuLTeX 0.7 を使用する場合]
JTeX のファイルを展開した後、同じディレクトリ (c:\tex) で mtex07b.zip を
展開してください。その後、Windows95 などのロングファイルネームをサポート
している OS では mtex07lw.zip を、それ以外の場合には mtex07ld.zip を
c:\tex\share ディレクトリ以下で展開してください。
[pTeX 2.1.8 を使用する場合]
オリジナル TeX のファイルを展開した後、同じディレクトリ (c:\tex) で
ptx218b.zip を展開してください。その後、plib-1.4-sj.tar.gz および
pl980901.zip を c:\tex\share ディレクトリ以下で展開してください。
pTeX をインストールの際、tftopl.exe, pltotf.exe が上書きされますが、
これはオリジナルの tftopl, pltotf から pTeX に含まれている漢字パッチ
のあたったものに置き換えられます。
また、JTeX と pTeX 両方のパッケージに jbibtex が入っていますが、
標準では JTeX の jbibtex を使用する設定になっています。
pTeX, JTeX を両方インストールする場合には pTeX に入っている
jbibtex で上書きしないようにしてください。pTeX のみをインストール
する場合、もしくは JTeX, pTeX 両方インストールするが pTeX の
jbitex を使用する場合には share\texmf\web2c\texmf.cnf に
BIBINPUTS.jbibtex = .;$TEXMF/{jbibtex;bibtex}/bib//
BSTINPUTS.jbibtex = .;$TEXMF/{jbibtex;bibtex}/bst//を追加してください。
【環境変数の設定】
- このパッケージに含まれるバイナリファイルにパスを通してください。set path=%path%;c:\tex\bin
- 環境変数 TEXENV に設定ファイル tex.env があるディレクトリ名を
設定します。
ディレクトリの区切り文字は '/' (スラッシュ) でも '\' (バックスラッシ
ュ又は円記号) でも構いませんが '/' を使うことをおすすめします。
set TEXENV=c:/tex/tex.env
- 古いバージョンの TeX が既にインストールされている場合には、これまで
設定してていた TeX 関連の環境変数を全て取り除いてください。従来、
環境変数で指定していたこれらの設定は texmf.cnf というファイルの中で
設定を行ないます。
【ファイルの編集】
tex ディレクトリ以下にある tex.env ファイル中の環境変数を各自の環境に
あわせて書き換えます。たいていの場合には書き換えなくても大丈夫なはずです。
tex.env の詳しい設定方法については docs\ptex214\misc.sj 等を参考に
してください。
【フォーマットファイルの作成】
必要なフォーマットファイルを作成するためにはカレントディレクトリを
tex ディレクトリ以下の share\texmf\web2c として
- オリジナル TeX の場合には dumptex.bat
- JTeX の場合には dumpjtex.bat
- MuLTeX の場合には dumpmtex.bat
- pTeX の場合には dumpptex.bat
を実行します。実行するとtex 関連: tex.fmt, tex.log
latex 関連: latex.fmt, latex.log
mf 関連: mg.base, mf.log
mpost 関連: mpost.mem, mpost.log
jtex 関連: jtex.fmt, jtex.log
jlatex 関連: jlatex.fmt, jlatex.log
mtex 関連: mtex.fmt, mtex.log
mlatex 関連: mlatex.fmt, mlatex.log
ptex 関連: ptex.fmt, ptex.log
platex 関連: platex.fmt, platex.logなどが作成されます。
以上で、インストールは終了です。タイプセットは
% tex filename.tex
% jtex filename.tex
% latex filename.tex
% platex filename.texなどとやれば行なうことが出来ます。
TeX tools インストール方法
[共通設定]
以下のツールをインストールする前に,TeX based on kpathsea 3.2 for
DOS/Windows をインストールしておいてください.
[dvipsk-5.78a]
- dvipsk を動作させるためには VF フォントファイルが必要になります.
VF フォントファイルは ASCII pTeX for MS-DOS/Windows version 2.1.4
release 1 とともに配布されている vftool12.zip を用いて作成するか,
pTeX for MS-DOS/Windows 2.1.4 や pTeX-2.1.8 for Win32 とともに
配布されている vf-a2bk.zip, vf-a2bk.tar.gz などを使用してください.
詳細に関しては doc/dvipsk の下にソースファイルに含まれている
ドキュメントを入れておきましたのでそちらを参考にしてください.
- TeX をインストールしたディレクトリをカレントディレクトリにする.% cd c:/tex
- dpk578.zip を展開する.% unzip -x dpk578.zip一部,同名のファイルが存在していますが,このパッケージに含まれる
ファイルで上書きしてください.
[dvipsk-5.78a (with VFlib and FreeType)]
- dvipsk を動作させるためには VF フォントファイルが必要になります.
VF フォントファイルは ASCII pTeX for MS-DOS/Windows version 2.1.4
release 1 とともに配布されている vftool12.zip を用いて作成するか,
pTeX for MS-DOS/Windows 2.1.4 や pTeX-2.1.8 for Win32 とともに
配布されている vf-a2bk.zip, vf-a2bk.tar.gz などを使用してください.
詳細に関しては doc/dvipsk の下にソースファイルに含まれている
ドキュメントを入れておきましたのでそちらを参考にしてください.
- TeX をインストールしたディレクトリをカレントディレクトリにする.% cd c:/tex
- dpkv578.zip を展開する.% unzip -x dpkv578.zip一部,同名のファイルが存在していますが,このパッケージに含まれる
ファイルで上書きしてください.
- 環境変数 VFONTCAP を設定する.% set VFONTCAP=c:/tex/lib/vfontcap
- vfontcap のファイルの中を各自のディレクトリ構成に応じて書き換える.71 行目.. :ff=c\:/windows/fonts/msmincho:
74 行目.. :ff=c\:/windows/fonts/msgothic:などを,各自のパスに合わせて書き換えてください. 詳しい書き方などは
doc/VFlib 以下のドキュメントを参考にしてください.
[mendex2.4c]
- TeX をインストールしたディレクトリをカレントディレクトリにする.% cd c:/tex
- mdx24cb.zip を展開する.% unzip -x mdx24cb.zip