いっつゆわわーるどの帰還

2005年頃に消えてしまったHPをこの度、復活させる事となりました。

理由は二つありまして。ひとつは昨年からネットゲームを始めたため、ネット上での友人知人が新しく出来た事。そしてもう一つは、昨年(2009年)の末に、HPを作って良かったと思える出来事があったからです。

話は1990年代に遡ります。当時、PARCO出版が「GOMES」というフリーペーパーを作っていました。そしてその中に白根ゆたんぽさんというイラストレーターが担当する、「ナマぬル」という読者参加型のコーナーがありました。このナマぬルとは一体どういうモノなのか。一言で言うと落書きアートです。例えば、国語の教科書に掲載されている正岡子規の上から落書きしてルチ将軍に仕立て上げる。キティちゃんの人相を悪くなるように落書きして、ギルティちゃんにする(人の命の重さ?りんご3個ぶん)。或いは、ひこにゃんに血の付いた日本刀を持たせて「ひとごろしにゃん」にする。そういう、既存の写真やパッケージに手を加えて、別作品にするというのがナマぬルなのです。私は2回投稿して、2回とも採用されました。

さて。その白根ゆたんぽさんの個展が、09年11月に代官山のギャラリースピークフォーで開催されている事を知り、最終日11月25日に私は足を運びました。 展示されている作品はバカバカしさや、シュールさやらが上手くミックスされていて、どれも素晴らしかったです。彼の描く女性はみんなチャーミングで、男性はみんなカッコイイ(もしくはカッコワルイ)です。また、ゆたんぽさんご本人が居たので、少しだけお話させていただきました。

私「ナマぬルに私も載せていただきました」
ゆ「どんな作品ですか?」
私「えっと。JRの稲毛駅で・・・
ゆ「ああ、鼻毛の人ですね」
なんと!覚えて下さっていました!\(◎o◎)/
さらになんと、なんと、なんと!!!
ゆ「以前、あの画像、ネットにもありましたよね」
それはここですよ、このHP!\(◎o◎)/\(◎o◎)/

HPが閉鎖になって幾年月。

その間に社会は、大きく変わりました。

人々の記憶からモーニング娘。が消えました。ボブ・サップも消えました。

そして私のHPも、70億人居る人類の、誰の記憶からも忘れ去られていたと思っていたのに。

この場所、このギャラリーで、それを覚えていた方が居たのです。

プロのイラストレーターが、素人の私のHPなぞに、足を運んでいて、且つ、それを覚えていてくれたんです。

これで感激しないわけがない。

私は、HPを復活させる事を決心しました。

 

 

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