不謹慎なことを書くけどね。
最近よくニュースになるけれど、保険殺人はかなりおいしいビジネスだとつくづく思う。埼玉の事件にしろ、九州の息子殺しにしろ、先日の看護婦にしろ、バレたのは2回目、3回目(またはそれ以降)のときですからね。つまりは初犯の成功率はかなり高いということでしょう。というか、知ってる限り成功率100%。よーし、僕は誰にしよう?
ここで古典的なクイズ。「火事が全く起こらなかったら、火災保険会社はもうかるか」------答えは「もうからない」。誰も火災保険に入らなくなるから。
人の99.99%以上はいずれ死ぬから、このクイズを生命保険に置き換えることは出来ないけれど、保険金殺人ではどうなんでしょうね。保険金殺人が全く起こらなかったら、生命保険会社はもうかるか否か。僕は人を殺して稼ごうなんてまったく思ったことないから、これはあくまで憶測なんだけれど。保険金殺人を目論んで高額な生命保険を掛けたけれど、結局殺せずに終わる人も多いと思うんだよね。最期の一線を越えられなくて。こういう人が生命保険を支えているではないでしょうか。案外。となると保険金殺人と保険会社は共存共栄の関係だったりしてね。
ちなみに僕は生命保険には入っていません。独身でそれなりに健康な僕が生命保険に入る理由なんて何もないでしょう。保険のおねーさんには「早くはいれば入るほど月々の保険料がお安くなります」と言われるけれど、20代の1万円て、30代の2万円より価値があると思うしね。「葬式代を出せるように」とか「親に財産を。。。」とかも言われます。でも葬式代くらいの貯蓄はあるよ、こっちは。第一「親より先に死ぬ」という最上級の親不孝から比べれば、財産を残す残さないというのは小さなことでしょう。ちなみに65歳時の生存率は男性84.1%、女性92.2%。(98年・簡易生命表)だそうれす。また、専門家の話を聞いても予定利率が2%の今の生命保険は貯蓄としてのメリットはかなり低いそうです。