「胸に抱いた一粒の真珠」

 

能登の漁村に生まれ、人に誇れる累計もなく、無学と貧しさの劣等感に歯を食いしばりながら、どうにか人並みのところに這い上がった父にとって、「小林信三」は、もう一度生まれ変わったらこういう男に生まれたいと夢みる、「胸に抱いた一粒の真珠」といったところがあった。 向田邦子「眠る杯」より。

ある人にとってそれは坂本龍馬でしょう。またある人にとっては本田宗一郎かもしれません。ジョブスと言う人もいるでしょうし、タイガーウッズと言う人だっているでしょう。僕にとってそれは、17歳の時に出会った、あの人です。こういう想いはいつまでも変わらないであろうし、変えたくないと思っています。ほんと、夢みたいな憧れなんですけれどね。(続く?)


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