大型書店に足を運び、普段読まないような雑誌を手に取ったりすると、思ってもみなかったようなすばらしいものに出会ったりすることがあるわけでして。。。

「食べに来てくれるお客様は、はじめからお金を払う気でご来店されるんですよね。どうしてもっと早く気が付かなかったのでしょう」 

鈴木光代(日経レストラン 2000年3月号のインタビューにて)

 

これは日経レストランの3月号の、接客のスペシャリストへの取材の中で見つけたコメントです。原文とはちょっと違いますが、その記事の中で鈴木光代さんは、だいたいこのような事をおっしゃていました。

彼女は以前、ご夫婦で訪問販売をしていたそうです。そうゆう仕事ですと何度足繁く相手の元を訪ねても、結局買ってもらえないことも多々あります。そのお客さんとの折衝は全くの無駄になるわけです。辛いですよね。また、これも何かの縁ですからと、仕事と何ら関係がないところで親切を働いたこともあったそうです。でもそんな時「これで買ってもらえるだろうか」という打算が何処かにあるわけです。

しかし、食堂は違います。お客ははじめからお金を店に払うつもりでやってくるのです。

「今までは気をよくして買ってもらうためにサービスに努めていました。これはある意味、下心です。でも今度は買ってくださるお客様に感謝するから、サービスに努めるんです。」

 

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