Webページおける文体の考察(その1)

 個人が運営しているWebページを見ていると、ページ製作者によって様々な文体がある事に気づく。

 それらの文体には、一般の書籍などでは見られない、Webページ特有の文体というのがあるようだ。

 ということで、このようなWebページ特有の文体について考察してみたい。

 いや、今回の内容は文体と言うよりも、表記法と言った方が良いかもしれない。

 まあ、その辺はあまり気にせずに、かる〜く読んで頂けたら幸いだ。

 なお、ここで上げる例文は全て、こういう文体を使う人が、いかにも書きそうな文章を想像して書いているだけで、決して例文の内容で笑いを取ろうとはしていないことを、ここに高らかに宣言しておく。

 なぜ、こんな言い訳をするかと言うと、どれもこれも、あまりにも寒い例文なので、もしこれらを私が全身全霊を込めて放ったジョークだと思われると、辛すぎるからだ。

 しかし「普段のお前の文章となんら変わらないヨ」と言われたら、しおしおのパーだが。

 さて、言い訳はこれぐらいにして本題に入ろう。

 まず、最初の文体は、サブカル系の雑誌などでもたまに目にすることがある、こんな例だ(ちなみに、私が初めて目にしたのはアスキーの256倍シリーズだったように記憶している)

 そんなことを言うなんて、その店員は馬鹿? 白痴? 低脳?

 僕はあまりに知能レベルの違いすぎる、その店員に(心の中で)アトミックボンバーくらわせました。

 と言っても、現実のシャイでナイスガイな僕は、その時、心とは裏腹に土下座していましたが(笑)

 中学生時代に使っていた旺文社の参考書のように、要点を太い文字や大きい文字で示してくれている。

 参考書なら要点がすぐにわかり便利だが、上記の例のようにエッセイや日記であまりにも頻出すると、ちょっと興ざめだし、下手すると昔懐かしいパターンの新聞紙を切り抜いて作った脅迫状に間違えられる可能性もある。

 この文体を多用する人は、最後の行にある(笑)と同様に、ここが笑いどころですよ。君たちのような愚民では、僕の高度なジョークがわからないだろうから、目立たせてあげますよ、という松本人志以外には許されないような傲慢な考えを心の奥底に持っているような気がする。

 なぜそんな事がわかるかというと、おれもたまに使っているからだ!

 次はこんな例をあげておく。

他人との相対的な比較の積み重ねでしか、自己のアイデンティティを確認できないなんて悲しい人だよね(苦笑)

だからといって、ぼくがどうかと言われれば、やっぱわかってないかもしれない(爆)

でも、それはいいの。なにしろ、俺様だから!(爆笑)

まあ、今日はこの変で勘弁してやるか(核爆)

てな、感じでまた明日(笑)

 この文体は、あまり自分の文章力に自信が無い人が、普通の文章表現だけでは自分が伝えたいニュアンスをうまく伝えられない、と感じた時に良く使われるようだ。

 なぜそんな事がわかるかというと、おれもたまに使っているからだ!(爆)

 しかし(笑)などの表記は、雑誌に掲載される座談会でのやり取りにも見られるように、効果的に使えば、うまく雰囲気を出せる場合もあるだろう。

 ただ、あまり(爆)とか(核爆)とか使いまくっていると、せっかくの良い内容でも、程度が低く思われがちなので注意したい(核爆)

 うーむ。ここまで2つの例を見てきたが、これはなかなかおもしろいテーマであることに、気が付いた。

 今回は表記方法に終始してしまったため、さらにサンプルを収集して、Webページにおける文体、表記方法に関して、一度、系統的な分析をしてみたい(いつになるかはわからないが)
 疑っている人がいるかもしれないが、決して、今、他に例を思いつかないわけでは無いことを、ここに断言したい(笑)

 

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