さて、へヴィーユーザーにはとても悲しいお知らせがあります。AMD社の最新プロセッサ「K7」
が発売延期になりました。本文はこちら(英文) → http://www.amd.com/news/corppr/9963.html
K7は、ベース200MHz(EV6)で動作するAMD社の最新プロセッサで、主にサーバ用のプロセッサとし
て同社は公表している。が、COMDEXなど公開されたマシンにはWindows 98での動作が確認されている
こともあり必ずしもサーバ専用プロセッサと言うことではないようである。
ではなぜサーバ用プロセッサとしているのであろうか?これは独断と偏見で勝手に想像していること
だがプロセッサの設定価格が高いと言うことをあらわしているのではないだろうか?
同プロセッサは非常に膨大な量のトランジスタで構成されていることから生産コストが従来製品の比
ではなくなったのではないだろうか?(実際のところは発売されないとわからないが・・・)
現時点で確認されている環境(AMD非公式)は、オペレーティングシステムにWindows98を使用し100MHz
動作のメモリ(PC100)128MBを搭載、AMD社の独自チップを搭載したマザーボードで動作が確認されて
いる。メモリに関しては従来メモリが流用できると見て良いだろう。
K7に関しては情報が少ないのでこの辺で終わりとし、またの機会にまわすとしよう。
本文のCPU動向だが、Intel・AMD・CyrixがハイエンドCPUの生産表明をしており今年は一波瀾
おきそうである。
Intel社は、PentiumUコアを採用した最新プロセッサPentiumVを現在発売中である。最高速度は
500MHzでハイエンドPC用である。サーバ用としてPentiumVXeon 550MHzが出荷された。
AMD社は、K6-2 CXTコアを採用したK6-3プロセッサ、K6-2プロセッサが現在発売中である。
Cyrix社は、MUプロセッサが発売中であるが一般ユーザには馴染が決して多くない。
各社は今年中、特に第2四半期ごろが熱戦であると思える。しかしCyrix社のスタートは遅れ気味
の第4四半期である。出荷されるプロセッサも500MHzオーバーではないため今年の'買い'からは
除外されるだろう。と言うことはAMDかIntelか?と言うことになる。
現在わかっている最新CPUの登場状況は以下のとおりである。
Intel | PentiumV 500MHz | 現在発売中 |
Intel | PentiumV 550MHz | 来月発売予定 |
Intel | PentiumVXeon 550MHz | 近日発売 |
|
AMD | K6-2 450MHz | 現在発売中 |
AMD | K6-2 475MHz | 今月発売予定 |
AMD | K6-3 400MHz | 現在発売中 |
AMD | K6-3 450MHz | 今月発売予定 |
AMD | K6-7 600MHz | 6〜7月発売? |
この表を見れば今買うのは愚かとしか言いようがないと思われる。特にAMD K6-2が475MHzとIntel
系CPUの速度に近づいてきているのは高い評価をできる。
少なくとも来月が一番の買い時となるであろう。今は我慢して待つのみと言うことになる。
|