TEAC CD532S


オーディオの読み込み速度変更方法(Sep 24, 1999)

読み込み速度32倍速のCD-ROMドライブ(SCSI2)ですが、私がもう1台所有しているPlextor製のCD-ROMドライブに比べて駆動音がとても静かです。値段も安いので個人的にはCD-ROMドライブの中で今一番おすすめだと思っています。
このドライブはファームウェアを新しいものにすることにより、読み込むCDの種類別にアクセス速度を変更できます。
例えば通常出荷時はデータ読み込み速度32倍速、オーディオトラックの読み込み速度4倍速となっていますが、それぞれ4倍、16倍、32倍に変更することができます。
データの設定はV3.0のファームウェアの圧縮ファイルに同梱されているユーティリティ、Teac5324で設定できますし、オーディオの設定は一度Teac5324を実行した後に作成されるc:\windows\Teac5324.iniのCD-DA Speed=の項目を書き換えてからTeac5324を実行することにより設定できます。
オーディオトラックの読み込みはCD-ROMドライブによってはノイズがのるものもあるようですが、このドライブは32倍速に設定しても全く問題が起こったことがありません。ただし32倍速に設定しても、実際の平均的な読み込み速度は20倍速程度のようです(32倍は外周での速度かな)。
ファームのアップデートや速度の変更はWin95/98からでしか行えませんが、速度の設定もドライブに記憶されるため、一度設定してしまえばWinNTでもその設定速度で動作します。
ところでこのCD-ROMを初めて導入した時、AHA2940Uに接続して起動したら、CD-ROMのアクセスランプがつきっぱなしになって起動しないことがありました。
その後、2940UからこのCD-ROMドライブのSCSI IDだけ転送速度を半分(10MB/s)に変更したら、問題なくなりました。もし不具合が出た場合は、転送速度を下げてみるのも良い手かもしれません。CD-ROM程度ならば転送速度下げても実質的な影響はありませんし。

関連リンク: ファームウェア


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