数年前より,わたしには,天体観測という趣味が増えた.その観測地としては,富士山新五合目の駐車場を愛用している.
ところが,毎年 7 月 1 日の山開きより,お盆過ぎぐらいまで,登山客によって富士山新五合目の駐車場は,登山客に占有され,我ら星見野郎は閉め出されてしまう.まぁ,それが目的で作られた駐車場であるから,しかたあるまい.
その代替地としては,その近傍では,御殿場のここ,太郎坊があげられる.お盆の頃にあっても,意外と登山客に占有されることなく,天体観測を楽しむことができる.
富士山周辺で,問題となるのは,霧である.2007 年富士スピードウェイにおける F1 グランプリにおいても,霧で悩まされた.実際には,霧と言うより,雲に等しい.下は,富士山新五合目より見下ろした雲海である.このようになった場合,雲海は下界の町灯りを遮断し,絶好の条件となる.
富士山の天気は,山の天気.そのため,深い霧が包んでいても,車の中で寝て,ねばっていると突然,満点の夜空が開けることがある.
そのため,富士山新五合目では,数時間仮眠をねばることができるが,太郎坊では,そういう気分になれない.
1966 年 3 月 5 日、14 時 15 分頃、英国海外航空(BOAC)の 911 便、ボーイング 707 が、富士山麓の太郎坊に墜落した。乗員乗客 124 名は全員死亡.その慰霊碑が太郎坊への途中にひっそりと立っている.
それと,上記の "ばけたん" が太郎坊では,ひっきりなしに光るのである.こんなものは,ギミックである.何の根拠もない,だが,鳴っているのではなく,鳴らされていると思うと,気味が悪い.