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Rainbow Bridge

虹の大橋

Rainbow Bridge

宮ヶ瀬ダム

昭和 44 年,相模川が一級河川に指定され,それを機に宮ヶ瀬ダムの基本構想が発表された.そして,30 年の時を経て平成 12 年に宮ヶ瀬ダム完成.治水が主な目的らしい.30 年か長いな.昨今ダムといえば,某県知事の田中康夫知事による "脱ダム宣言" を思い出す.宮ヶ瀬ダム建設には,約 4000 億円という国費が投じられている.

巨額な国費もそうだが,特にダムのように工期が長いものはこれから作りづらいだろう.それは,経済のグローバリゼーションによる.米国,欧州,中国など大国だけでなく,どんな小さな国の小さな動きが日本にどのような影響を与えるか分からない.これより,30 年後の経済情勢を言い当てると豪語する人物がもしいるとすれば,それは詐欺師だと断じて良い.

自殺の名所

これまでにも,心霊地帯,自殺の名所として,富士の樹海などを歩いてきた.富士の樹海では,大樹の下に身を預けることが多いらしい.心細い心理の中,最後の最後には人知を越えた温かさに頼りたいのだろうか ?

現場を見ても,何故ここが ? というのは見あたらなかった.噂では,地元でここで自殺した人はいないらしい.死ぬべき場所を求めて,様々なところを巡って,ここに命を落とす.遠いところから,わざわざここにやってきて命を落とすらしい.歴史的に元々なんらかの因縁があったかどうか調べてみても,今のところは判明しない.

青木ヶ原樹海 もまた,自殺の名所であるが,大きなブナの木など,死後あるいは生の終わりを任せるにふさわしい大樹を無意識に探すらしい.

下の写真は,橋の袂から撮影した写真.多くの自殺者が最後に見た風景か.撮影の前日は,3 月であったが,関東でも一部雪が降った....美しい.でも,やりきれない.

Last View

Fence

fence

行ってみれば分かるが,上の写真のように,フェンスが二重になっている.肩の高さほどのフェンスと,さらに高いフェンス.外側にある低い方のフェンスだけあれば,橋の上からの眺めが見られるのに.

噂によれば,外側のフェンスは自殺または事故による転落防止,そして内側のより高いフェンスは自殺に見せかけた死体遺棄防止用らしい.

行ってみれば,寂しい橋だ.自殺する人たちは夜するのであれば,上のような美しい風景は見えないはずだ.自殺者を呼ぶ,という噂もあるが,何故ここを終焉の地としたのか ? 何か温かさや,大きさなどを感じたのか ? 今回は冬の終わり,夕刻に訪れた.できれば,違う時間帯,違う季節に再び訪れ,上記の疑問を探求したい.

map

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夜の虹の大橋
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