三島大社のオフィシャルページによれば,祭神は大山祇神 (おおやまつみのかみ) と 事代主神 (ことしろぬしのかみ) である.前者の大山祇神は山や農業の神様,後者の事代主神は商業や漁業の神という.
起源については,古すぎてわからないということらしい.平安時代には,その名が記されている.頼朝公旗揚げの地として知られ,吾妻鏡などでは多く登場する.
三島大社の入り口のところに,"たたり石" なるものがある.
その看板にある通り,本来たたりは "絡 :四角形の台に柱を立て,これに綛糸 (かせいと) を掛けて,手繰りをするための道具" という意味だったらしい.すなわち,往来を整理するのですね.
それが,どかそうとすると良くないことが起こるため,いつの間にか "祟り" に変わってしまったようだ.
大正 3 年には掘り起こされ,今の位置にあるという.今では,交通安全に関する霊石であるとか.
三島大社には,他にも "牛石" などがあるという.いわゆる,怪奇ものは少ないが,歴史ある場所なので,是非一度は尋ねてみて欲しい.