【 半角カタカナについて の補足 】  後日、判明したことがあるので、補記する。  本文では、半角カタカナについて、次のように述べた。 (以下、引用)  【付記】 HTMLファイルと半角カタカナ  Eメールでなく、WWWのHTMLファイルの場合は、少し事情が異なる。半角カ タカナがあっても、Eメールのように、伝達の途中で勝手に文字化けが生じることは ないようだ。ダウンロードした人の環境がunixの場合には半角カタカナを読みとれな い、ということだけのようだ。(このあたり、記述に自信なし。ご教示を求む。)… …ま、いずれにせよ、HTMLファイルでも、半角カタカナを使わない方が無難のよ うだ。[ただ、私自身がWindows環境で確認した限りでは、半角カタカナの入ったH TMLファイルは、問題なく読みとれた。常に大丈夫かどうかは、保証の限りではな いが。] (以上、引用)  その後、判明したところでは、半角カタカナはやはり文字化けの原因になるので、 メールに限らず、HTMLでも使わない方がいい、とのことだ。  つまり、ユーザのマシン環境で半角カタカナの文字化けが生じるのではなく、イ ンターネットの伝送の途中過程で、サーバが 7bit 処理をするので、ここで文字化 けが起こるらしい。  この文字化けが起こらないこともあるが、それは、国内などで、8bit 処理のサー バだけを経由した場合だろう。現実には、海外の 7bit 処理のサーバを経由すること もあるので、そうした場合には、予期せぬ文字化けが生じることもある。  具体的には、次のような例があったそうだ。  家庭のWINマシンで作ったHTML文書を、サーバーに転送して見ると、ブラウザに出 てこない。ソースファイルを見ると、半角の「・」が の中に使われてい た。この半角「・」から後の文字がブラウザで読めないということが多々あった。  また、アメリカの日本人からメールをもらうときでも、(米国の)サーバーによっ ては、日本語コードを正しく送り届けない(必ず全文が文字化けする)という問題が あった。AOLでも当初そういうことがあったそうだ。  以上の実例は、下記の読者から、報告を受けた。  ここに、謝意とともに、芳名を表示させていただく。    氏名    山本 (氏)    URL   「ネットガーディアン」           http://www.nnj.co.jp/Guardian/  ──────────────────────  【 追記 】   山本氏から補足によると、機種依存文字に関し、次のような方法があるそうだ。  MAC 環境でも Windows の機種依存文字を見る方法がある。それには:  日本語のフォントに標準装備の「細明朝体」を使用すればよい。  これにより、ローマ数字や(株)など見ることができる。  ※ ただし、そのかわり、MACの機種依存文字は化けてしまう。当然だが。  ──────────────────────  【 追記 】  上に述べたことに、読者から、若干の疑義が寄せられた。  ・ HTTP は 8bit 経路が指定されているので、半角カタカナも許容されるはず。    (実際、8bit のシフトJISの漢字も、そのまま許容される。)  ・ 半角カタカナの文字化けは HTTP の経路ではなく、他の伝達途上で生じたの    ではないか?  そうかもしれない。ただ、半角カタカナは、他の理由(ローカル環境の理由) からしても、使わない方がいい、とは言える。                                  [ END ]