Google 日本語入力 カスタマイズファイル Homes


   インストール法・使い方





 < ソフトの目的 >

 Google 日本語入力にあらかじめ用意された設定では、完全なブラインドタッチができません。
 たとえば、変換・確定をすれば、[カーソル]キーを押さなければなりません。
 また、入力ミスを直後に見つければ、[BS]キーを押さなければなりません。
 また、入力ミスを途中で見つければ、[削除]キーを押さなければなりません。

 そのようなことをすると、そのたびに、右手がホームポジションから離れて しまうので、ブラインドタッチはできなくなります。

 では、完全なブラインドタッチをするには、どうすればいいか?
 それには、 キーを、そのようにカスタマイズします。
 このソフトを導入すれば、キーがカスタマイズされます。
 その結果、ホーム ポジションを守ったまま、日本語入力や、修正ができるようになります。
 しか も、疲労度は激減します。
 



 < インストールの方法 >

 あらかじめ Google 日本語入力をインストールしておきます。
   → Google 日本語入力

 インストールしたら、しばらく使ってみてください。使い方に慣れたころに、本ソフトをインストールします。
 本ソフトのインストールの手順は、以下の通り。


 【 下準備 】

 エディタなどを起動してから、Google 日本語入力を起動しておくことが必要。
  (もし起動していない場合には、ATOK などの最小化ボタンを押して、
   ATOK などをツールバーに入れる。そのあとで ATOK ボタンを押して、
   Google 日本語入力に切り替える。)

 Google 日本語入力の言語バーを、表示しておくことが必要。
  (もし言語バーが表示されていないときは、タスクバーに入っているはず
   だから、Google 日本語入力のアイコンを操作して、言語バーを復元する。
   次のいずれかで。
    ・ アイコンを左クリックしてから、「言語バーの表示」
    ・ アイコンを右クリックしてから、「言語バーの復元」
   こうすれば、言語バーがタスクバーの外に出る。 )


インストールの方法 (手順)

  次の手順で。

(0) 本ソフトを解凍したフォルダに、次のファイルがあることを確認する。

  ・ HowTo.htm  (本ファイル)
  ・ homes-ga1.txt
  ・ homes-ga2.txt
  ・ homes-gm1.txt
  ・ homes-gm2.txt
  ・ homes-roma.txt

 このうち、最後の五つが、設定用ファイルである。
 この五つのファイルは、あとで別の箇所に貼りつけるので、あらかじめ選択して、コピーしておいてほしい。
 また、このフォルダは開いておいて、タスクバーから呼び出せるようにしておいてほしい。

(1) 
 Google 日本語入力の「言語バー」を表示させる。

        

 工具の形のアイコン(ツール)をクリックする。
 現れた項目から「プロパティ」を選択する。
 
(2) 
 次の画面が表示される。


 下方の「キー設定の選択」を「カスタム」にしてから、「編集」ボタンをクリックする。

(3) 
 次の画面が表示される。


 「編集」ボタンの右端の ▼ をクリックして、メニューを表示させる。
 そのなかの「インポート」を選択する。

(4) 

 確認のためのダイアログが表示される。

       

 「OK」ボタンをクリックする。

(5) 
 次のような画面が表示される。 (ただし桃色の枠内はない。)


 ここからが肝心だ。注意。

 あらかじめ五つのファイルをコピーしておいたはずだから、この画面上で「貼り付け」を実行する。(画面を右クリックしてから、「貼り付け」を選ぶ。)
 もしその操作がうまく行かなければ、タスクバーから該当フォルダを呼び出して、改めて前の五つのファイルをコピーしてから、上記の画面に戻って、貼りつける。

 貼り付けが終わると、ピンクの枠内のファイルが表示される。

(6) 
 このあと、五つのファイルのうち、 Homes-roma.txt 以外の四つのうちから、一つを選ぶ。
 それぞれのファイルは、次のように異なる。

         \ 基本設定   変換機能  
 homes-ga1.txt  ATOK 「変換」キー
 homes-ga2.txt  ATOK 「スペース」キー  
 homes-gm1.txt MS-IME 「変換」キー
 homes-gm2.txt MS-IME 「スペース」キー

 ユーザーは、自分の環境に応じて、次のいずれかを選択する。
  ・ 基本設定 …… ATOK か、MS-IME か。
  ・ 変換機能 …… 「変換」キーで変換するか、「スペース」キーで変換するか。

 4通りから、一つが決まる。それに応じたファイルを選ぶ。
 例。基本設定が MS-IME で、「スペース」キーで変換するのなら、「 homes-gm2.txt 」を選ぶ。

(7) 
 すぐ上で決めたファイル(五つのうちの一つ)を、前の画面(下図)でダブルクリックする。


(8) 
 現れた画面で、「OK」ボタンをクリックする。

(9) 
 次に現れた画面で、「OK」ボタンをクリックする。
 これで終了。

 以上により、インストールおよび設定は完了しました。
 このあとは、後述の < インストール後の使い方 > をご覧下さい。
 
 さらに、ローマ字のカスタマイズ( L キーで「ら」行を入力)をするには、引き続き、次のせっていをしてください。




ローマ字のカスタマイズ (手順)

  次の手順で。


(1) 
 Google 日本語入力の「言語バー」を表示させる。

        

 工具の形のアイコン(ツール)をクリックする。
 現れた項目から「プロパティ」を選択する。
 
(2) 
 次の画面が表示される。


 下方の「ローマ字テーブル」の右方にある「編集」ボタンをクリックする。

(3) 
 次の画面が表示される。


 「編集」ボタンの右端の ▼ をクリックして、メニューを表示させる。

(4) 

 そのなかの「インポート」を選択する。

(5) 


 「OK」ボタンをクリックする。

(6) 

 次のような画面が表示される。 (ただし桃色の枠はない。)

 桃色の枠内の五つのファイルから、
   homes-roma.txt
 を選択する。
 そのあとは、「OK」ボタンを二度押して、終了する。

 これでおしまい。





 < インストール後の使い方 >
 
 [1] Homes1 と Homes2 の違い

 前の五つのファイルは、次のように分類されます。
  ・ Homes1 …… homes-ga1.txt ,homes-gm1.txt
  ・ Homes2 …… homes-ga2.txt ,homes-gm2.txt

 Homes1 は、「変換」キーで変換する場合。
 Homes2 は、「スペース」キーで変換する場合。

 [2] Homes1 と Homes2 の設定

  Homes1 と Homes2 は、それぞれ次のようにキー設定がなされています。

 <Homes1>
 
  無変換キー   :  後退・前候補
  スペースキー  :  空白入力・部分確定・ひらがな確定
  変換キー    :  変換(次候補)  
 
 <Homes2>
 
  無変換キー   :  後退・前候補
  スペースキー  :  空白入力・変換(次候補)
  変換キー    :  部分確定・ひらがな確定  
 
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

  ● 上記の設定について ●

 一つのキーに複数の機能が割り当てられています
 このように複数の機能がダブって割り当てられても、問題は生じません。なぜなら、そのときが「未入力状態」であるか、「文字入力状態」であるか、「変換状態」であるか、によって、自動的に、割当てが変更されるからです。
 (上記の割当てで何も問題は生じないことはすぐに確認できます。試してみてください。)

 ともあれ、こうして、完全なブラインドタッチができることになります。
 ( ※ なぜなら、先の6個のキー割当てがすべて、親指によって実行できるから。




 
 < アンインストールの方法 >
 アンインストールの必要はありません。
 元の状態に戻したいときは、単に、設定を、元の設定に変えるだけです。
 本ソフトをインストールしても、状態が変化するわけではなくて、新たな状態が追加されるだけです。つまり、選択肢が増えるだけです。だから、追加された設定を選ばずに、もともとある設定を選べば、元の状態に戻ります。
(小さなファイルは残りますが、それだけです。それをいちいち削除する必要はありません。気になれば、勝手に削除してください。)





 
 < 使用条件 >
 
 このソフトは完全なフリーソフトである。
 ・著作権は放棄しないが、それ以外については、自由に行なってよい。
  
 < サポートについて >

 サポートは一切行なわない。
 
 
 < 作者名と連絡先 >
 
 作者名    南堂 久史
 メール宛先  nando@js2.so-net.ne.jp
 

 ホームページ  http://hp.vector.co.jp/authors/VA011700/soft/superkit.htm
  ( 本ソフト )  http://hp.vector.co.jp/authors/VA011700/soft/homes.htm
              (ここから最新版を入手できます。)





 
 これで、一切の説明を終えます。
                             [ 以上 ]