Pilo雑記

1999/05/26

ついに、PiloDocが長いテスト公開を終え、正式版へ向けてのβ公開となりました。
HTMLファイルをインターネットからダウンロード出来ちゃうというのが、目玉です。
β公開後、何度かフィックスをかけつつ正式版では、シェアウェアになる予定です。
で、これ、僕の所属する会社「M-Logic(有)」で扱うシェアウェアとなります。

で、新顔のPiloData。これは、Palm上のJFileで扱うデータベースを作成するためのものなのです。
今まで、同種のソフトの英語版はありましたが、これはきちんと日本語が通ります。
これも、β公開で、正式版ではシェアウェアになります。

今まで、フリーウェアでずっとやってきたので、ドキドキですが、良いものにしていきますので、ご理解お願いします。



あー、やっと、少し肩の荷が下りました。
やっとここまで来れました。

1999/05/24

PalmVいい感じです。
見た目かっこいいし。持っていて楽しい。
が、しかし、そんなVちゃんにもどうしても我慢できないところがありまして、それはアドレスブックなんですね。
WorkPadを最近は常用していたんですが、これのアドレス帳はちゃんと日本語対応しているというか、住所の表示が郵便番号、都道府県、市、住所の順番で表示されるのですが、VのAddressではこの順番で表示されないんですよね。これが、もう気持ち悪くて。^^; 慣れの問題もあるんでしょうけど、かわいいだけに、気になりだすと妙に気になる。
あと、リスト表示で名前の読みまで表示されるんですが、これもいらないし。
で、うだうだ考えていて、思いつきました。「作っちゃえばいいじゃん!」。なにしろ、SDKにはソースが入っているし、この手の改造くらい簡単なはず。
で、ちょこちょこいじってとりあえず、AddressJなる置き換えアプリ(まさに!)が完成しました。
が、もとのソースってリソースが英語なんですよ。で、こいつを日本語にしようと思ったんですが、僕の持っているコードウォーリアーのR5ではリソースエディタ(コンストラクタ)で日本語がうまく入れられないんですよね。で、またまた考えて、ふと思いついたのは、AddressBookのローカライザーが使えるんじゃないかと言うことでした。このローカライザ、Readmeとか読んでみても改変しちゃ駄目よ、と書いてないし、個人利用のためだけなら、大丈夫かなー、と言うことで、ローカライザにちょいと手を加えて、AddressJ用のローカライザを作りました。
うーん、快適。ボタンにもAddressJを割り当ててしまいました。
必要は発明の母とはよくいったものです。
Vちゃんが、ますますかわいくなりました。

ちなみに、このAddressJは恐らく、非公開です。自分だけで使うためのものなので。



で、ま、そんなことをやりつつもPiloDocの最新版を作ったりもしました。
さて、今度のPiloDoc、いったい、どこがスゴイのか。と言うことなんですが……。
今度から、HTMLファイルを読めるようになりました。が、読めるだけじゃ面白くも何ともないので、PiloWeb相当のタグ除去と整形の機能も付けました。
で、やっていたらのってしまって、結局、「URLから開く」という機能も付けました。これ、なにかというと、つまりインターネットからHTMLファイルをダウンロードしてきて、整形しちゃう機能なんです。
PiloWebは基本的に巡回ソフトなので、毎朝必ず落とすサイトとかを巡回するんですね。が、時々、今だけPalmに持っていきたいサイトというのがあります。これは、PiloWebでは結構厄介なのです。
今度のPiloDocではこれが可能になります。ちょっとした、ドキュメントをインターネットから持ってきて、それをDoc化するという流れが簡単になります。
使ってみると、結構便利です。
もう少し使ってみて問題ないようなら、期間限定のβ公開か、もしくは、正式版として公開する予定です。
ただ、シェアウェアにしたいので、送金関係とかの準備にちょっと時間がかかりそうです。

1999/05/22

ここのところ、Palm関係の話題がたくさんです。
まず、一つ目。
PalmV購入しました! で、8M化しました!
いいですねー。すりすり。液晶綺麗! スピード速い!
しかもしかも、J-OSがバージョンアップして、スピードアップして、その上日本語変換の学習機能まで付いちゃった。
普段、神様とは呼びにくくて、山田さんとお呼びしているのですが、今回は、ほんとに神様と呼びたい!
ありがとう! 神様っ!
それにしても、かわいいですー。V。
しかし、Palmが増えすぎちゃって、どうやってクレイドルを配置するか悩み中。

で、2つ目。
PalmComputingのセミナーに参加しました。
セミナー的には、OverView的な話が多くて、ちょっと物足りない気もしたけれど、それよりなにより、たくさんの人と出会えたのが楽しかった。
とにかく、デベロッパーミーティングか、ここは? と思うような、有名PalmWare作家が勢ぞろいと言う感じ。ミーハーな僕は、とにかく舞い上がりっぱなし。しかも、デベロッパーだけでなく、有名サイトのWebマスターな方たちも勢ぞろい。
現在の日本のパーム界のスゴイ人たち。
色紙持っていってサインしてもらうんだったなー。^^;
このあたりの詳しい話は、パーム航空や、PalmFanで詳しく書かれています。
僕は、とにかく舞い上がっちゃってあまり内容を覚えてなかったりします。

3つ目。
m-plugのオフ。今回は、野外でのバーベキュー。
こじゃれたオフでした。
いつもながら、PiloWebを使ってくださっている方に、「使ってるよー」と言われるたびに恐縮します。
あと、開発者の方々との話が結構面白い。今回は、今関さん、遠藤さんも「すちゃらかプログラマー」だということが分かってびっくり。(失礼!^^;)そうかぁ、みんな人の子だったのね。(笑)
山門さんとは、PalmWareの現在と未来についてちょろっとお話しました。同じようなこと考えてらして、とても心強かったです。
で、驚きなのは、今日の参加者の中に大学の時の先輩がいたこと。学生時代にはほとんどお話しとことはなかったのですが、何度か見かけたことがあって、顔は覚えていたのですね。先日の東京ラ・パームのオフの時にそうではないかと、思ってはいたのだけれど、やはりそうでした。なんかびっくり。
それから、樹脂の魔術師(ってなに?^^;)大谷さんからはすてきなお土産ももらってしまいました。ありがたいことです。ううう。
なんか、ほとんど食べずにしゃべりまくっていた気がするなぁ。いつものことだけど。^^;
次回もお邪魔したいですー。



で、さて、近況報告。
JFileのデータをWindows上で編集できるソフトPiloDataが近々β公開できそうです。
日本人のための機能を満載で結構使いやすいのではないかと思います。
今回から、M-Logic(有)名義のシェアウェアになります。とりあえず、β公開中は、期間限定フリーで、その後シェアウェアになる予定です。でも、お値段は控えめですー。

で、その後は、隠しダマ、Pilo**がスタンバイ中。これは、結構衝撃的なのではないかと思われます。これは、もう少し先のリリースになるかと思います。

それから、Lost!をバグフィックスして、その後マニュアルを某氏に翻訳してもらい、海外デビューを目論んでいます。それから、秘密のLost!計画も地下で動き始めました。

えーと、それからそれから、今日いきなり決まったんですが(笑)、PiloDocに強力な新機能をつけます。結構要望が多かったんですが、いろいろと考えるところがあって、実装しないつもりだったのですが、今関、遠藤の両氏の一声で、実装することにしました。で、これも、ついにテスト版から正式版になる予定。で、これまた、シェアウェアになる予定。(まだ未定)
というわけで、もう、あの頃の僕じゃない! もう、突き進みますよー。

1999/05/16

今日は、横浜ラ・パームのオフに参加させていただきました。
相変わらず濃いお話が出来て、CHEEBOWご満悦と言う感じです。
ありがとうございました。また遊んでくださいね。



さて、先日の雑記について、たくさんの励ましのメールをいただきました。
涙が出るほど嬉しかったです。
今読み返すとかなり気弱な文章で、ご心配もおかけしたようですが、これらのメールのおかげで、今はすごく元気です。やる気も出てしまって、新しいPiloWareを一気に2本作っていたりします。



で、先日の件で少し補足です。
先日は詳しく書けなかったのですが、やはり、事実をきちんと書くべきだと思いました。

結局、あの件はどう言うものだったかというと……。

まず最初は、あの方からのメールでした。
メールの返事がないが、どう言うつもりですか。メール出したんだから、返事くらいくれてもいいじゃないですか?
という内容でした。が、このメール僕のほうには届いていなかったのです。何が原因なのかは、未だにわかりませんが、何らかの原因でメールが僕の手元には届かなかったのです。
で、返事が1ヶ月もこないので、どうなってるんだ? と言うメールだったのです。
確かに、僕はメールをいただいたら、おまけのURLを折り返しメールしますと書いているので、これはもっともだと思います。しかし、まず、届いているかどうか確認してから怒っていただいても良かったのではないかと思うのです。なのに、いきなり、怒りのメールが届いて、返事を出さない作者がいるから、メールウェアと言われてもメールを出さなくなるのだ、と書かれても、なにしろ、メール自体を僕は受け取った覚えがないのですから。
確かに、数日前にその方からのメールはいただいていましたが、それはその週末に返事を書くべく別のフォルダに保管してありました。なので、それについて怒られているのかと思いましたが、それにしては、まだ数日しかたっていません。どうも、その方が言うには1ヶ月前にメールを出して、その返事がこない、と言うことが頭にきた原因だったようなのです。しかし、探してもその方からのメールは1ヶ月前には届いていませんでした。
いきなり怒られても僕の方でも、どうしようもありません。とりあえず、謝りのメールを出しました。
で、その方からは、返事が来て、とりあえず、和解したように思えたのです。
メール自体にショックは受けましたが、その時点では、メールの行き違いと言うこともあり、僕はそのことに対してはそれで終わったと思っていたのです。
しかし、問題は、その後です。彼のWebページの日記にこのことが書かれていて、それには先日書いた内容のことが書かれていました。曰く、「フリーと言っているのに見返りが欲しいと言うのは、おかしい」と。これには愕然としました。行き違いは解決したと思っていたのです。なのに、日記には、そう書かれていて、その後の日記でもこれに対して、訂正があるわけでもありません。日記ですから、何を書こうと自由ですし、訂正する義務もありません。けれど、Webページは公の場です。そこで、「作者にメールを出しても返事はこない」と言うことを書かれては、これは、僕だけでなく、フリーソフト作者すべてに対しての意見にも読めます。それに、これを他の方が読んで、「じゃあ、おれもメール出すのやめとこ」と思われてしまっては、僕だけの問題ではすまなくなってしまいます。
そこで、訂正を求めるメールを書いたのですが、返事がありません。事故の可能性もあるので、もう一度出しても、これにも反応がなしです。
そして、日記に訂正が載ることもありませんでした。

この状態では、いけないと僕は思いました。
僕が雑記に書いたところで、たいした影響力はないですが、僕の意見と言うものもきちんと公開して、僕の気持ちを知ってもらうことも必要ではないかと考えたのです。
少しでも、フリーソフト作者の気持ちを知って欲しかったのです。

これが、あの雑記を書こうと思ったきっかけです。

さて、前回なぜきちんと経緯を書かなかったかと言うことにも触れておきたいと思います。
先に書いた通り、事実をありのままに書くとWebを検索することで、その方が誰であるか特定出来てしまうと言う可能性があったからです。雑記に書いたことは、彼個人に対して、断罪するつもりで書いたものではありません。(もちろん、全然なかったと言えば嘘になりますが)こう言う言葉を受け取れば、作者がどれだけ悲しい思いをするのかを知って欲しかったのです。作者も笑いもすれば泣きもする同じ人間なんだと言うことを知って欲しかったのです。
ですから、話のアウトラインだけを書き、詳しい経緯は書きませんでした。
しかし、あの文章にはたくさんの反応があり、やはり、きちんと書いておく必要があるのではないかと思いなおしました。そこで、この文章を書いているわけなのです。

ですから、これはお願いです。
たとえ、彼が特定できたとしても、その名前を公表したり、彼宛に断罪するメールを出すようなことはしないでください。
それだけは、絶対に避けて欲しいと、僕は思います。
それよりも、その分のエネルギーを気に入った作者さんへメールを書くとか、そういう方向に使ってください。
お願いします。



で、これ重要なんですが、こう書いてくると今度は「作者にメールしても、いちいち言葉で目くじら立てられちゃかなわね-よな。めんどくせーから、メールなんて出すのやめよ」と考えるかたも出てきてしまうかもしれないですが、これは誤解です。「気楽にメール出せって言うから出したのに、これじゃあ気楽になんて出せないじゃんよー」というのも誤解です。
メールは、基本的に嬉しいものなんです。
メールボックスにメールが届くのが嬉しくて一日に何度もメーラを立ち上げています。

ただ、その相手がたとえすごい人に映ったとしても、その人もただの人間です。プログラミングと言う特殊技能を持っているだけなんです。だから、怒られれば、落ち込むし、誉められれば喜ぶのです。普通の人間なのです。(あ、もちろんとんでもなくすごい天才と言うのもいますが^^;)
ですから、メールを出す前にちょっとだけ、「ま、今回は手加減しておいてやるか」と言うくらいのキモチできつい表現をひとつふたつ削除していただけるといいのかな、とも思います。
かといって、褒めちぎるだけでは、調子に乗りますから、そのあたりはアメとムチで。^^;

せっかく、Palmを間にはさんで仲良くなれるチャンスなんですから、もっと仲良くしましょうよ。
で、Palmの世界をもっと楽しくして、他のPDAユーザさんを羨ましがらせましょう。(笑)
PalmもPalmのコミュニティーも大好きなのです。
みんなで、楽しく暮らしましょう。ね。

1999/05/09

PiloWeb Ver2.00を公開しました。
PILOWEB.TXT、ヘルプには必ず目を通してください。特にヘルプの「Ver2.00のよもやま」は必ず読んでいただきたいと思います。



今回からPiloWebはメールウェアでなく、フリーウェアとして公開することにしました。
一番の理由は、非常に不愉快で悲しいメールを受け取ったためです。
ソフトを作って公開して、それに対して反応を聞きたい、けれどフリーウェアのままではなかなかメールを出しにくいのか反応が聞こえない。そこで、考えたのが、メールウェアでした。ただ、メールをいただくだけでは申し訳ないので、おまけもつけて、と言う方法を考えました。
しかし、「メールを欲しい」ということすら、反感を持つ方がいたのです。フリーと言っているのに見返りが欲しいと言うのは、おかしい、と言うのがその方の論理のようです。見返りが欲しいなら、自由に使ってくださいなどと書かなければいいのに、ということなんだそうです。
じゃあ、僕は何のためにソフトを公開しているのでしょう。自分で使うだけなら、エラーチェックも最低限でいいし、ドキュメントを書く必要もないし、適当なところで妥協しておいてもいいのです。しかし、もっとたくさんの人に使って欲しいから、それらもきちんとした上で公開しました。そして、便利になることによって、ますます使ってくださる方が増えればいいと思いました。しかし、ただ公開しているだけでは、そのソフトがどれだけ使われているのか分かりません。どれだけ、便利になったと感じてくださったのかが分かりません。だから、反応が欲しかったのです。それに、要望にも出来るだけ答えたかったですし。
なのに、その反応すら求めてはいけないと言われてしまうのなら、僕はいったい何を楽しみにしたらいいのでしょう。ソフト開発はボランティアではありません。僕だって、なんらかの見返りが欲しいのです。
メールウェアにして、たくさんのメールをいただきましたし、非常に楽しかったのですが、こう言う思いの方が一人でもいるのなら、僕も不愉快な思いはしたくないですし、メールウェアと言う形自体をやめようと思いました。
子供が駄々をこねているような論理だなと自分でも思うのですが、悲しい思いや不愉快な思いをするためにこのソフトを作っているわけではありません。ユーザの方々も、そして僕も、幸せに楽しくPiloWebを中心にお付き合いしていきたいと思っています。
なので、今回からフリーウェアにします。
しかし、メールをいただくのは本当に嬉しいことです。
これは、強制でも何でもないですが、もしこのソフトを気に入っていただけたらメールを下さると嬉しいなと思います。



なんだか、しんどいことが多いです。
もっと楽しくて、幸せなはずだったんだけどなぁ。

あ、でも、誤解しないでください。
悲しいメールは、それだけです。他のメールはみんなありがたく読ませてもらっていますし、お返事も書かせてもらっています。それらのメールは、僕を元気付けてくれます。その元気で、PiloWebはVer2.00に成長しました。
そして、これからも、成長していきます。一緒にPiloWebを育てていってください。

1999/05/07

5月6日から会社員になりました。フリー生活とはおさらばです。
会社名は「M-Logic有限会社」。友達と二人っきりの小さな会社です。
主にWindows関係のアプリを作成していくのですが、仕事の一部としてPalm関係のプログラミングもやっていこうと思っています。
日本で、Palmのプログラミングをやっている会社ってまだそんなに多くはないと思うので、がんばって成功させて、ビジネスとしてのPalmプログラミングもあり! って感じになったらいいなぁ、と思います。

あ、というわけで、お仕事募集中です。^^;



PiloシリーズはPiloDocとPiloMeをバージョンアップ。
PiloWebのVer2.00も開発大詰めで近々公開できそうです。今度のバージョンはそうとう機能アップしています。ご期待くださいませ-。



最近、ふとまともにC言語を勉強したことがないことに気づき、入門書を買ってきて読んだりしています。
Cは簡単な入門書読んだだけで、その小さな知識だけでいろいろ作ったり、仕事したりしてきちゃったので、基本が抜けてる気がしたのです。
でも、基本的なことを学ぶと、かなり不安が少なくなりますね。
時々、初心に帰ることも必要なんだなぁ、と思いました。



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