+PCM に関する後日談

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先日、といっても三ヶ月以上前の話になりますが、 +PCM の紹介記事(旧) ( 現在 )を書きました。その最初で、「…平松氏に+PCMに関する質問はしないように」云々の文章がありますが、どうもこれがややこしい方向に動いてきそうなので弁明やっときます。弁明、ってあまりいいイメージしないけど言い訳以外の何でもないからしょーがない。

要点からいきます。

そもそも、平松氏は私に対して 今後 +PCM にはノータッチでいくつもりだから +PCM に関する質問はしてくれるなという趣旨のメールを送って下さったのですが、私のページを通して一般全部に対して +PCM サポートをしないことを宣言しようとしたことはありません。

私への個人あてのメッセージを、あのような形で一般的なものとして表示したのは純粋に私の判断です。書いた当時にしてみれば「私にだけ +PCM の質問は不可という話ではないから」というんで書いちまったもんですが、やっぱり軽率だったんでしょう。

(1999/10/27追記28掲載30再修正) という自分でみてもわかりにくい記述がありますが、これは 27 日に記事本体を書いて、そのことを平松氏に通知したところ 28 日に +PCM の質問はしないように、の内容を含んだメールが帰ってきて、その日のうちに警告文を付加 ( これが '追記 28 掲載' ) 、そのあとこれはちょっとえげつなすぎる文章だろう、ということで現在の注意文になったのが 30 日、ということです。情けないことに、この 28 日の文章はうっかり消してしまいました。だれかバックアップ持ってない?無理か(T△T)

さらに正直に白状しますと、この件に関してフロントラインさんの反論を待つようなことはしておりません。これも書いた当時にしてみれば「平松氏がサポートしないという事実に関しては議論の余地がない」という判断だったんですが、やっぱり軽率のそしりは免れますまい。

結果論からいえばその事実自体は別に間違っちゃいないようなんですが、とにかく私の表現が話をよけいややこしくした点については平松氏とフロントラインさんの両者に謝罪したいと思います。

そんでだな。こういう文章を起こしたのは。

とある掲示板にちょっと気になる書き込みがあったのでその反応のつもりで書いているのです。その掲示板の趣旨から外れかかっているのでこっちで指摘させてもらいましょう、というわけ。

>PENです。あえて、僕が書きます。
>>・なぜ+PCMの販売がストップしているのか
>>・製造工程に何か問題があるのなら、なぜ設計者である私 A.Hirmatsu に何の連絡もない
>のか
>現在+PCMは販売したくても販売できない状態になっています。
>メインチップのバージョンが2.5から、5.2にバージョンアップしたために
>おそらく、今までのプログラムの互換性が損なわれたことによって、
>全く動かないと思われるからです。
>#ただし、これは知識のない僕が適当に調べたために正しいかどうか
>わかりません。
>これを回避するには、2つ方法があります。
>・どうにかして旧バージョンを入手する
>・プログラムをバージョンアップさせる
>さて、このチップを再入荷したのはExpoの前の10月です。
>チップに書きこんでも、全く動作しないのに気付いたのもこの時期です。
>あいまいな記憶ですが、+PCMが動作しなくて、みんながわたわたしていた
>時にA.Hiramatsuさんもいたかと思うのですが。その原因をNASUさんは
>A.Hiramatsuさんに聞いていたと僕は記憶しております。その後のやり取りは
>覚えていませんが。
>さて原因はつい最近まで僕がNASUさんに軽く言われるまで、
>調べませんでした。僕は上記の理由をNASUさんに伝えてあります。
>A.Hiramatsuさんは+PCMのサポートは終了しているのではないですか。
>僕はそっちの方に問題があると思います。
>鈴見咲さんのHPを見るまで、フロントラインにも特に伝えずに勝手に
>打ち切っているとは知りませんでした。
>こんなことをやられたら、フロントラインも困るのではないでしょうか。
>A.Hiramatsuさんに伝えず、僕になぜ+PCMが動かないのか聞いたのは
>そういう経緯があるからだと思います。 ( ←鈴見咲注:多分それは違うだろうしそうだとしても理由になるだろうか? )
>ともかく、サポートをしないと、別の場所で公表したA.Hiramatsuさんに
>話しは持ちかけられないのは当然だと思いますが。

最後の方。「別の場所で公表した」点、「サポートを終了した」という表現に関する落ち度の多くは私にあります。それが一番言いたかったこと。

ただし、他にちょっと疑問に思う点はある。
PEN 氏の言う通りなら、平松氏は「サポートを終了したと宣言することでいくつかの権利も失うことを契約として成立させている」ことになるがそのあたりの考え方に問題はないのか?
つまり、著作人格権を平松氏が所有している ( よね?そうにしか見えないけど ) 以上、他に何の契約もなければ、複製権において少なくとも販売状況を知る権利はあるはずで、それは平松氏が +PCM に関する質問を受け付けないかどうかとは基本的に無関係。自分の知的財産を委託してることに変化はないんだから。
逆に、質問を受けないことにした、にしても +PCM の今後をどうするかを話す場につく義務くらいは平松氏に残るわけだ。
それがよろしくない、というのならそれ相応の契約があらかじめもしくは後からでも定められていないといけないんじゃないか?

最終的にどうにも売る物に責任持てなくなったらそれなりに納得のいく説明付けて売るのをやめる他ないでしょ。売らなくなったことによる印象の悪さってもんはあるでしょうけど、何をやっているのかさっぱりわからない状態で悪いイメージが膨れていくよりはマシです。

ところで、 +PCM が現在販売できない状態にあるという事実を PEN 氏のこの書き込みで初めて知りましたが公報的にそれを知りうる手段は提供されていたのでしょうか?単に気づいていなかっただけなら申し訳ないですが。

教えない、情報を流さない、だんまりを決め込む、のらりくらりとまともな返事をしないのが最悪だとまでは言わないけれど、あまり誠実な手段でないのは確かですわな。

関係ない人はひっこんでなさい、という反論もありだろうけど、だったら私が読んでるのがわかってる掲示板に名前を出して書くな、とも言えちゃうしね。だからこうして書いた。

本件に関することは、元の掲示板よりは別のとこで行うのがいいかもしれません。私へのメールも受け付けますが、本件に関してはすべて「メール内容の公開許可」として取り扱うのでご了承ください。ということにしておくけど、非公開でとんでもない話が聞ける可能性も捨て難いけどなぁ。(2000/02/12)

と、ここまで書いて改めてその掲示板の主のページをみたらまた違うことが書いてあった。しかも 10 日づけ。単に私が見落としていたらしい。
で?
「一人一人のユーザーのわがままが、特定のサークル・人物だけに向けられていること」って何でしょね?なんか見当つかなくもないけど。 (2000/02/12 同日追加 )

上記のロストしてしまったバージョンを送ってくださった方がいました。感謝。
なお、日付の説明ですが、少し思い出しましたところ、「27日に警告文を書いたけれどその日にアップし損ねて28日掲載となった」ような気がしてたのですが、送ってくださったものを見るとそうでもないようです。あぅぅ。(2000/02/16)

+PCM も例のソフトも通販開始、で製作者と販売者のごたごたは一件落着…だといいな。(2000/02/23)


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