「天才!ラビアン大奮戦」とは?

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(タイトル画面の画像)1986年、ソフトプロ・東芝EMIのアクションゲームです。1984年に発売された「ラビアン」(以下テープ版と言います)のリニューアルとしてROMカートリッジの形で販売されました。

床と梯子で構成された10階建てのフィールド(縦に2画面強)に配置されている各ラウンド6個の荷物を一番下でうろうろして待っている貨物船に乗せるのが目的です。3匹の「オジャマ・モンスター」がいるため(?)、船に荷物を載せられずに海ボチャしても、とにかく6個の荷物を画面下まで運んでしまえばラウンドクリアとなります。全12面、ということになってますが全く構成の違う裏ステージが2セットあって実に36面が存在することになります。

ラビアンの移動は床を歩くことと梯子の上り下り、それからROM版では真上と左上、右上にジャンプができます。床の穴から落っこちてもミスにはなりませんが着地点で少しの間目を回してしまいます。

赤い床を下から頭突きすると ニンジン か 砂時計 が現れます。それらによって一時的にモンスターより優位に立つことができます。「うさぎによく似たところから付けられた名前はラビアン」・・・プレイヤーも得体の知れない生物です(笑)

荷物の移動は至って簡単で、体当たりすれば一階下に落ちます(!)。テープ版ではこれだけでしたが、さらに「オジャマ・モンスターを荷物でつぶすとさらにもう一階落ちる」「ジャンプした際に一つ上の階の荷物を落とすことができる」などの要素が加わりました。

そのかわり、二回続けて体当たりしないと落ちてくれない「ヘビー・キャリー」というのが6つの荷物の中に含まれているラウンドがあります。

(ゲーム画面の図)

「単純だけど奥が深い」

・・・というのは一時期使い古された言葉ですが、古き良き時代のこの聖句を地でいくようなゲームになっています。

熱い点稼ぎ

とにもかくにも前に進みたい場合は船を無視して全部海ボチャしてしまえばクリアはできます。しかし、連続して船に乗せていけば1つ目から100,200,300,500,1000,1000点が入り、さらに載せた数だけステージクリアの後にボーナス点が入ります。

また、荷物を落とす際にうまくオジャマ・モンスターをつぶせば、一匹で500点、同時に2匹以上だと2匹目が1500点,3匹なら3匹目が3000点が入ります。彼らは何度でも復活しますが、時間制限があるのでいちいちつぶしているわけにもいきません。

ニンジンを食べるとしばらくの間モンスターに体当たりしても逆にモンスターをやっつけることができます。その残骸がしばらく残っているので、そこへ荷物を落とすとやはり上記のポイントが入ります。荷物でつぶした後も1秒くらいは残っているので、縦に荷物がある場合はもう一度潰すことができます。・・・スコアを稼ごうとすればするほど鬼畜になれます(笑)

(裏面はじめにこれは驚く?!)

豊富な?エクステンド手段

まず、一定スコアごとにラビアンは一匹増えます。

次に、赤い床ではなくとも特定の位置を頭突きすることで星が出現することがあり、これを10個集めると一匹増えます。星などは、2匹以上モンスターを潰した場合にも現れることがあります。

さらに、条件がよくわかりませんが本来ゲームオーバーであるときに唐突に「ONE MORE CHANCE!!」と表示されもう一匹分あそべることがあります。通常は自分がミスしても、荷物が初期配置に戻らない代わりに残り時間も戻りませんが、このときだけは時間のみが初期値に戻ります。

ついでにスペシャルキャリーも特定の条件でエクステンドにつながります。

怖いゲームでしょ?(^^; ただし、コンティーニューがないんですが。

「だからこのゲームが好き」

こうして、ここでは紹介しきれなかった物も含めていろんな要素が絡み合い、一大アルバイト叙事詩を生み出しています。

熱く語り合える同士、募集中。
(ラウンドクリア。6つとも船に乗せたのでパーフェクト。綴りは気にするな。) (裏面にはこんなシーンも)

(ま、こんなとこですかね?) (そうです、これは愛なのです)


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