なんでもノートはVector(ソフトウェアのダウンロードサイト)のソフトウェア分類のカテゴリでは「メモ帳」になっていますが、なんでもノートにはいろいろな機能があり、Vectorのカテゴリの以下のいずれにも該当します。
1)メモ帳(パーソナル)
2)日記(パーソナル)
3)データベース(パーソナル)
4)プックマーク&お気に入り(インターネット&通信−Web用ユーティリティ)
5)ファイル管理(ユーティリティ)
6)プログラムランチャー(ユーティリティ)
なんでもノートの各機能はそのカテゴリ専用のソフトに比べると足りないものもありますが、家庭やオフィスで通常使用するには十分なものになっています。またいろいろな種類の情報を統一的に管理することができるので、オブジェクト指向(※1)の情報管理もできます。
このような機能を持つなんでもノートは
「いろいろな情報やデータを管理するのに大変便利なノートブック(多目的ノートブック)」
です。
(※1)オブジェクト指向の例 : ある顧客関連のいろいろな情報(ドキュメント、ホームページアドレス、製品URL、担当者情報(名刺の情報)等)を顧客単位のノートにまとめて管理することができます。
1.ドキュメントの管理
整理上手な人はテーマ毎にフォルダを作成し、そこにドキュメントファイルを格納していますが、マイドキュメントの中に何もかもごちゃ混ぜになっている人もいると思います。このような場合でもなんでもノートを使用するとフォルダを作成したりファイルを移動したりしなくても、テーマ毎に分類しすっきり整理できます。
フォルダを作成して管理している場合でも、なんでもノートはフォルダとは独立した分類ができるので簡単に再分類することができます。
また同じファイルを複数の分類の中に入れることもできます。ファイル情報にコメント(メモ)をつければよりわかり易い管理ができます。
| 書棚 | カテゴリ | ノート | メモ |
ケース1 | ドキュメント | 文書 | 町内会 ○○同好会 年賀状 | ファイル情報 |
Excel | 町内会 ○○同好会 年賀状 | ファイル情報 |
ケース2 | −− | ドキュメント | 町内会 ○○同好会 年賀状 | ファイル情報 |
ケース3 | ○○株式会社 | 案件1 | 提案書 見積り 仕様書 工程表 | ファイル情報 |
案件2 | 提案書 見積り | ファイル情報 |
案件3 | 提案書 見積り 仕様書 工程表 その他 | ファイル情報 |
ケース4 | −− | ○○株式会社 | 提案書 見積もり その他 | ファイル情報 |
ドキュメントの種類や量に応じて、自由に分類することがができます。
2.デジカメの写真の整理
デジカメは簡単に撮影できるので大変便利ですが、簡単に写せるため写し損ないや保存不要な写真も多くできてしまいます。
なんでもノートはサムネイル(縮小写真一覧)の表示ができるので写真を整理するときも大変便利です。
[写真の整理の手順例]
1)デジカメ写真をパソコンのディスク(フォルダA)にコピーします。
2)フォルダAの写真ファイルをなんでもノートに取り込み(ドラッグ・ドロップまたはファイル取り込み)、更新日時またはファイル名でソート(並べ替え)します。ソートは項目名をクリックするだけです。
3)サムネイルやスライドショー(メモツールの中)で写真を表示し、不要な写真は削除します。(なんでもノートのメモから削除されるだけで、元の写真ファイルがパソコンのディスクから削除されることはありません)
4)「ファイル一括」コピー(メモツールの中)で写真ファイルを別フォルダ(フォルダB)にコピーします。フォルダBは必要な写真だけになります。
5)写真をプリントするときはフォルダBの写真ファイルをメモリカードにコピーして写真屋さんに持って行けばOKです。
写真屋さんのデジカメプリント受付け機でプリントする写真を選択すると、受付け順番待ちの行列を作ってしまうことがあります。あらかじめプリントする写真のみメモリカードに入れて持っていくと受付け操作を短時間で済ますことができます。
6)CDに写真を保存するときはフォルダBの写真ファイルをCD−Rに焼けはOKです。
3.お気に入り
よく訪れるホームページはブラウザ(IE等)のお気に入りに入れている人が多いと思います。なんでもノートはお気に入りとしても使用できます。
1)なんでもノートにホームページのアドレス(URL)をメモしておくと1クリックでそのホームページにアクセスできます。ブラウザは自動的に起動するのでブラウザを起動する手間を省けます。
2)ホームページのURLをメモに記録するときはツールバーのボタンをクリックするだけでOKです。URLの取り込みはIEとMozillaに対応しています。お気に入りのホームページをなんでもノートの情報分類機能を活用して整理すると、利用し易いお気に入りを作ることができます。
3)なんでもノートからホームページにアクセスするようにするとブラウザのお気に入りウィンドウが不要になるので、ブラウザの画面全体にホームページの内容を表示できるようになります。
4.レポートの作成
インターネットは情報の宝庫です。レポートを作成するときGoogle等の検索エンジンを使用して目的の情報を探すことも多いと思います。
1)見つけた貴重な情報もそのアドレス(URL)を記録しておかないともう一度見たいとき、また最初から探さなければならなくなります。なんでもノートは開いているページのURLを簡単にメモに記録できるのでインターネットの情報の管理が容易になります。
2)インターネットの情報を自分のパソコン内に保存し(「名前を付けて保存」)、保存したファイルの情報をなんでもノートで管理することもできます。(インターネットの情報はいつの間にか無くなってしまうことがあります。)
3)作成過程のレポートや関連データもなんでもノートで管理すれば、レポートの作成に必要な情報を一元管理できます。
5.旅行
1)旅行を計画するとき目的地周辺の宿や観光情報をインターネットで調べて行き先や予算の検討を行うことがあると思います。なんでもノートはインターネットの情報のアドレス(URL)を簡単にメモに記録でき、そこにアクセスすることができるのでこのような情報収集に適しています。
2)旅行に出発する前に準備しなければならない事をメモしておけはToDoリストになります。
3)行程(日程)を検討するときは「カレンダのセット」機能が便利です。
4)宿や交通費、娯楽施設の料金をノートにメモすると合計を簡単に計算できるので予算の見積もりにも役立ちます。
5)旅行の写真の整理や旅行の思い出の記録(メモ)にも使えます。
6.パソコンの購入
パソコンを購入するときの検討は結構面倒なものです。なんでもノートを使用するとより簡単に機種の比較や予算の検討を行えます。
1)購入候補のパソコンのメーカーや機種のURL、パソコンショップのホームページを1つのノートに集めると機能や価格の比較が容易になります。
2)パソコンや周辺機器、ソフトウェアの値段をノートにメモすると合計を簡単に計算できるので予算の見積もりにも役立ちます。
7.操作マニュアル
機器(ビデオ、パソコン、携帯電話、デジカメ、etc.)は機能が多いため操作方法を完全に覚えることは難しいものです。よく使う機能は自然に覚えてしまいますが、あまり使用しない機能の操作方法はなかなか覚えることができません。このため、普段あまり使用していない機能を使おうとするとその都度、分厚いマニュアルと格闘することになります。なんでもノートはこのような操作方法の覚え書きにも適しています。
1)操作方法のポイントをメモしておくとマニュアルを見なくても何とか使えるものです。
2)「○○は操作マニュアルの△ページ」だけをメモしておいても目的の機能の説明が記載されているページを探す手間を減らすことができます。
8.プログラムランチャー
購入したパソコンに多くの付属ソフトウェアがついていることがありますが、実際に使用するソフトウェアはその中の一部という人も多いと思います。付属ソフトが多いパソコンではスタートメニューの「すべてのプログラム」を開くと画面いっぱいにメニューが表示され、目的のプログラムを探すのが大変というのが実情です。
1)なんでもノートはプログラムランチャーとしても使用できるので必要なプログラムだけを集めて自分が使いやすいスタートメニューを作ることができます。
2)デスクトップのアイコン、スタートメニュー、ショートカットをなんでもノートにドラッグ・ドロップするだけでオリジナルのスタートメニューができます。
Yahoo・インターネット・ガイド(2005年4月号)に掲載されたエル・ノート(なんでもノートの前バージョン)の紹介
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