DirectX でゲームを作ってみよう
プログラム開発者向けのページです。
ここに書いてある内容は自分で試行錯誤した結果です。
決してここに書かれているやり方が正解とは限りませんので、
他のサイトなどもいろいろと調べてプログラムしてください。

第 1 回 準備編

§こんなのが目標
ここでは昔ながらの 2D 描画でのゲームを作る方法を解説します。
今までに蓄積してきた 2D 描画のノウハウを、ここで他の人にも見えるように公開しようというのがこのページの目的です。

但し、内容は初心者向けです。全然プロフェッショナルな事は書けません。

ゲーム製作といってもひとつのゲームを完成させるまでの手順を載せるのではなく、おおまかな概要と描画周りの解説を中心にしようと思っています。
その辺さえ出来上がれば、あとはシューティングゲームを作るのも RPG を作るのも応用なんで、その辺は各自調べてくださいって事です。

§必要なものって?
では、まずゲーム製作に必要なものをリストアップします。
 1) Windows が動作する PC
 2) DirectX SDK
 3) コンパイラ (Microsoft VisualC++ を推奨)
 4) 開発時間と根気

ひとつめの Windows が動作する PC は説明するまでもないでしょう。PC がない事には作れません。

ふたつめは DirectX SDK。SDK とは Software Development Kit の略で、高速な描画や音楽を鳴らしたりするためのライブラリです。
DirectX にはバージョンがあって、現時点 (2003年1月) での最新は DirectX 9.0 です。DirectX SDK はマイクロソフトのサイトからダウンロード可能ですがサイズが大きい( 222MB )ので雑誌の付録などで入手するのもいいかもしれません。
なお、この講座では 3D 描画などの高度な技術は使いませんので、DirectX SDK のバージョンは古くても構いません (でも DirectX SDK7.0 以降を対象ね)。

みっつめのコンパイラですが、DirectX SDK と相性がいいのが Microsoft Visual C++ と聞いています。でも Boland C++Builder などでも開発は可能です。

よっつめ。この中で一番揃えにくいのが最後の開発時間と根気です。
仕事でゲームを開発する人は別として、趣味でゲームをこしらえようとする人にとってはゲーム開発をやろうにも仕事や学校に行かなくちゃならないからそんなに時間を確保できないし、あんまり長期に渡って開発しようとすると絶対に途中で疲れて結局未完って事になりかねません。
そこはなんとか工夫をして時間を確保して、根気も継続してください…としか言いようがない…。

とにかく言える事は、最初から大作を作ろうとしない事です。
RPG 製作なんて言語道断。お勧めはシューティングゲームか落ち物ゲーム。これなら比較的、短時間で作れるかもしれません。もちろんそれなりの知識と経験は必要になりますよ。