[[COOL LIB BORLAND C++]]
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COOL LIB CONCEPT
  • コンセプト
    本当にクラスライブラリが必須ならば、MFCや、OWL(今は無き?)等を導入する手も有るし、手元にBorland C++ Builderも有るので、これを利用する手も有る。しかしながら、本編でも書いた様に、無理にクラスを使わなくても、Windowsアプリは造れるのである。しかも、こういったクラスライブラリには、余分な機能が多すぎるし、DLLも一緒に配布…,インストーラが必要,サイズもでかくなるし,と考えると、本当にワープロでも設計しない限りは、使わない方が賢明なのだ。では、何故クラスライブラリ化をしたいのだろうか?元々、目的がはっきりしていなければ、無意味な開発をする事になるから、ここは、リキ入れて、はっきりさせておこう。

    • 設計の効率化
      クラスライブラリが存在する最初の目的は、多分ここに有るのだと思う。面倒な部分を隠蔽して、毎回同じように設定しなければならない部分はクラスの中で、勝手に行ってくれれば、ユーザは、その場その場で必要な情報だけをクラスに与えておけば良いのである。

    • GUI用ライブラリ
      別途開発しているCWCCとは別方向なのである。CWCCで覚えたテクも取り入れつつ,GUIのWindowsアプリ開発用のライブラリを構築したいのである。

    • 必要以上の機能は持たせない
      MFC等は、面倒くさいと思われがちな、インスタンス,ハンドルや,構造体の類を、ユーザになるべく見せない様に設計されているので、それらを必要とする機能については、クラス側が全ての機能を持たなければならなくなる。そのために、クラスライブラリは肥大化してしまうのである。必要な機能だけを、クラスの中に閉じこめる事で、コンパクトな、小回りの利くクラスライブラリにしたい。

    • 必要な情報は取り出せる形
      クラス自体に、多くを期待しない。何故、本編でWin32APIを学んでいるのかという事を考えてほしい。何でもかんでもクラスに閉じこめて、プログラムの流れが分からなくなるより、クラスの機能は最小限に留めて、例えばウインドウハンドルが必要な時は、簡単に取り出して使える様な仕組みを採れば、これまでの知識の蓄積は、全く無駄にならないのである。

2002/05/26
HomeSweetHome2
Ozzy's Software